特許ウォッチ

公開番号2025088310
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023202935
出願日2023-11-30
発明の名称配信制御装置
出願人チョークデジタル株式会社
代理人弁理士法人朝日特許事務所
主分類G06Q 30/0241 20230101AFI20250604BHJP(計算;計数)
要約【課題】広告配信システムにおいてCTRを向上させる。
【解決手段】配信制御装置3は、一の広告について、配信条件と当該配信条件に従って広告の配信を実行した際のクリック率との関係を学習した学習モデルに基づいて、複数の配信条件を生成する配信条件生成部302と、該生成された複数の配信条件を所定のアルゴリズムに従って切り替えて当該一の広告の配信を実行する配信制御部303とを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
一の広告について、配信条件と当該配信条件に従って広告の配信を実行した際のクリック率との関係を学習した学習モデルに基づいて、複数の配信条件を生成する生成手段と、
該生成された複数の配信条件を所定のアルゴリズムに従って切り替えて当該一の広告の配信を実行する配信制御手段と
を有する配信制御装置。
続きを表示（約 640 文字）【請求項２】
前記配信条件は、広告コンテンツのデザイン、配信時間帯、配信エリアについての項目を含み、
前記配信制御手段は、前記広告コンテンツのデザイン、前記配信時間帯、前記配信エリアの組み合わせを所定のタイミングで更新する
請求項１に記載の配信制御装置。
【請求項３】
前記複数の配信条件のうち少なくとも一つの配信条件の入力を受け付ける入力手段と、
前記少なくとも一つの配信条件の入力に基づいて、前記複数の配信条件を生成する設定手段と、
を有する請求項１に記載の配信制御装置。
【請求項４】
前記配信制御手段は、一の配信条件を用いた配信を、所定の長さの期間、実行すると、当該配信に係るクリック率が閾値以上であるか否かを判定し、閾値以上でない場合は前記複数の配信条件のうち他の配信条件を用いて、所定の長さの期間、配信を実行する一方、閾値以上である場合、当該一の配信条件を用いて、所定の長さの期間、配信を実行する
請求項１に記載の配信制御装置。
【請求項５】
コンピュータに、
一の広告について、配信条件と当該配信条件に従って広告の配信を実行した際のクリック率との関係を学習した学習モデルに基づいて、複数の配信条件を生成するステップと、
該生成された複数の配信条件を所定のアルゴリズムに従って切り替えて当該一の広告の配信を実行するステップと
を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
この発明は、配信媒体を通じて広告を配信する制御を行う配信制御装置に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
近年の広告配信システムにおいては、広告掲載希望者は、設定したターゲットユーザに合わせて、配信時間帯や配信エリアを指定することができるようになっている（例えば特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－１６０９０２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
このような広告配信システムにおいて、配信された広告が実際にクリックされる率（ＣＴＲ(Click Through Ratio)；ユーザが広告に反応する率）は、一般的には０．１％程度（＝１０００回配信して１回クリックしてもらえる程度）といわれており、ＣＴＲをいかに上げるか（いかに広告に興味を持ってもらえるか）が重要である。しかし、ＣＴＲを確実に上げるための方法は、現在のところ不明である。
【０００５】
この発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、広告配信システムにおいてユーザの反応度を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
この発明は、一の広告について、配信条件と当該配信条件に従って広告の配信を実行した際のクリック率との関係を学習した学習モデルに基づいて、複数の配信条件を生成する生成手段と、該生成された複数の配信条件を所定のアルゴリズムに従って切り替えて当該一の広告の配信を実行する配信制御手段とを有する配信制御装置を提供する。
【発明の効果】
【０００７】
この発明によれば、広告配信システムにおいてユーザの反応度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
この発明の一実施形態である配信制御装置を含む広告配信システムのブロック図である。
同実施形態における配信制御装置の構成例を示すブロック図である。
同実施形態における学習モデル構築部の処理を示す図である。
同実施形態における配信条件生成部の処理を示す図である。
同配信条件生成部の処理の具体例を示す図である。
この発明の他の実施形態における配信制御部の処理を示すタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、図面を参照し、この発明の実施形態について説明する。
【００１０】
図１は、この発明の一実施形態である配信制御装置３を含む広告配信システム１００の構成を示すブロック図である。この広告配信システム１００は、インターネット等のネットワーク１０１に接続される複数の端末１と、複数の配信サーバ２と、本実施形態による配信制御装置３と、ＲＴＢサーバ４とを有する。ＲＴＢサーバ４は、広告配信を希望する者（出稿者）と広告枠を有する配信媒体を管理する者との間で、Real time bidding等の手法に基づいて入札を実行する入札システムを管理する装置である。
端末１は、例えばスマートフォン、タブレット端末、ラップトップＰＣ、デスクトップＰＣであり、広告提供者あるいはＷｅｂページ等の媒体の閲覧者として機能する。配信サーバ２は、広告の掲載枠を持ったＷｅｂページ等の媒体を配信する手段である。配信制御装置３は、広告提供者としての端末１からの依頼に従って、ＲＴＢサーバ４を介して広告の配信を配信サーバ２に依頼することにより、広告の配信の制御を行う手段である。
ここで、広告とは、お知らせ、広告クリエイティブその他配信対象の情報であって、本質的に不特定多数の者に対して配信する情報であればよく、伝達すべき情報の内容（コンテンツ）や形態（静止画、動画、バナー、テキストなど）、広告の目的（営利／非営利など）は問わない。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許