TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025088179
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023202713
出願日2023-11-30
発明の名称蓋部材の保持構造
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類H05K 5/03 20060101AFI20250604BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】筐体と蓋部材との係合の解除に係る操作性を向上させる。
【解決手段】関数電卓1は、筐体10に設けられた被係合部12と、蓋部材20に設けられ、蓋部材20が筐体10に取り付けられたときに被係合部12側に向かって付勢される係合部222bであって、蓋部材20が筐体10に取り付けられたときに被係合部12の被係合面121に係合される係合面222c1と、蓋部材20が筐体10に取り付けられたときに被係合部12の傾斜面122と対向し、かつ、当該傾斜面122から所定の距離だけ離れた箇所に配置される傾斜面222c2と、を有する係合部222b(リブ222c)と、を備え、係合部222bが被係合部12から離間させる方向に移動されて蓋部材20が筐体10から取り外されるときに、被係合部12の傾斜面122と係合部222bの傾斜面222c2とが干渉しないように上記所定の距離が設定されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
筐体に着脱可能に取り付けられる蓋部材の保持構造であって、
前記筐体に設けられた被係合部と、
前記蓋部材に設けられ、前記蓋部材が前記筐体に取り付けられたときに前記被係合部側に向かって付勢される係合部であって、前記蓋部材が前記筐体に取り付けられたときに前記被係合部の被係合面に係合される係合面と、前記蓋部材が前記筐体に取り付けられたときに前記被係合部の第1面と対向し、かつ、当該第1面から所定の距離だけ離れた箇所に配置される第2面と、を有する係合部と、
を備え、
前記係合部が前記被係合部から離間させる方向に移動されて前記蓋部材が前記筐体から取り外されるときに、前記被係合部の前記第1面と前記係合部の前記第2面とが干渉しないように前記所定の距離が設定されている、蓋部材の保持構造。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記係合部は、所定の軸心を中心として回動可能であり、
前記筐体に取り付けられた前記蓋部材の前記係合部が前記所定の軸心を中心として前記被係合部から離間する方向に回動されることにより前記蓋部材が前記筐体から取り外されるときに、前記被係合部の前記第1面と前記係合部の前記第2面とが干渉しないように前記所定の距離が設定されている、請求項1に記載の蓋部材の保持構造。
【請求項3】
前記被係合部の前記第1面は、前記蓋部材が前記筐体に取り付けられた状態において前記蓋部材の前記係合面から前記筐体の前記被係合面側に向かって低くなるよう傾斜している、請求項1に記載の蓋部材の保持構造。
【請求項4】
前記係合部の前記第2面は、前記蓋部材が前記筐体に取り付けられた状態において前記蓋部材の前記係合面から前記筐体の前記被係合面側に向かって低くなるよう傾斜している、請求項1に記載の蓋部材の保持構造。
【請求項5】
前記被係合部の前記第1面と前記係合部の前記第2面とが、それぞれ、前記筐体の厚み方向に対して所定の角度傾斜している、請求項1に記載の蓋部材の保持構造。
【請求項6】
前記所定の距離は、前記蓋部材又は前記筐体に衝撃が加えられたことに起因するガタツキを防止可能な距離に設定されている、請求項1に記載の蓋部材の保持構造。
【請求項7】
前記係合部は、前記蓋部材と前記筐体との係合を緩める方向に凹んだ湾曲形状に形成され、
前記被係合部は、前記係合部の前記湾曲形状に対応させた凸となる湾曲形状に形成されている、請求項1に記載の蓋部材の保持構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蓋部材の保持構造に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ケースとその蓋とをフック機構で係止する蓋体のロック機構が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-255604号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に開示されている蓋体のロック機構では、落下等の衝撃に対しても蓋体のロック状態を確実に保持する構造を有している。したがって、ロック状態を解除する際は、蓋体の操作部を強く引き上げなければならないため(明細書の段落0013参照)、その操作性に難があるという問題がある。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、筐体と蓋部材との係合の解除に係る操作性を向上させることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係る蓋部材の保持構造は、
