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公開番号2025089520
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2025053223,2024124383
出願日2025-03-27,2024-07-31
発明の名称ヘキサフルオロプロペン三量体を含む組成物
出願人ダイキン工業株式会社
代理人個人,個人
主分類C07C 21/18 20060101AFI20250605BHJP(有機化学)
要約【課題】新規な混合物としての組成物を提供すること。
【解決手段】C9F18で表されるヘキサフルオロプロペン三量体と、(i)CmF2m及び/又はCnF(2n-2)〔式中、mは4以上12以下で9以外の整数である。nは4以上12以下の整数である。〕、(ii)水(ここに、かかる水の含有量は、前記C9F18で表されるヘキサフルオロプロペン三量体の合計量100質量部に対して、0.0001~0.1質量部である)、及び/又は(iii)フッ化物イオン(ここに、かかるフッ化物イオンの含有量は、C9F18で表されるヘキサフルオロプロペン三量体の合計量100質量部に対して、0.0000001~5質量部である)、とを含む、組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】



18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体と、(i)C


2m
及び/又はC


(2n-2)
〔式中、mは4以上12以下で9以外の整数である。nは4以上12以下の整数である。〕、(ii)水(ここに、かかる水の含有量は、前記C


18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体の合計量100質量部に対して、0.0001~0.1質量部である)、及び/又は(iii)フッ化物イオン(ここに、かかるフッ化物イオンの含有量は、C


18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体の合計量100質量部に対して、0.0000001~5質量部である)、とを含む、組成物。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記ヘキサフルオロプロペン三量体は、下記式(I)~(III)で表される化合物からなる群より選択される少なくとも一種を含む、請求項1に記載の組成物。
JPEG
2025089520000015.jpg
151
167
【請求項3】
式(I)で表される化合物は、ヘキサフルオロプロペン三量体全量に対して、85質量%以上である、請求項2に記載の組成物。
【請求項4】
式(I)で表される化合物は、ヘキサフルオロプロペン三量体全量に対して、85質量%未満である、請求項2に記載の組成物。
【請求項5】
式(I)で表される化合物は、ヘキサフルオロプロペン三量体全量に対して、50質量%以上85質量%未満である、請求項2に記載の組成物。
【請求項6】



18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体と、(i)C


2m
及び/又はC


(2n-2)
〔式中、mは4以上12以下で9以外の整数である。nは4以上12以下の整数である。〕とを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
mは6以上11以下で9以外の整数であり、nは6以上11以下の整数である、請求項1に記載の組成物。
【請求項8】



2m
及び/又はC


(2n-2)
の含有量は、C


18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体の合計量100質量部に対して、0.0001~10質量部である、請求項1に記載の組成物。
【請求項9】



18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体と、(ii)水とを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項10】



18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体と、(iii)フッ化物イオンとを含む、請求項1に記載の組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ヘキサフルオロプロペン三量体を含む組成物に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
ヘキサフルオロプロペン(HFP)の三量体は、組成物等として使用されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2018/172919号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、安定性に優れた新規な混合物としてのヘキサフルオロプロペン三量体を含む組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、以下の態様を包含する。
[項1]



18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体と、(i)C


2m
及び/又はC


(2n-2)
〔式中、mは4以上12以下で9以外の整数である。nは4以上12以下の整数である。〕、(ii)水(ここに、かかる水の含有量は、前記C


18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体の合計量100質量部に対して、0.0001~0.1質量部である)、及び/又は(iii)フッ化物イオン(ここに、かかるフッ化物イオンの含有量は、C


18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体の合計量100質量部に対して、0.0000001~5質量部である)、とを含む、組成物。
[項2]
前記ヘキサフルオロプロペン三量体は、下記式(I)~(III)で表される化合物からなる群より選択される少なくとも一種を含む、項1に記載の組成物。
[化1]
TIFF
2025089520000001.tif
151
167
[項3]
式(I)で表される化合物は、ヘキサフルオロプロペン三量体全量に対して、85質量%以上である、項2に記載の組成物。
[項4]
式(I)で表される化合物は、ヘキサフルオロプロペン三量体全量に対して、85質量%未満である、項2に記載の組成物。
[項5]
式(I)で表される化合物は、ヘキサフルオロプロペン三量体全量に対して、50質量%以上85質量%未満である、項2に記載の組成物。
[項6]



18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体と、(i)C


2m
及び/又はC


(2n-2)
〔式中、mは4以上12以下で9以外の整数である。nは4以上12以下の整数である。〕とを含む、項1に記載の組成物。
[項7]
mは6以上11以下で9以外の整数であり、nは6以上11以下の整数である、項1に記載の組成物。
[項8]



2m
及び/又はC


(2n-2)
の含有量は、C


18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体の合計量100質量部に対して、0.0001~10質量部である、項1に記載の組成物。
[項9]



18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体と、(ii)水とを含む、項1に記載の組成物。
[項10]



18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体と、(iii)フッ化物イオンとを含む、項1に記載の組成物。
[項11]

【発明の効果】
【0006】
以上にしてなる本開示に係る組成物は、新規な混合物としての組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本明細書において、「含有」は、「含む(comprise)」、「実質的にのみからなる(consist essentially of)」、及び「のみからなる(consist of)」のいずれも包含する概念である。また、本明細書において、数値範囲を「A~B」で示す場合、A以上B以下を意味する。
【0008】
(1.ヘキサフルオロプロペン三量体含有組成物)
本開示のヘキサフルオロプロペン(HFP)三量体含有組成物は、(i)C


2m
及び/又はC


(2n-2)
〔式中、mは4以上12以下で9以外の整数である。nは4以上12以下の整数である。〕、(ii)水(ここに、かかる水の含有量は、前記C


18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体の合計量100質量部に対して、0.0001~0.1質量部である)、及び/又は(iii)フッ化物イオン(ここに、かかるフッ化物イオンの含有量は、C


18
で表されるヘキサフルオロプロペン三量体の合計量100質量部に対して、0.0000001~5質量部である)とを含む。
【0009】
ヘキサフルオロプロペン三量体としては、C


18
で表される公知のものを広く採用することができ、特に限定はない。
【0010】
かかるヘキサフルオロプロペン三量体として、具体的には下記式(I)~(III)で表される化合物からなる群より選択される少なくとも一種を含む三量体を例示することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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