TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025088274
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023202874
出願日2023-11-30
発明の名称冷蔵庫用収容容器、冷蔵庫
出願人東芝ライフスタイル株式会社
代理人弁理士法人サトー
主分類F25D 25/00 20060101AFI20250604BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】本実施形態は、容器全体の大型化や貯蔵物を出し入れするための開口部の狭小化を招くことなく、容器内外間で通気を行うための十分な大きさの隙間を形成できるようにした技術案を提供する。
【解決手段】冷蔵庫の貯蔵室内に配置される冷蔵庫用収容容器は、上面に開口部を有し、内部に貯蔵物を収容可能な容器本体部材と、前記開口部を閉じる蓋部材と、を備え、前記蓋部材により前記開口部が閉じられている前記容器本体部材を横方向から見た場合に、前記容器本体部材の上端と前記蓋部材の下端との間に隙間が存在する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
冷蔵庫の貯蔵室内に配置される収容容器であって、
上面に開口部を有し、内部に貯蔵物を収容可能な容器本体部材と、
前記開口部を閉じる蓋部材と、
を備え、
前記蓋部材により前記開口部が閉じられている前記容器本体部材を横方向から見た場合に、前記容器本体部材の上端と前記蓋部材の下端との間に隙間が存在する冷蔵庫用収容容器。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
上面に開口部を有し、内部に貯蔵物を収容可能であって、前記容器本体部材の内部に収容される内側容器をさらに備え、
前記容器本体部材内に前記内側容器が収容された状態において、前記内側容器の側面壁の上端は、前記隙間よりも上に位置する請求項1に記載の冷蔵庫用収容容器。
【請求項3】
前記容器本体部材の上端の少なくとも一部に凹部が設けられている請求項1に記載の冷蔵庫用収容容器。
【請求項4】
前記容器本体部材の上端と前記蓋部材の下端との間において、前記容器本体部材および前記蓋部材のうち一方側から他方側に向かって突出する突出部をさらに備え、
前記突出部が前記容器本体部材および前記蓋部材のうち他方側に接触することにより前記隙間が形成された状態が維持される請求項1に記載の冷蔵庫用収容容器。
【請求項5】
前記容器本体部材の上端の少なくとも一部に設けられている凹部と、
前記蓋部材の下端の少なくとも一部に設けられている弾性部材と、
をさらに備え、
前記蓋部材により前記開口部が閉じられることに伴い、前記弾性部材が前記凹部内に接触する請求項1に記載の冷蔵庫用収容容器。
【請求項6】
前記蓋部材は、前記容器本体部材の上部において、前記開口部を閉じる閉方向と前記開口部を開く開方向とに回動可能に設けられており、
前記開口部を閉じている前記蓋部材を上方向から見た場合に、前記容器本体部材の幅は、前記蓋部材の幅よりも大きい請求項1に記載の冷蔵庫用収容容器。
【請求項7】
前記容器本体部材の上部において、前記蓋部材を回動可能に支持する回動軸と、
使用者が手指を掛ける手掛け部と、
をさらに備え、
前記手掛け部は、前記蓋部材のうち前記回動軸とは反対側となる先端部に設けられ、且つ、前記蓋部材の先端部から前記回動軸とは反対側に突出している請求項6に記載の冷蔵庫用収容容器。
【請求項8】
貯蔵室と、
前記貯蔵室内に配置される冷蔵庫用収容容器と、
を備える冷蔵庫であって、
前記冷蔵庫用収容容器は、
上面に開口部を有し、内部に貯蔵物を収容可能な容器本体部材と、
前記開口部を閉じる蓋部材と、
を備え、
前記蓋部材により前記開口部が閉じられている前記容器本体部材を横方向から見た場合に、前記容器本体部材の上端と前記蓋部材の下端との間に隙間が存在する冷蔵庫。
【請求項9】
前記貯蔵室の前面に設けられている貯蔵室開口部と、
前記貯蔵室開口部を開閉する前後方向に移動可能な引き出し式の貯蔵室扉と、
前記貯蔵室内に設けられ、上面に開口部を有し、内部に前記冷蔵庫用収容容器を収容可能な外側容器と、
をさらに備え、
前記外側容器は、前記貯蔵室扉が前記貯蔵室開口部を開閉することに伴い前後方向に移動可能であり、
前記冷蔵庫用収容容器は、
前記容器本体部材の上部において、前記蓋部材を、前記開口部を閉じる閉方向と前記開口部を開く開方向とに回動可能に支持する回動軸と、
使用者が手指を掛ける手掛け部と、
