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公開番号
2025084477
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2023198413
出願日
2023-11-22
発明の名称
車両管理システム及び電気自動車
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類
G10K
15/04 20060101AFI20250527BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】電気自動車において擬似エンジン音を発生させる技術に関して、ユーザが複数のエンジン車種の中から擬似エンジン音を発生させるエンジン車種を指定する際の煩わしさを低減する。
【解決手段】車両管理システムは、電気自動車の運転状態に基づいて擬似エンジン音を生成し、電気自動車に搭載されたスピーカから前記擬似エンジン音を出力するように構成された1又は複数のプロセッサを備える。1又は複数のプロセッサは、複数のエンジン車種の中から選択した1つの選択車種に対応する音源を用いて擬似エンジン音を生成するように構成される。1又は複数のプロセッサは、さらに、電気自動車の停車中にユーザによる選択車種の仮指定入力が行われた場合、仮指定入力に対応するエンジン車種のサンプル音を所定の出力形態でスピーカから出力するように構成される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
電気モータを駆動源として有する電気自動車に適用される車両管理システムであって、
前記電気自動車の運転状態に基づいて擬似エンジン音を生成し、前記電気自動車に搭載されたスピーカから前記擬似エンジン音を出力するように構成された1又は複数のプロセッサを備え、
前記1又は複数のプロセッサは、
複数のエンジン車種の中から選択した1つの選択車種に対応する音源を用いて前記擬似エンジン音を生成するように構成され、
前記1又は複数のプロセッサは、さらに、
前記電気自動車の停車中にユーザによる前記選択車種の仮指定入力が行われた場合、前記仮指定入力に対応するエンジン車種のサンプル音を所定の出力形態で前記スピーカから出力する
ように構成されている
車両管理システム。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の車両管理システムであって、
前記サンプル音は、所定のエンジン回転数帯におけるエンジンの吹き上がり音である
車両管理システム。
【請求項3】
請求項1に記載の車両管理システムであって、
前記電気自動車の前記運転状態は、前記電気自動車の手動運転要素の操作状態を含み、
前記1又は複数のプロセッサは、前記サンプル音を前記スピーカから出力している間に前記手動運転要素が操作されたとき、前記サンプル音の出力を止めるように構成されている
車両管理システム。
【請求項4】
請求項3に記載の車両管理システムであって、
前記手動運転要素は、アクセルペダルを含む
車両管理システム。
【請求項5】
請求項1に記載の車両管理システムであって、
前記1又は複数のプロセッサは、さらに、
前記サンプル音を前記スピーカから出力している間に、前記ユーザからの前記サンプル音の音調の変更入力を受け付け、
前記変更入力が行われた場合、
前記サンプル音の音調を前記変更入力に応じて調整し、
前記仮指定入力に対応するエンジン車種を前記選択車種とするとき、前記サンプル音に対する調整が反映されるように前記擬似エンジン音を出力する
ように構成されている
車両管理システム。
【請求項6】
請求項1に記載の車両管理システムであって、
前記スピーカからの前記擬似エンジン音の出力を停止するエンジン音停止モードを備え、
前記1又は複数のプロセッサは、さらに、
前記エンジン音停止モードがオンからオフとなるときに、前記選択車種の擬似エンジン始動音を前記スピーカから出力するように構成されている
車両管理システム。
【請求項7】
請求項1に記載の車両管理システムであって、
前記ユーザは複数のユーザを含み、
前記電気自動車は、さらに、
前記複数のユーザの各ユーザに関してユーザ識別情報と前記選択車種の指定入力によって指定された指定エンジン車種を紐づけて管理するデータベースを記憶する1又は複数の記憶装置と、
前記電気自動車のドライバを認識するドライバ認識センサと、
を備え、
前記1又は複数のプロセッサは、前記電気自動車が始動したとき、さらに、
前記ドライバ認識センサを用いて前記ドライバの前記ユーザ識別情報を取得し、
前記データベースから前記ドライバの前記ユーザ識別情報に紐づく前記指定エンジン車種を読み込み、
読み込まれた前記指定エンジン車種を前記選択車種とする
ように構成されている
車両管理システム。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれか1項に記載の車両管理システムであって、
前記電気自動車は、マニュアルトランスミッション車両の運転特性を模擬する手動モードを備える
車両管理システム。
【請求項9】
請求項8に記載の車両管理システムであって、
前記電気自動車は、アクセルペダルとシーケンシャルシフターとを備え、
前記手動モードにおいて、前記電気自動車は、前記アクセルペダルの操作に対する前記電気モータの出力特性を前記シーケンシャルシフターのシフト操作に応じて変化させるように構成された
車両管理システム。
【請求項10】
請求項8に記載の車両管理システムであって、
前記電気自動車は、アクセルペダルと、擬似クラッチペダルと、擬似シフト装置とを備え、
前記擬似クラッチペダルは、前記擬似シフト装置の操作時に操作され、
