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公開番号2025088947
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2023203809
出願日2023-12-01
発明の名称導波管
出願人株式会社SOKEN,株式会社デンソー,トヨタ自動車株式会社,株式会社ミライズテクノロジーズ
代理人弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類H01Q 13/06 20060101AFI20250605BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】パッケージの大型化を抑えつつ、アイソレーションを確保可能な導波管を提供する。
【解決手段】導波管10は、電磁波を伝搬する複数の第1導波孔22が形成された第1導波管部20と、第2導波孔32が第1導波孔22と対向して開口するように形成された第2導波管部30と、を備える。第2導波管部30は、第1導波管部20に対して所定の隙間をあけた状態で配設されている。複数の第2導波孔32は、第2導波管部30における第1導波管部20に対向する対向面301に開口する開口部321が長孔形状とされている。第2導波孔32における開口部321の長軸に沿う方向を長軸方向としたとする。このとき、複数の第2導波孔32には、隣り合う第2導波孔32の開口部321の一方における長軸方向と第2導波孔32の開口部321の他方における長軸方向とが交差するように配設されたものが含まれている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電磁波を送受信する複数のランチャ(LC)を含むパッケージ(PG)に適用される導波管であって、
前記ランチャで送受信する電磁波を伝搬する複数の第1導波孔(22)が形成された第1導波管部(20)と、
複数の前記第1導波孔と同数の第2導波孔(32)が前記第1導波孔と対向して開口するように形成された第2導波管部(30)と、を備え、
前記第2導波管部は、前記第1導波管部に対して所定の隙間をあけた状態で配設され、
複数の前記第2導波孔は、前記第2導波管部における前記第1導波管部に対向する対向面(301)に開口する開口部(321)が長孔形状とされており、
前記第2導波孔における前記開口部の長軸に沿う方向を長軸方向としたとき、
複数の前記第2導波孔には、隣り合う前記第2導波孔の前記開口部の一方における前記長軸方向と前記第2導波孔の前記開口部の他方における前記長軸方向とが交差するように配設されたものが含まれている、導波管。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
複数の前記第2導波孔のうち、所定値以下の間隔をあけて前記開口部が隣り合うものは、互いの前記開口部の前記長軸方向が交差するように配設されている、請求項1に記載の導波管。
【請求項3】
複数の前記第2導波孔のうち、前記所定値以下の間隔をあけて隣り合う前記第2導波孔の前記開口部の間には、少なくとも一本のチョーク溝(33)が設けられている、請求項2に記載の導波管。
【請求項4】
前記第2導波孔の前記開口部の周囲には、前記開口部の前記長軸方向に沿って延びるように前記チョーク溝が設けられている、請求項3に記載の導波管。
【請求項5】
複数の前記第2導波孔には、所定の一方向に3つの前記第2導波孔の前記開口部が並ぶ導波孔列が含まれており、
前記導波孔列は、両端に位置する前記第2導波孔の前記開口部の前記長軸方向と、両端に位置する前記第2導波孔の前記開口部の間に位置する前記第2導波孔の前記開口部の前記長軸方向とが交差するように配設されている、請求項2に記載の導波管。
【請求項6】
複数の前記第2導波孔には、所定の一方向に4つ以上の前記第2導波孔が並ぶ導波孔列が含まれており、
前記導波孔列は、前記一方向において隣り合う前記第2導波孔の前記長軸方向が交差するように配設されている、請求項2に記載の導波管。
【請求項7】
前記第2導波孔の前記開口部は、前記長軸方向に延びる一対の長軸辺(322、323)と、一対の前記長軸辺の一端部同士を繋ぐ第1短軸辺(324)と、一対の前記長軸辺の他端部同士を繋ぐ第2短軸辺(325)と、を有し、
複数の前記第2導波孔には、所定の一方向に4つ以上の前記第2導波孔が並ぶ導波孔列が含まれており、
前記導波孔列は、前記一方向において隣り合う前記第2導波孔の前記長軸方向が交差するように配設されており、
前記導波孔列を構成する前記第2導波孔の前記開口部の周囲には、一対の前記長軸辺、並びに、前記第1短軸辺および前記第2短軸辺の少なくとも一方に沿って延びるように前記チョーク溝が設けられている、請求項3に記載の導波管。
【請求項8】
