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公開番号
2025089824
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204725
出願日
2023-12-04
発明の名称
管理システム、管理装置、および、管理方法
出願人
株式会社日立ビルシステム
代理人
青稜弁理士法人
主分類
E05B
49/00 20060101AFI20250609BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】
配達員の顔認証を行うことで集合玄関を解錠する場合において、より利便性の良い運用が可能な技術を提供すること。
【解決手段】
管理システムは、エッジ端末とサーバを備える。エッジ端末は、カメラから取得する画像データを用いて車両のナンバー情報を含む車両のナンバープレートの情報を取得するナンバープレート情報取得部と、車両のナンバー情報をサーバに送信する端末側送信部と、を備える。サーバは、エッジ端末から受信するナンバー情報と来訪者が入力するナンバーを比較し、ナンバーの一致を判定する判定部と、来訪者の顔の画像データを含み、顔認証による開錠に使用する顔認証開錠データを作成する顔認証開錠データ作成部と、顔認証開錠データをエッジ端末に送信するサーバ側送信部と、を備える。エッジ端末は、判定部が車両のナンバーが一致すると判定した場合、顔認証開錠データに基づいて開錠する。
【選択図】 図6
特許請求の範囲
【請求項1】
エッジ端末と、サーバと、を備える管理システムであって、
前記エッジ端末は、
施設に来訪した車両を撮影可能なカメラから取得する画像データに基づいて、前記車両のナンバー情報を含む車両のナンバープレートの情報を取得するナンバープレート情報取得部と、
取得した前記車両のナンバー情報を、前記サーバに送信する端末側送信部と、を備え、
前記サーバは、
前記エッジ端末から受信する前記来訪車両のナンバー情報と前記来訪者が入力する車両のナンバーとを比較することで、車両のナンバーが一致しているか否かを判定する判定部と、
前記来訪者の顔の画像データを含み、顔認証による開錠に使用するデータである顔認証開錠データを作成する顔認証開錠データ作成部と、
前記顔認証開錠データを前記エッジ端末に送信するサーバ側送信部と、を備え、
前記エッジ端末は、
前記判定部が前記車両のナンバーが一致すると判定した場合、前記顔認証開錠データに基づいて開錠する、
管理システム。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の管理システムであって、
前記来訪した車両を撮影可能なカメラから取得する画像データに基づいて、前記来訪者の来訪目的を判定する来訪目的判定部を備える、
ことを特徴とする管理システム。
【請求項3】
請求項2に記載の管理システムであって、
前記来訪目的判定部は、前記ナンバープレート情報取得部が取得した前記ナンバープレートの情報から前記来訪者の来訪目的を判定し、
前記顔認証開錠データ作成部は、前記判定された来訪目的があらかじめ設定された来訪目的である場合に、前記顔認証開錠データを作成する、
ことを特徴とする管理システム。
【請求項4】
請求項2に記載の管理システムであって、
前記来訪した車両を撮影可能なカメラの画像に基づいて、前記来訪した車両から降車した人物の特徴である降車人物特徴を取得する降車人物特徴取得部を備え、
前記来訪目的判定部は、前記降車人物特徴を用いて前記来訪者の来訪目的を判定し、
前記顔認証開錠データ作成部は、前記判定された来訪目的が予め設定された来訪目的である場合に、前記顔認証開錠データを作成する、
ことを特徴とする管理システム。
【請求項5】
請求項1に記載の管理システムであって、
前記エッジ端末は、
前記来訪する車両を撮影可能なカメラから取得する画像データに基づいて、前記来訪者の車両の退出を検知した場合に、前記サーバから取得した顔認証による前記集合住宅の集合玄関の開錠に使用する前記配達員のデータを使用不可能とする、
ことを特徴とする管理システム。
【請求項6】
請求項5に記載の管理システムであって、
前記エッジ端末が前記来訪者の車両が退出を検知した後、前記来訪者の車両の来訪を検知し、かつ、前記サーバが前記来訪者の顔画像を取得した場合、
前記エッジ端末は、前記来訪者について作成した前記顔認証開錠データを使用可能とする、
ことを特徴とする管理システム。
【請求項7】
請求項6に記載の管理システムであって、
前記サーバは、
前記エッジ端末が前記来訪者の車両が退出を検知した後、前記来訪者の車両を検知した場合に、前記エッジ端末から今回の降車人物特徴を取得し、今回の来訪者が今回入力する今回の車両のナンバーを取得し、
今回の車両のナンバーおよび今回の降車人物特徴と、前回の車両のナンバーおよび前回の降車人物特徴を比較し、車両のナンバーおよび顔の特徴量の一致を確認した場合、
