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公開番号2025090878
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2022079356
出願日2022-05-13
発明の名称圧縮機モジュール
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人かいせい特許事務所
主分類F25B 1/00 20060101AFI20250611BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】圧縮機の再稼動時に液圧縮が生じることを抑制する。
【解決手段】蒸気圧縮式冷凍サイクルの冷媒を蒸発させる蒸発器18、19と、液相の冷媒を蓄える貯液部20と、冷媒を吸入して圧縮する圧縮機11と、熱交換器、貯液部、圧縮機が取り付けられるとともに、冷媒の流路の少なくとも一部を形成する流路形成部材110とを備え、圧縮機は、流路形成部材の下方側に配置されており、冷媒の流路のうち、圧縮機に吸入される気相の冷媒が流れる吸入冷媒流路28は、圧縮機側に向かうにつれて上方側へ立ち上がる立ち上がり部28aを有している。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
蒸気圧縮式冷凍サイクルの冷媒を蒸発させる蒸発器(18、19)と、
液相の前記冷媒を蓄える貯液部(20)と、
前記冷媒を吸入して圧縮する圧縮機(11)と、
前記蒸発器、前記貯液部、前記圧縮機が取り付けられるとともに、前記冷媒の流路の少なくとも一部を形成する流路形成部材(110)とを備え、
前記圧縮機は、前記流路形成部材の下方側に配置されており、
前記冷媒の流路のうち、前記圧縮機に吸入される気相の前記冷媒が流れる吸入冷媒流路(28)は、前記圧縮機側に向かうにつれて上方側へ立ち上がる立ち上がり部(28a)を有している圧縮機モジュール。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記貯液部は、前記流路形成部材の下方側に配置されている請求項1に記載の圧縮機モジュール。
【請求項3】
前記蒸発器は、前記流路形成部材の上方側に配置されている請求項1または2に記載の圧縮機モジュール。
【請求項4】
前記吸入冷媒流路のうち前記流路形成部材から前記圧縮機に至る前記冷媒の通路を形成する配管部材である吸入冷媒配管(122)を備え、
前記流路形成部材には、前記冷媒が流出し、前記吸入冷媒配管が接続される吸入冷媒出口(116)が形成されており、
前記吸入冷媒配管が前記吸入冷媒出口から上方に立ち上がっていることによって前記立ち上がり部(28a)が形成されている請求項1または2に記載の圧縮機モジュール。
【請求項5】
前記流路形成部材は、水平方向に拡がる板状の部材であり、
前記圧縮機は、前記流路形成部材の下面に固定されている請求項1または2に記載の圧縮機モジュール。
【請求項6】
前記流路形成部材は、液相の前記冷媒が溜まるように前記冷媒の流路を下方側に窪ませた液溜め部(119)を有している請求項1または2に記載の圧縮機モジュール。
【請求項7】
前記立ち上がり部は、前記流路形成部材の内部に形成されている請求項1または2に記載の圧縮機モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、圧縮機を含む蒸気圧縮式冷凍サイクルの構成機器を一体化させた圧縮機モジュールに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の圧縮機モジュールが特許文献1に開示されている。この従来技術における圧縮機モジュールでは、圧縮機、凝縮器、蒸発器、チラーおよびアキュムレータ等の構成機器がベースプレートの上に置かれて冷媒配管で互いに繋がれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
韓国公開特許第10-2021-0090004号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来技術では、狭いスペースに多数の冷媒配管が存在するため、冷媒配管の取り回しや接続作業が困難である。この対策として、ベースプレートの内部に冷媒流路を形成することで冷媒配管を削減できる。
【0005】
しかしながら、圧縮機の冷媒吸入口は圧縮機の上部に配置されることが多いため、ベースプレートの内部に冷媒流路を形成するとベースプレートと圧縮機の冷媒吸入口との間の冷媒流路が長くなり熱損失や圧力損失が大きくなってしまう。この対策として、圧縮機をベースプレートの下方側に配置することが考えられる。
【0006】
しかしながら、圧縮機をベースプレートの下方側に配置すると、圧縮機の停止時に液相冷媒が重力によってベースプレートから圧縮機に流下しやすくなる。
【0007】
すなわち、圧縮機の稼動時に冷媒流路や熱交換器の内部等に存在する気相冷媒は、圧縮機が停止すると時間の経過とともに周囲に放熱して凝縮液化し、液化した冷媒が重力によって圧縮機に流下しやすくなる。
【0008】
このように圧縮機に液相冷媒が溜まった状態で圧縮機を再稼動すると、圧縮機で液圧縮が生じて圧縮機の耐久性を低下させてしまうおそれがある。
【0009】
本発明は、上記点に鑑みて、圧縮機の再稼動時に液圧縮が生じることを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の圧縮機モジュールは、
蒸気圧縮式冷凍サイクルの冷媒を蒸発させる蒸発器(18、19)と、
液相の冷媒を蓄える貯液部(20)と、
冷媒を吸入して圧縮する圧縮機(11)と、
蒸発器、貯液部、圧縮機が取り付けられるとともに、冷媒の流路の少なくとも一部を形成する流路形成部材(110)とを備え、
圧縮機は、流路形成部材の下方側に配置されており、
冷媒の流路のうち、圧縮機に吸入される気相の冷媒が流れる吸入冷媒流路(28)は、圧縮機側に向かうにつれて上方側へ立ち上がる立ち上がり部(28a)を有している。
(【0011】以降は省略されています)

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