前記第2導波孔の前記開口部は、前記長軸方向に延びる一対の長軸辺(322、323)と、一対の前記長軸辺の一端部同士を繋ぐ第1短軸辺(324)と、一対の前記長軸辺の他端部同士を繋ぐ第2短軸辺(325)と、を有し、
前記対向面における前記第2導波孔の前記開口部を囲む部位のうち、一対の前記長軸辺の一方に対して前記開口部の短軸方向に連なる部位を第1周縁部位(AD1)、一対の前記長軸辺の他方に対して前記短軸方向に連なる部位を第2周縁部位(AD2)、前記第1短軸辺に対して前記長軸方向に連なる部位を第3周縁部位(AD3)、前記第2短軸辺に対して前記長軸方向に連なる部位を第4周縁部位(AD4)としたとき、
前記第1周縁部位、前記第2周縁部位、前記第3周縁部位、前記第4周縁部位のうち1つないし3つの部位が前記第2導波孔の前記開口部が設定されていない無開口部位となるように、複数の前記第2導波孔の前記開口部が前記対向面に対して設定されている、請求項1または2に記載の導波管。
【請求項9】
前記第1導波管部は、前記パッケージ上に設置され、複数の前記ランチャで送受信する電磁波が複数の前記第1導波孔および複数の前記第2導波孔を伝搬する、請求項1または2に記載の導波管。
【請求項10】
前記第1導波管部は、前記パッケージの一部を構成し、複数の前記ランチャで送受信する電磁波が複数の前記第1導波孔および複数の前記第2導波孔を伝搬する、請求項1または2に記載の導波管。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、導波管に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電磁波を送受信する複数のランチャを含むパッケージ上に、ランチャで送受信する電磁波を伝搬する複数の導波孔が設けられた導波管を設置したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第9583811号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者らは、ランチャで送受信する電磁波を伝搬する複数の第1導波孔が設けられた第1導波管部と、第1導波孔と同数の複数の第2導波孔が第1導波孔と対向するように設けられた第2導波管部とを有する導波管について検討している。
【0005】
この種の導波管では、第1導波管部と第2導波管部との間に隙間が発生すると、当該隙間から電磁界が漏洩することでアイソレーションが悪化することがある。これに対して、例えば、隣り合う第2導波孔の開口部同士の間隔を大きく確保してアイソレーションを確保する場合があるが、導波孔の開口部同士の間隔を広げることは、複数のランチャの配置間隔の拡大につながるので、パッケージの大型化が避けられない。
【0006】
本開示は、パッケージの大型化を抑えつつ、アイソレーションを確保可能な導波管を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成すべく、本発明者らは、導波管について鋭意検討した。この結果、隣り合う長孔形状の第2導波孔の開口部について両者の長軸方向が交差するように配設すると、隣り合う開口部から漏洩する電界の向きが交差し、隣り合う開口部の間隔を広げなくてもアイソレーションを確保できるとの知見を得た。
【0008】
請求項1に記載の発明は、上記の知見に基づいて案出されたものである。すなわち、請求項1に記載の発明は、
電磁波を送受信する複数のランチャ(LC)を含むパッケージ(PG)に適用される導波管であって、
ランチャで送受信する電磁波を伝搬する複数の第1導波孔(22)が形成された第1導波管部(20)と、
複数の第1導波孔と同数の第2導波孔(32)が第1導波孔と対向して開口するように形成された第2導波管部(30)と、を備え、
前記第2導波管部は、前記第1導波管部に対して所定の隙間をあけた状態で配設され、
複数の第2導波孔は、第2導波管部における第1導波管部に対向する対向面(301)に開口する開口部(321)が長孔形状とされており、
第2導波孔における開口部の長軸に沿う方向を長軸方向(DL)としたとき、
複数の第2導波孔には、隣り合う第2導波孔の開口部の一方における長軸方向と第2導波孔の開口部の他方における長軸方向とが交差するように配設されたものが含まれている。
【0009】
これによると、隣り合う第2導波孔の開口部の間隔を拡大することなく、アイソレーションを確保することができる。このため、隣り合う第2導波孔の開口部を近づけ、複数のランチャの配置間隔を小さくすることによって、パッケージの大型化を抑えつつ、アイソレーションを確保することが可能となる。
【0010】
ここで、“長孔形状”とは、楕円形状や、楕円形状に似た形状、例えば、角丸長方形状、鶏卵形状、長円形状、角部が面取りされた長方形状等を含む形状をいう。
(【0011】以降は省略されています)

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