前記手動モードにおいて、前記電気自動車は、前記アクセルペダルの操作に対する前記電気モータの出力を前記擬似クラッチペダルの操作と前記擬似シフト装置の操作に応じて変化させるように構成された
車両管理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電気モータを駆動源として有する電気自動車に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電気自動車において、内燃機関を駆動源として有する仮想のエンジン車で走行した場合に発生する擬似エンジン音を発生させる技術が考えられている。例えば、特許文献1には、エンジン車においてシフトチェンジの際に発生するエンジン音をリアルに表現することを目的として、擬似エンジン音(仮想エンジン音)を制御する音制御装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-215437号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
実際のエンジン車は、その車種によって発生するエンジン音の特徴が異なってくる。電気自動車において擬似エンジン音を発生させる技術では、仮想のエンジン車の車種(エンジン車種)を複数種類の中から指定可能とすることで、様々なエンジン車種のエンジン音を模擬した擬似エンジン音を発生させることができる。ユーザは、好みや気分に応じて適宜にエンジン車種を指定することができる。
【0005】
一方で、ユーザは、走行時の擬似エンジン音を実際に聞いてから、その擬似エンジン音が好みや気分に合致しているかどうかを判断することが考えられる。この場合、従来、ユーザは、実際に車両を走行させて擬似エンジン音を聞いてからエンジン車種の指定を行うことが必要となっていた。このことは、ユーザにエンジン車種を指定することに対する煩わしさを与える。本開示の1つの目的は、このようなユーザの煩わしさを低減することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の観点は、電気モータを駆動源として有する電気自動車に適用される車両管理システムに関連する。車両管理システムは、電気自動車の運転状態に基づいて擬似エンジン音を生成し、電気自動車に搭載されたスピーカから前記擬似エンジン音を出力するように構成された1又は複数のプロセッサを備える。1又は複数のプロセッサは、複数のエンジン車種の中から選択した1つの選択車種に対応する音源を用いて擬似エンジン音を生成するように構成される。1又は複数のプロセッサは、さらに、電気自動車の停車中にユーザによる選択車種の仮指定入力が行われた場合、仮指定入力に対応するエンジン車種のサンプル音を所定の出力形態でスピーカから出力するように構成される。
【0007】
第2の観点は、電気モータを駆動源として有する電気自動車に関連する。電気自動車は、電気自動車の運転状態に基づいて擬似エンジン音を生成し、電気自動車に搭載されたスピーカから前記擬似エンジン音を出力するように構成された1又は複数のプロセッサを備える。1又は複数のプロセッサは、複数のエンジン車種の中から選択した1つの選択車種に対応する音源を用いて擬似エンジン音を生成するように構成される。1又は複数のプロセッサは、さらに、電気自動車の停車中にユーザによる選択車種の仮指定入力が行われた場合、仮指定入力に対応するエンジン車種のサンプル音を所定の出力形態でスピーカから出力するように構成される。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、電気自動車の停車中にユーザによる仮指定入力が行われた場合に、仮指定入力に対応するエンジン車種のサンプル音がスピーカから出力される。これにより、ドライバとなるユーザは、エンジン車種を指定する前に各エンジン車種のサンプル音を聞くことができる。ユーザは、サンプル音を聞くことで、電気自動車を実際に走行させなくても擬似エンジン音が好みや気分に合致しているかどうかを判断することができる。そして、ユーザは、好みや気分に合致した場合に、エンジン車種を指定することができる。このようにして、ユーザの煩わしさを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態に係る電気自動車と車両管理システムを示す概念図である。
車両管理システムの基本的な機能構成の例を示すブロック図である
サンプル音を出力する機能に関連する車両管理システムの機能構成の例を示すブロック図である。
サンプル音を出力する機能に関して車両管理システムが実行する処理の処理フローの一例を示すフローチャートである。
サンプル音による擬似エンジン音の音調調整機能に関連する車両管理システムの機能構成の例を示すブロック図である。
擬似エンジン始動音を出力する機能に関連する車両管理システムの機能構成の例を示すブロック図である。
電気自動車の始動時における車種選択部の機能構成の例を示すブロック図である。
電気自動車の動力制御系の第1の構成例を示すブロック図である。
MT車両モデルを構成するエンジンモデル、クラッチモデル、及びトランスミッションモデルの各例を示す図である。
MT車両モデルを用いたモータ制御で実現される電気モータのトルク特性を、電気自動車としての通常のモータ制御で実現される電気モータのトルク特性と比較して示す図である。
電気自動車の動力制御系の第2の構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
添付図面を参照して、本開示の実施の形態を説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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