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公開番号2025085385
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2023199227
出願日2023-11-24
発明の名称工場熱マネジメント評価装置
出願人トヨタ自動車株式会社,株式会社豊田中央研究所
代理人個人
主分類F25B 49/00 20060101AFI20250529BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】エネルギー消費量の算出精度が低下するおそれを抑制できる工場熱マネジメント評価装置を提供する。
【解決手段】本開示に係る工場熱マネジメント評価装置10は、加熱工程、又は冷却工程が実施される複数の場所と、熱マネジメント機器とが設置される場所を示す位置情報を取得する位置情報取得部1と、位置情報に基づいて、加熱工程、又は冷却工程が実施される複数の場所同士を結ぶ配管の配管ルートを算出する配管ルート算出部2と、加熱工程、及び冷却工程の工程情報と、配管の配管情報と、配管ルートとに基づいて、配管熱ロスモデルを生成する配管熱ロスモデル生成部3と、配管熱ロスモデルを用いて、エネルギー消費量が最も小さい、熱マネジメント機器が設置される場所と配管ルートとの組み合わせを抽出する抽出部4とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
加熱工程、又は冷却工程が実施される複数の場所と、熱マネジメント機器とが設置される場所を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記位置情報に基づいて、前記加熱工程、又は冷却工程が実施される複数の場所同士を結ぶ配管の配管ルートを算出する配管ルート算出部と、
前記加熱工程、及び前記冷却工程の工程情報と、前記配管の配管情報と、前記配管ルートとに基づいて、配管熱ロスモデルを生成する配管熱ロスモデル生成部と、
前記配管熱ロスモデルを用いて、エネルギー消費量が最も小さい、前記熱マネジメント機器が設置される場所と前記配管ルートとの組み合わせを抽出する抽出部と、を備えた、
工場熱マネジメント評価装置。
続きを表示（約 270 文字）【請求項２】
前記熱マネジメント機器は、ヒートポンプを含み、
前記配管は、前記加熱工程が実施される場所と、前記冷却工程が実施される場所とを結ぶ、請求項１に記載の工場熱マネジメント評価装置。
【請求項３】
前記熱マネジメント機器は、熱交換機を含み、
前記配管は、前記加熱工程が実施される場所と、前記加熱工程が実施される場所とを結ぶ、請求項１に記載の工場熱マネジメント評価装置。
【請求項４】
前記熱マネジメント機器は、熱バッファを含む、
請求項１に記載の工場熱マネジメント評価装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は工場熱マネジメント評価装置に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１に開示の解析装置は、エネルギーシステムにヒートポンプを導入した場合のエネルギー効率を解析する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１３－０２９２３３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本願発明者等は、以下の課題を発見した。
このようなエネルギーシステムでは、各与熱系と各受熱系とを結ぶ配管がある。媒体等が配管を介して各与熱系と各受熱系との間を輸送される。配管による熱ロスが発生し、エネルギー消費量等に影響を与える。このような解析装置は、この配管による熱ロスを考慮することなく、エネルギーの消費効率を解析する。そのため、エネルギー消費量の算出精度が低下するおそれがあった。
【０００５】
本開示は、上述した課題を鑑みてなされたものであり、エネルギー消費量の算出精度が低下するおそれを抑制できる工場熱マネジメント評価装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示にかかる工場熱マネジメント評価装置は、
加熱工程、又は冷却工程が実施される複数の場所と、熱マネジメント機器とが設置される場所を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記位置情報に基づいて、前記加熱工程、又は冷却工程が実施される複数の場所同士を結ぶ配管の配管ルートを算出する配管ルート算出部と、
前記加熱工程、及び前記冷却工程の工程情報と、前記配管の配管情報と、前記配管ルートとに基づいて、配管熱ロスモデルを生成する配管熱ロスモデル生成部と、
前記配管熱ロスモデルを用いて、エネルギー消費量が最も小さい、前記熱マネジメント機器が設置される場所と前記配管ルートとの組み合わせを抽出する抽出部と、を備える。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、エネルギー消費量の算出精度が低下するおそれを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施の形態１に係る工場熱マネジメント評価装置の一構成例を示すブロック図である。
実施の形態１に係る工場熱マネジメント評価装置の処理の一例を示すフローチャートである。
実施の形態１に係る工場熱マネジメント評価装置の処理の一例を示す概略図である。
工程情報の一例を構成するテーブルリストである。
熱マネジメント機器の工程熱量情報の一例を構成するテーブルリストである。
ヒートポンプ機器のＣＯＰ性能表の一例を構成するテーブルリストである。
各時刻に対して、工程が必要とする熱量の一例を構成するテーブルリストである。
配管熱ロスモデルの一例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明が以下の実施形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
【００１０】
＜実施の形態１＞
図１を参照して実施の形態１について説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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