前記訪問者について作成した顔認証による前記集合住宅の集合玄関の開錠に使用するデータを使用可能とする、
ことを特徴とする管理システム。
【請求項8】
請求項1に記載の管理システムであって、
前記来訪者に車両のナンバーを入力させる入力端末を備え、
前記入力端末は、
前記エッジ端末が取得した前記車両のナンバーと、前記エッジ端末が取得した前記車両のナンバー以外のナンバーを前記入力端末に出力し、
前記来訪者が入力する車両ナンバーは、前記入力端末に出力された2以上のナンバーから来訪者が選択したナンバーである、
ことを特徴とする管理システム。
【請求項9】
請求項2に記載の管理システムであって、前記来訪目的が配達であることを判定する、
管理システム。
【請求項10】
施設に来訪した車両の画像に基づいて来訪した車両のナンバー情報を含むナンバープレートの情報を取得する車両情報取得部と、
来訪者の顔画像データを取得する顔画像取得部と、
前記来訪者が入力した車両ナンバーを受付ける車両ナンバー受付部と、
前記車両情報取得部が取得した車両ナンバーと、前記車両ナンバー受付部が受付けた車両ナンバーとが一致しているか否かを判定する車両ナンバー判定部と、
前記顔画像データを含み、顔認証による開錠を行うデータである顔認証開錠データを作成する顔認証データ作成部と、
前記顔認証データに基づいて開錠する開錠部と、を備え、
前記開錠部は、
前記車両ナンバー判定部が前記取得した車両ナンバーと前記受付けた車両ナンバーとが一致している場合に、前記顔認証開錠データに基づいて開錠する、
管理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、管理システム、管理装置、および、管理方法に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)
【背景技術】
【0002】
マンションのような集合住宅で集合玄関にオートロック設備が備えられている場合、例えば、宅配業者が集合玄関を通過し、荷物の置き配をするために、集合玄関のオートロックを解錠する必要がある。ここで、特許文献1は、顔情報を用いて認証する技術を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-35944号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
集合住宅敷地内にて顔認証を行うための顔情報は、生体情報であって公開情報ではないと考えられる。そのため、顔情報を取得するには、例えば、宅配業者との業務提携が必要になる。しかしながら、全ての宅配業者から、配達員の顔情報が取得できるとは限らない。また、全ての宅配業者から、顔認証サービスが提供されるとは限らない。そこで、より利便性の向上を図った技術を提供することに課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の態様によれば、下記の管理システムが提供される。この管理システムは、エッジ端末と、サーバと、を備える管理システムである。前記エッジ端末は、施設に来訪した車両を撮影可能なカメラから取得する画像データに基づいて、前記車両のナンバー情報を含む車両のナンバープレートの情報を取得するナンバープレート情報取得部と、取得した前記車両のナンバー情報を、前記サーバに送信する端末側送信部と、を備える。前記サーバは、前記エッジ端末から受信する前記来訪車両のナンバー情報と前記来訪者が入力する車両のナンバーとを比較することで、車両のナンバーが一致しているか否かを判定する判定部と、前記来訪者の顔の画像データを含み、顔認証による開錠に使用するデータである顔認証開錠データを作成する顔認証開錠データ作成部と、前記顔認証開錠データを前記エッジ端末に送信するサーバ側送信部と、を備える。前記エッジ端末は、前記判定部が前記車両のナンバーが一致すると判定した場合、前記顔認証開錠データに基づいて開錠する。
【0006】
本発明の第2の態様によれば、下記の管理装置が提供される。この管理装置は、施設に来訪した車両の画像に基づいて来訪した車両のナンバー情報を含むナンバープレートの情報を取得する車両情報取得部と、来訪者の顔画像データを取得する顔画像取得部と、前記来訪者が入力した車両ナンバーを受付ける車両ナンバー受付部と、前記車両情報取得部が取得した車両ナンバーと、前記車両ナンバー受付部が受付けた車両ナンバーとが一致しているか否かを判定する車両ナンバー判定部と、前記顔画像データを含み、顔認証による開錠を行うデータである顔認証開錠データを作成する顔認証データ作成部と、前記顔認証データに基づいて開錠する開錠部と、を備える。前記開錠部は、前記車両ナンバー判定部が前記取得した車両ナンバーと前記受付けた車両ナンバーとが一致している場合に、前記顔認証開錠データに基づいて開錠する。
【0007】
