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公開番号2025079524
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-22
出願番号2023192251
出願日2023-11-10
発明の名称ホルダー及びホルダー付き車両用窓ガラス
出願人AGC株式会社
代理人個人
主分類E05F 11/38 20060101AFI20250515BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】車両用窓ガラスを強固に保持可能なホルダーを提供すること。
【解決手段】本発明の一態様に係るホルダー100は、車両用窓ガラスを保持するホルダーであって、底部11と、底部11の一方側から上部方向に伸びる第1側壁部12と、底部11の他方側から上部方向に伸びる第2側壁部13と、を備える本体部10と、第1側壁部12及び第2側壁部13の内側に設けられた樹脂材料からなる緩衝部20と、を備える。車両用窓ガラスが配置された際、本体部10の第1側壁部12及び第2側壁部13は、緩衝部20を介して車両用窓ガラスを保持可能に構成されており、緩衝部20の一部には、車両用窓ガラスと第1側壁部12及び第2側壁部13とを接着する接着部材80を充填可能な空隙部25が設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
車両用窓ガラスを保持するホルダーであって、
底部と、前記底部の一方側から上部方向に伸びる第１側壁部と、前記底部の他方側から上部方向に伸びる第２側壁部と、を備える本体部と、
前記第１側壁部及び前記第２側壁部の内側に設けられた樹脂材料からなる緩衝部と、を備え、
前記車両用窓ガラスが配置された際、前記本体部の前記第１側壁部及び前記第２側壁部は、前記緩衝部を介して前記車両用窓ガラスを保持可能に構成されており、
前記緩衝部の一部には、前記車両用窓ガラスと前記第１側壁部及び前記第２側壁部とを接着する接着部材を充填可能な空隙部が設けられている、
ホルダー。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記本体部は断面形状が略Ｕ字状の溝を有し、
前記緩衝部は、前記本体部の前記溝が伸びる方向の一方の端部側に設けられた第１緩衝部材と、他方の端部側に設けられた第２緩衝部材と、を備え、
前記空隙部は、前記第１緩衝部材と前記第２緩衝部材とで挟まれる領域に設けられている、
請求項１に記載のホルダー。
【請求項３】
前記第１緩衝部材及び前記第２緩衝部材は、それぞれ前記本体部の前記第１側壁部及び前記第２側壁部と当接している略Ｕ字状の断面形状を備える、請求項２に記載のホルダー。
【請求項４】
前記緩衝部は、前記第１緩衝部材と前記第２緩衝部材とを前記第１側壁部側において連結する第１連結部材と、前記第１緩衝部材と前記第２緩衝部材とを前記第２側壁部側において連結する第２連結部材と、を更に備える、請求項２に記載のホルダー。
【請求項５】
前記第１緩衝部材及び前記第２緩衝部材は、それぞれ前記第１緩衝部材及び前記第２緩衝部材の内部に中空部を備える、請求項２に記載のホルダー。
【請求項６】
前記第１側壁部及び前記第２側壁部は、それぞれ前記第１側壁部及び前記第２側壁部の内壁が削られた部位を備え、
前記車両用窓ガラスが配置された際、前記第１緩衝部材及び前記第２緩衝部材は、前記内壁が削られた部位側に変位する、
請求項２に記載のホルダー。
【請求項７】
前記本体部は、前記第１側壁部及び前記第２側壁部の外側側面に各々設けられた嵌合部を備え、
前記第１緩衝部材及び前記第２緩衝部材は、それぞれ前記本体部の略Ｕ字状の頂面を通過し、前記第１側壁部及び前記第２側壁部の各々の前記嵌合部と嵌合する突起部を備える、
請求項２に記載のホルダー。
【請求項８】
前記第１緩衝部材は、前記本体部の前記溝が伸びる方向の一方の端部側において、前記本体部の外側側面と当接する第１当接部を備え、
前記第２緩衝部材は、前記本体部の前記溝が伸びる方向の他方の端部側において、前記本体部の外側側面と当接する第２当接部を備える、
請求項２に記載のホルダー。
【請求項９】
前記第１緩衝部材及び前記第２緩衝部材は、それぞれ前記第１緩衝部材及び前記第２緩衝部材の表面から前記第１側壁部及び前記第２側壁部に向かって突出する突出部を備え、
前記本体部は、前記第１側壁部及び前記第２側壁部の内側側面に凹部を備え、
前記第１緩衝部材及び前記第２緩衝部材の前記突出部が、前記第１側壁部及び前記第２側壁部の前記凹部と嵌合することで、前記第１緩衝部材及び前記第２緩衝部材が前記本体部に位置決めされる、
請求項４に記載のホルダー。
【請求項１０】
前記本体部は金属材料で構成されている、請求項１～９のいずれか一項に記載のホルダー。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ホルダー及びホルダー付き車両用窓ガラスに関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
車両のドアに取り付けられた車両用窓ガラス（典型的には、サイドガラス）は、ドアパネルの内部に配置された昇降装置を用いて上下にスライド可能である。具体的には、車両用窓ガラスは、車両用窓ガラスを保持するホルダーを有し、このホルダーを用いて昇降装置に固定されており、昇降装置の駆動力により上下方向に移動する。
【０００３】
特許文献１には、車両用窓ガラスを保持するホルダーに関する技術が開示されている。特許文献１に開示されている技術では、ホルダーが挟持片を有し、これら挟持片の間に車両用窓ガラスの下縁部を配置し、接着部材を用いて車両用窓ガラスをホルダーの挟持片に固定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１７－９４８８０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、特許文献１に開示されている技術では、車両用窓ガラスとホルダー（挟持片）との間に接着部材を十分に充填できないため、車両用窓ガラスとホルダーとを強固に固定できないという問題がある。
【０００６】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、車両用窓ガラスを強固に保持可能なホルダー及びホルダー付き車両用窓ガラスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の一態様に係るホルダー及びホルダー付き車両用窓ガラスは、下記の構成を備える。
【０００８】
車両用窓ガラスを保持するホルダーであって、
底部と、前記底部の一方側から上部方向に伸びる第１側壁部と、前記底部の他方側から上部方向に伸びる第２側壁部と、を備える本体部と、
前記第１側壁部及び前記第２側壁部の内側に設けられた樹脂材料からなる緩衝部と、を備え、
前記車両用窓ガラスが配置された際、前記本体部の前記第１側壁部及び前記第２側壁部は、前記緩衝部を介して前記車両用窓ガラスを保持可能に構成されており、
前記緩衝部の一部には、前記車両用窓ガラスと前記第１側壁部及び前記第２側壁部とを接着する接着部材を充填可能な空隙部が設けられている、
ホルダー。
【０００９】
車両用窓ガラスと、
前記車両用窓ガラスを保持するホルダーと、を備え、
前記ホルダーは、
底部と、前記底部の一方側から上部方向に伸びる第１側壁部と、前記底部の他方側から上部方向に伸びる第２側壁部と、を備える本体部と、
前記第１側壁部及び前記第２側壁部の内側に設けられた樹脂材料からなる緩衝部と、を有し、
前記車両用窓ガラスが配置された際、前記本体部の前記第１側壁部及び前記第２側壁部は、前記緩衝部を介して前記車両用窓ガラスを保持可能に構成されており、
前記緩衝部の一部には、前記車両用窓ガラスと前記第１側壁部及び前記第２側壁部とを接着する接着部材を充填可能な空隙部が設けられている、
ホルダー付き車両用窓ガラス。
【発明の効果】
【００１０】
本発明によれば、車両用窓ガラスを強固に保持可能なホルダー及びホルダー付き車両用窓ガラスを提供できる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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