をさらに備え、
前記手掛け部は、前記蓋部材のうち前記回動軸とは反対側となる先端部に設けられ、且つ、前記蓋部材の先端部から前記回動軸とは反対側に突出しており、
前記外側容器内に前記冷蔵庫用収容容器が収容された状態において、前記手掛け部は、前記外側容器の前面壁の上端よりも上に位置する請求項8に記載の冷蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、冷蔵庫の貯蔵室内に配置される冷蔵庫用収容容器、および、貯蔵室内に冷蔵庫用収容容器が配置される冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、冷蔵庫用収容容器が冷蔵庫の貯蔵室内に配置されることが開示されている。冷蔵庫用収容容器内には、例えば生鮮食品類などといった貯蔵物を収容可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-93815号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されている冷蔵庫用収容容器は、内部に貯蔵物を収容可能な容器本体部材と、この容器本体部材の上面に形成されている開口部を閉じる蓋部材と、を備えている。そして、容器本体部材の開口部を閉じている蓋部材を上方向から見た場合に、容器本体部材の幅は、蓋部材の幅よりも小さくなっている。つまり、引用文献1の冷蔵庫用収容容器は、容器本体部材の上端部全体を蓋部材により外側から覆う構成となっている。この構成においては、容器内外間で通気を行うための隙間は、容器本体部材の上端部よりも外側であって、且つ、当該上端部を外側から覆う蓋部材よりも内側となる部分に形成される。つまり、容器本体部材の上端部と、当該上端部を外側から覆う蓋部材と、これらの間に形成される隙間と、が横方向に並ぶ形態となる。そのため、十分な大きさを有する隙間を形成するためには、蓋部材を横方向に大きくしたり、容器本体部材の上端部を横方向に小さくしたりしなければならない。しかしながら、蓋部材を横方向に大きくすると冷蔵庫用収容容器全体が大型化してしまう。また、容器本体部材の上端部を横方向に小さくすると、これに伴い、容器本体部材の開口部も小さくなってしまい、貯蔵物を出し入れしにくくなる。
【0005】
本実施形態は、容器全体の大型化や貯蔵物を出し入れするための開口部の狭小化を招くことなく、容器内外間で通気を行うための十分な大きさの隙間を形成できるようにした技術案を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本実施形態に係る冷蔵庫用収容容器は、冷蔵庫の貯蔵室内に配置される収容容器であって、上面に開口部を有し、内部に貯蔵物を収容可能な容器本体部材と、前記開口部を閉じる蓋部材と、を備え、前記蓋部材により前記開口部が閉じられている前記容器本体部材を横方向から見た場合に、前記容器本体部材の上端と前記蓋部材の下端との間に隙間が存在する。
【0007】
本実施形態に係る冷蔵庫は、貯蔵室を備え、本実施形態に係る冷蔵庫用収容容器が前記貯蔵室内に配置される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の第1実施形態に係る冷蔵庫の構成例を概略的に示す正面図
本開示の第1実施形態に係る野菜室内の構成例を概略的に示す縦断側面図
本開示の第1実施形態に係る冷蔵庫用収容容器の構成例を概略的に示すものであって、蓋部材が閉じられている状態例を示す斜視図
本開示の第1実施形態に係る冷蔵庫用収容容器の構成例を概略的に示すものであって、蓋部材が開かれている状態例を示す斜視図
本開示の第1実施形態に係る冷蔵庫用収容容器の構成例を概略的に示す側面図
本開示の第1実施形態に係る蓋部材の構成例を概略的に示す斜視図
本開示の第1実施形態に係る弾性部材およびその周辺部分の構成例を概略的に示す斜視図
本開示の第1実施形態に係る弾性部材およびその周辺部分の構成例を概略的に示す縦断面図
本開示の第1実施形態に係る冷蔵庫用収容容器が野菜室内に配置されている状態例を概略的に示す縦断側面図
本開示の第1実施形態に係る冷蔵庫用収容容器の構成例を概略的に示すものであって、蓋部材が閉じられている状態例を示す平面図
本開示の第1実施形態に係る軸部および軸受部の構成例を概略的に示すものであって、蓋部材が所定の取外し位置に回動した状態例を概略的に示す縦断側面図
本開示の第1実施形態に係る軸部および軸受部の構成例を概略的に示すものであって、蓋部材が所定の上限開位置に回動した状態例を概略的に示す縦断側面図