本発明の第3の態様によれば、下記の管理方法が提供される。この管理方法は、エッジ端末と、サーバと、を用いた管理方法であって、前記エッジ端末は、施設に来訪した車両を撮影可能なカメラから取得する画像データに基づいて、前記車両のナンバー情報を含む車両のナンバープレートの情報を取得し、取得した前記車両のナンバーを、前記サーバに送信し、前記サーバは、前記来訪者が入力する車両のナンバー、および、前記来訪者の顔の画像データを取得し、前記エッジ端末から受信する前記車両のナンバープレートの情報と前記来訪者が入力する車両のナンバーから受信するデータを比較することで、車両のナンバーが一致しているか否かを判定し、前記来訪者の顔のデータを含み、顔認証による開錠に使用するデータを作成し、前記エッジ端末は、前記サーバが前記車両のナンバーが一致すると判定した場合、前記顔認証開錠データに基づいて開錠する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、配達員の顔認証を行うことで集合玄関を解錠する場合において、利便性の良い運用が可能な技術が提供される。なお、上記した以外の課題、構成および効果は、以下の発明を実施するための形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
システム全体の構成の一例を示す図である。
エッジ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。
端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
システムの処理の一例を示すタイミングチャートである。
システムの処理の一例を示すタイミングチャートである。
システムの機能構成の一例を示す図である。
エッジ端末の機能構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。実施形態は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略および簡略化がなされている。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。特に限定しない限り、各構成要素は単数でも複数でも構わない。
図面において示す各構成要素の位置、大きさ、形状、範囲などは、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、範囲などを表していない場合がある。このため、本発明は、必ずしも、図面に開示された位置、大きさ、形状、範囲などに限定されない。
各種情報の例として、「テーブル」、「リスト」、「キュー」等の表現にて説明することがあるが、各種情報はこれら以外のデータ構造で表現されてもよい。例えば、「XXテーブル」、「XXリスト」、「XXキュー」等の各種情報は、「XX情報」としてもよい。識別情報について説明する際に、「識別情報」、「識別子」、「名」、「ID」、「番号」等の表現を用いるが、これらについてはお互いに置換が可能である。
同一あるいは同様の機能を有する構成要素が複数ある場合には、同一の符号に異なる添字を付して説明する場合がある。また、これらの複数の構成要素を区別する必要がない場合には、添字を省略して説明する場合がある。
実施形態において、プログラムを実行して行う処理について説明する場合がある。ここで、計算機は、プロセッサ(例えばCPU、GPU)によりプログラムを実行し、記憶資源(例えばメモリ)やインターフェースデバイス(例えば通信ポート)等を用いながら、プログラムで定められた処理を行う。そのため、プログラムを実行して行う処理の主体を、プロセッサとしてもよい。同様に、プログラムを実行して行う処理の主体が、プロセッサを有するコントローラ、装置、システム、計算機、ノードであってもよい。プログラムを実行して行う処理の主体は、演算部であれば良く、特定の処理を行う専用回路を含んでいてもよい。ここで、専用回路とは、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)等である。
プログラムは、プログラムソースから計算機にインストールされてもよい。プログラムソースは、例えば、プログラム配布サーバまたは計算機が読み取り可能な記憶メディアであってもよい。プログラムソースがプログラム配布サーバの場合、プログラム配布サーバはプロセッサと配布対象のプログラムを記憶する記憶資源を含み、プログラム配布サーバのプロセッサが配布対象のプログラムを他の計算機に配布してもよい。また、実施形態において、2以上のプログラムが1つのプログラムとして実現されてもよいし、1つのプログラムが2以上のプログラムとして実現されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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