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公開番号2025087910
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2025041391,2023203361
出願日2025-03-14,2020-11-04
発明の名称音信号ダウンミックス方法、音信号ダウンミックス装置、プログラム
出願人日本電信電話株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G10L 19/008 20130101AFI20250603BHJP(楽器;音響)
要約【課題】2チャネルの音信号から符号化処理などの信号処理に有用なモノラル信号を得る技術を提供する技術を提供する。
【解決手段】音信号ダウンミックス装置405は、第一チャネル入力音信号と第二チャネル入力音信号を混合した信号であるダウンミックス信号を得る装置である。音信号ダウンミックス装置405は、第一チャネル入力音信号と第二チャネル入力音信号のどちらが先行しているかを表す符号を取得する左右関係情報取得部185と、符号と第一チャネル入力音信号と第二チャネル入力音信号の相関の大きさを示す係数である関係係数とに基づき決定される度合いに基づき、先行しているチャネルと、もう一方のチャネルと、からダウンミックス信号を得るダウンミックス部112と、を有する。ダウンミックス部112では、第一チャネル入力音信号と、第二チャネル入力音信号のうち、先行している信号がもう一方の信号よりも大きな重みを与えられる。
【選択図】図22
特許請求の範囲【請求項1】
第一チャネル入力音信号と第二チャネル入力音信号を混合した信号であるダウンミックス信号を得る音信号ダウンミックス方法であって、
前記第一チャネル入力音信号と前記第二チャネル入力音信号のどちらが先行しているかを表す符号を取得するステップと、
前記符号と前記第一チャネル入力音信号と前記第二チャネル入力音信号の相関の大きさを示す係数である関係係数とに基づき決定される度合いに基づき、前記先行しているチャネルと、もう一方のチャネルと、から前記ダウンミックス信号を得るダウンミックスステップと、を有し、
前記ダウンミックスステップでは、前記第一チャネル入力音信号と、前記第二チャネル入力音信号のうち、先行している信号がもう一方の信号よりも大きな重みを与えられる、音信号ダウンミックス方法。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
第一チャネル入力音信号と第二チャネル入力音信号を混合した信号であるダウンミックス信号を得る音信号ダウンミックス装置であって、
前記第一チャネル入力音信号と前記第二チャネル入力音信号のどちらが先行しているかを表す符号を取得する左右関係情報取得部と、
前記符号と前記第一チャネル入力音信号と前記第二チャネル入力音信号の相関の大きさを示す係数である関係係数とに基づき決定される度合いに基づき、前記先行しているチャネルと、もう一方のチャネルと、から前記ダウンミックス信号を得るダウンミックス部と、を有し、
前記ダウンミックス部では、前記第一チャネル入力音信号と、前記第二チャネル入力音信号のうち、先行している信号がもう一方の信号よりも大きな重みを与えられる、音信号ダウンミックス装置。
【請求項3】
第一チャネル入力音信号と第二チャネル入力音信号を混合した信号であるダウンミックス信号を得る音信号ダウンミックス方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記音信号ダウンミックス方法は、
前記第一チャネル入力音信号と前記第二チャネル入力音信号のどちらが先行しているかを表す符号を取得するステップと、
前記符号と前記第一チャネル入力音信号と前記第二チャネル入力音信号の相関の大きさを示す係数である関係係数とに基づき決定される度合いに基づき、前記先行しているチャネルと、もう一方のチャネルと、から前記ダウンミックス信号を得るダウンミックスステップと、
を有し、
前記ダウンミックスステップでは、前記第一チャネル入力音信号と、前記第二チャネル入力音信号のうち、先行している信号がもう一方の信号よりも大きな重みを与えられる、
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、音信号をモノラルで符号化したり、モノラル符号化とステレオ符号化を併用して音信号を符号化したり、音信号をモノラルで信号処理したり、ステレオの音信号にモノラルの音信号を用いた信号処理をしたりするために、2チャネルの音信号からモノラルの音信号を得る技術に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