本開示の第1実施形態に係る軸部および軸受部の構成例を概略的に示すものであって、軸受部の一部が弾性変形した状態例を概略的に示す縦断側面図
本開示の第1実施形態に係るものであって、隙間において空気が流れる状態例を概略的に示す縦断面図
本開示の第1実施形態に係るものであって、隙間および凹部において空気が流れる状態例を概略的に示す縦断面図
本開示の第2実施形態に係る冷蔵庫用収容容器の構成例を概略的に示すものであって、蓋部材が閉じられている状態例を示す斜視図
本開示の第2実施形態に係る冷蔵庫用収容容器の構成例を概略的に示すものであって、冷蔵庫用収容容器を構成する複数の部材が分離された状態例を示す斜視図
本開示の第2実施形態に係る通気部およびその周辺部分の構成例を概略的に示す縦断側面図
本開示の第2実施形態に係る通気部およびその周辺部分の構成例を概略的に示す横断平面図
本開示の第3実施形態に係る冷蔵庫用収容容器の構成例を概略的に示すものであって、蓋部材が閉じられている状態例を示す斜視図
本開示の第3実施形態に係る冷蔵庫用収容容器の構成例を概略的に示すものであって、冷蔵庫用収容容器を構成する複数の部材が分離された状態例を示す斜視図
本開示の第3実施形態に係る通気部およびその周辺部分の構成例を概略的に示す縦断側面図
本開示の第3実施形態に係る通気部およびその周辺部分の構成例を概略的に示す横断平面図
本開示の変形実施形態に係る冷蔵庫用収容容器の構成例を概略的に示す側面図
本開示の変形実施形態に係る冷蔵庫用収容容器が野菜室内に配置されている状態例を概略的に示す縦断側面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、冷蔵庫に係る複数の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0010】
(第1実施形態)
図1に例示する冷蔵庫10は、その外郭を構成する矩形箱状の断熱箱体11の内部に複数の貯蔵室12,13,14,15,16を形成している。貯蔵室12,13,14,15,16の内部には、例えば食品類などといった各種の貯蔵物を貯蔵することが可能である。詳しい図示は省略するが、断熱箱体11は、内箱と外箱との間に断熱材を備えた構成である。断熱箱体11を構成する断熱材としては、例えば、真空断熱パネル、発泡ウレタン、断熱性材料を成形した断熱成形体などといった種々の断熱材を適用することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

アクア株式会社
冷蔵庫
8日前
アクア株式会社
冷蔵庫
10日前
アクア株式会社
冷蔵庫
3日前
アクア株式会社
冷蔵庫
1日前
株式会社前川製作所
フリーザ
9日前
株式会社前川製作所
フリーザ
9日前
株式会社前川製作所
フリーザ
9日前
株式会社前川製作所
フリーザ
9日前
三菱電機株式会社
冷蔵庫
2日前
パナソニックIPマネジメント株式会社
冷蔵庫
今日
株式会社AFREX
農作物保冷庫用冷蔵ユニット
今日
株式会社ディスコ
温度制御装置
7日前
矢崎エナジーシステム株式会社
吸収式冷凍システム
14日前
矢崎エナジーシステム株式会社
吸収式冷凍システム
14日前
東芝ライフスタイル株式会社
冷蔵庫
9日前
東芝ライフスタイル株式会社
冷蔵庫
9日前
学校法人東海大学
熱音響装置
7日前
株式会社デンソー
圧縮機モジュール
1日前
東芝ライフスタイル株式会社
冷蔵庫
9日前
株式会社AFREX
ガスヒートポンプ式空気調和システム
9日前
東芝ライフスタイル株式会社
空気調和装置
10日前
東芝ライフスタイル株式会社
冷蔵庫用収容容器、冷蔵庫
8日前
東芝ライフスタイル株式会社
冷蔵庫用収容容器、冷蔵庫
8日前
トヨタ自動車株式会社
溶媒回収装置
7日前
東芝ライフスタイル株式会社
冷蔵庫用収容容器、冷蔵庫
8日前
株式会社デンソー
ヒートポンプサイクル装置
1日前
三菱重工業株式会社
冷却装置、および冷却装置の運転方法
10日前
三菱重工業株式会社
冷却装置、および冷却装置の運転方法
10日前
トヨタ自動車株式会社
工場熱マネジメント評価装置
14日前
中央精機株式会社
熱音響装置
今日
パナソニックIPマネジメント株式会社
冷凍サイクル装置
1日前
三菱重工業株式会社
吸着冷却装置、冷却システムおよび吸着冷却方法
10日前
エア・ウォーター株式会社
ネオンの製造方法およびネオンの製造装置
今日
学校法人東海大学
熱音響装置及び熱音響装置を用いた質量流の抑制方法
7日前
株式会社不二工機
弁装置
2日前
パナソニックIPマネジメント株式会社
冷却装置の制御システム
9日前
続きを見る