筐体に着脱可能に取り付けられる蓋部材の保持構造であって、
前記筐体に設けられた被係合部と、
前記蓋部材に設けられ、前記蓋部材が前記筐体に取り付けられたときに前記被係合部側に向かって付勢される係合部であって、前記蓋部材が前記筐体に取り付けられたときに前記被係合部の被係合面に係合される係合面と、前記蓋部材が前記筐体に取り付けられたときに前記被係合部の第1面と対向し、かつ、当該第1面から所定の距離だけ離れた箇所に配置される第2面と、を有する係合部と、
を備え、
前記係合部が前記被係合部から離間させる方向に移動されて前記蓋部材が前記筐体から取り外されるときに、前記被係合部の前記第1面と前記係合部の前記第2面とが干渉しないように前記所定の距離が設定されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、筐体と蓋部材との係合の解除に係る操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明を適用した電子機器の一実施形態の構成として関数電卓の背面を示した平面図である。
関数電卓の背面の下側部分を示した斜視図である。
蓋部材を表側から見た平面図である。
蓋部材のフック部分を拡大した側面図である。
図1のA-A矢視における断面図である。
(a)は図5の一点鎖線で囲まれた部分の拡大図である。(b)は(a)から操作部と基部とが近づく方向へ指かけ部を移動させた状態を示す図である。
係合部と被係合部とが係合された状態を示す図である。
図1のA-A矢視における断面図であり、開口部が開放された状態の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る蓋部材の保持構造の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、本発明を適用した電子機器の一実施形態として関数電卓を例に挙げて説明するが、当該電子機器は関数電卓である場合に限定されず、後述する筐体10の開口部11を塞ぐ蓋部材20を備える電子機器であればどのような電子機器(例えば、電子辞書、タブレット端末等)にも適用される。
【0010】
図1及び図2に示すように、関数電卓1は、筐体10と、蓋部材(蓋体)20とを備える。
筐体10は、背面に開口して4本の乾電池(図示省略)又は乾電池型二次電池(図示省略)を収納(装填)する開口部11が設けられている(図5及び図8参照)。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
放電器
2か月前
日本精機株式会社
駆動装置
1か月前
株式会社遠藤照明
照明装置
1日前
日本精機株式会社
回路基板
16日前
個人
静電気排除専用ノズル。
3か月前
愛知電機株式会社
盤フレーム
2か月前
個人
day & night.
3か月前
個人
静電気除去具
2か月前
株式会社国際電気
電子装置
1か月前
三菱電機株式会社
電子機器
1か月前
株式会社プロテリアル
シールド材
1か月前
個人
電気抵抗電磁誘導加熱装置
2か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
1か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
1か月前
株式会社LIXIL
照明システム
1か月前
個人
電子機器収納ユニット
1か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
2か月前
株式会社JVCケンウッド
処理装置
2か月前
メクテック株式会社
伸縮性配線基板
今日
FDK株式会社
冷却構造
1か月前
TDK株式会社
配線基板
今日
マクセルイズミ株式会社
加熱ユニット
今日
昭栄化学工業株式会社
焼成型導電性ペースト
1日前
株式会社タクミ精工
除電ブラシ
23日前
新光電気工業株式会社
配線基板
29日前
信越ポリマー株式会社
配線基板
1か月前
株式会社国際電気
取っ手付き機器
2か月前
株式会社デンソー
電子装置
17日前
ホシザキ株式会社
LED駆動装置
14日前
ダイニック株式会社
面状発熱体および水性塗料
1か月前
株式会社デンソー
電子装置
9日前
キヤノン株式会社
回路基板、画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
回路基板、画像形成装置
3日前
Astemo株式会社
電子装置
1か月前
住友ベークライト株式会社
基板の製造方法
1か月前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
2か月前
続きを見る