2チャネルの音信号からモノラルの音信号を得て、2チャネルの音信号とモノラルの音信号をエンベデッド符号化/復号する技術として、特許文献1の技術がある。特許文献1には、入力された左チャネルの音信号と入力された右チャネルの音信号を対応するサンプルごとに平均することでモノラル信号を得て、モノラル信号を符号化(モノラル符号化)してモノラル符号を得て、モノラル符号を復号(モノラル復号)してモノラル局部復号信号を得て、左チャネルと右チャネルのそれぞれについて、入力された音信号と、モノラル局部復号信号から得た予測信号と、の差分(予測残差信号)を符号化する技術が開示されている。特許文献1の技術では、それぞれのチャネルについて、モノラル局部復号信号に遅延を与えて振幅比を与えた信号を予測信号として、入力された音信号と予測信号の誤差が最小となる遅延と振幅比を有する予測信号を選択するか、または、入力された音信号とモノラル局部復号信号との間の相互相関を最大にする遅延差と振幅比を有する予測信号を用いて、入力された音信号から予測信号を減算して予測残差信号を得て、予測残差信号を符号化/復号の対象とすることで、各チャネルの復号音信号の音質劣化を抑えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
WO2006-070751号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、予測信号を得る際にモノラル局部復号信号に与える遅延と振幅比を最適化することで、各チャネルの符号化効率を高めることができる。しかし、特許文献1の技術では、モノラル局部復号信号は左チャネルの音信号と右チャネルの音信号を平均して得たモノラル信号を符号化・復号して得たものである。すなわち、特許文献1の技術には、2チャネルの音信号から符号化処理などの信号処理に有用なモノラル信号を得る工夫がされていないという課題がある。
本発明では、2チャネルの音信号から符号化処理などの信号処理に有用なモノラル信号を得る技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様は、第一チャネル入力音信号と第二チャネル入力音信号を混合した信号であるダウンミックス信号を得る音信号ダウンミックス方法である。
【0006】
この音信号ダウンミックス方法は、第一チャネル入力音信号と第二チャネル入力音信号のどちらが先行しているかを表す符号を取得するステップと、符号と第一チャネル入力音信号と第二チャネル入力音信号の相関の大きさを示す係数である関係係数とに基づき決定される度合いに基づき、先行しているチャネルと、もう一方のチャネルと、からダウンミックス信号を得るダウンミックスステップと、有する。
【0007】
ダウンミックスステップでは、第一チャネル入力音信号と、第二チャネル入力音信号のうち、先行している信号がもう一方の信号よりも大きな重みを与えられる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、2チャネルの音信号から符号化処理などの信号処理に有用なモノラル信号を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1参考形態と第2実施形態の符号化装置の例を示すブロック図である。
第1参考形態の符号化装置の処理の例を示す流れ図である。
第1参考形態の復号装置の例を示すブロック図である。
第1参考形態の復号装置の処理の例を示す流れ図である。
第1参考形態の左チャネル減算利得推定部と右チャネル減算利得推定部の処理の例を示す流れ図である。
第1参考形態の左チャネル減算利得推定部と右チャネル減算利得推定部の処理の例を示す流れ図である。
第1参考形態の左チャネル減算利得復号部と右チャネル減算利得復号部の処理の例を示す流れ図である。
第1参考形態の左チャネル減算利得推定部と右チャネル減算利得推定部の処理の例を示す流れ図である。
第1参考形態の左チャネル減算利得推定部と右チャネル減算利得推定部の処理の例を示す流れ図である。
第2参考形態と第1実施形態の符号化装置の例を示すブロック図である。
第2参考形態の符号化装置の処理の例を示す流れ図である。
第2参考形態の復号装置の例を示すブロック図である。
第2参考形態の復号装置の処理の例を示す流れ図である。
第1実施形態の符号化装置の処理の例を示す流れ図である。
第2実施形態の符号化装置の処理の例を示す流れ図である。
第3実施形態の符号化装置の例を示すブロック図である。
第3実施形態の符号化装置の処理の例を示す流れ図である。
第4実施形態の音信号符号化装置の例を示すブロック図である。
第4実施形態の音信号符号化装置の処理の例を示す流れ図である。
第4実施形態の音信号処理装置の例を示すブロック図である。
第4実施形態の音信号処理装置の処理の例を示す流れ図である。
第4実施形態の音信号ダウンミックス装置の例を示すブロック図である。
第4実施形態の音信号ダウンミックス装置の処理の例を示す流れ図である。
本発明の実施形態における各装置を実現するコンピュータの機能構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
まず、明細書における表記方法について説明する。ある文字xに対する^xのような上付き添え字の”^”は、本来”x”の真上に記載されるべきである。しかし、明細書の記載表記の制約上、^xと記載することもある。
<第1参考形態>
発明の実施形態を説明する前に、第1参考形態と第2参考形態として、第2実施形態の発明と第1実施形態の発明を実施するための元となる形態の符号化装置と復号装置について説明する。なお、明細書及び特許請求の範囲において、符号化装置のことを音信号符号化装置、符号化方法のことを音信号符号化方法、復号装置のことを音信号復号装置、復号方法のことを音信号復号方法と呼ぶこともある。
(【0011】以降は省略されています)

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