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公開番号
2025083943
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197641
出願日
2023-11-21
発明の名称
吸音装置及びパラメータ推定方法
出願人
株式会社東芝
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
G10K
11/16 20060101AFI20250526BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】低周波数帯における2つの周波数の騒音を吸音できる簡素な構成の吸音装置及び吸音装置におけるパラメータを推定する方法を提供する。
【解決手段】吸音装置10は、中空部材12、第1の板である表面板11、第2の板である背後板13、第3の板である吊り下げ板15及び連結部材14を備える。表面板11は、中空部材12に接続され、振動可能である。背後板13は、表面板11と対向し、中空部材12に接続される。吊り下げ板15は、表面板11と背後板13との間に配置され、振動可能である。連結部材14は、吊り下げ板15を表面板11に接続する。表面板11、背後板13及び中空部材12は、内部空間30を形成し、吊り下げ板15は、内部空間30において連結部材14により表面板11から吊り下げられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
中空部材と、
前記中空部材に接続される振動可能な第1の板と、
前記第1の板と対向し、前記中空部材に接続される第2の板と、
前記第1の板と前記第2の板との間に配置される振動可能な第3の板と、
前記第3の板を前記第1の板に接続する連結部材と、
を備え、
前記第1の板、前記第2の板、及び前記中空部材は、内部空間を形成し、
前記第3の板は、前記内部空間において前記連結部材により前記第1の板から吊り下げられている、
吸音装置。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記連結部材はボルトを含む、請求項1に記載の吸音装置。
【請求項3】
前記連結部材は前記ボルトに挿通する複数のナットをさらに含み、
前記第3の板は、中央部分に前記ボルトが挿通する開口を有し、前記複数のナットによって固定され、
前記第1の板は、中央部分に前記ボルトが挿通する開口を有し、前記複数のナットによって固定される、請求項2に記載の吸音装置。
【請求項4】
前記連結部材は前記ボルトに挿通する複数のワッシャをさらに含む、請求項3に記載の吸音装置。
【請求項5】
前記複数のワッシャは、前記第1の板と前記第1の板を固定する前記ナットとの間、前記第3の板と前記第3の板を固定する前記ナットとの間、のいずれかに連続して位置する複数のワッシャを含む、請求項4に記載の吸音装置。
【請求項6】
前記複数のワッシャは材料が異なる少なくとも2種類のワッシャを含む、請求項4に記載の吸音装置。
【請求項7】
前記第3の板は、周縁部分に設けられた開口を有し、
前記ボルトは前記開口を挿通する、請求項4に記載の吸音装置。
【請求項8】
前記第3の板の周縁部分に分散配置される複数のおもりをさらに備える請求項1に記載の吸音装置。
【請求項9】
前記複数のおもりはねじを含む、請求項8に記載の吸音装置。
【請求項10】
前記第3の板の周縁部分に設けられる円環状のおもりをさらに備える請求項1に記載の吸音装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、吸音装置及びパラメータ推定方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
ヘルムホルツ共鳴と板振動を連成させる構成を有する音響メタマテリアルが知られている。ヘルムホルツ共鳴と板振動の連成は吸音特性の広帯域化を可能にする。しかしながら、ヘルムホルツ音孔板とも呼ばれる有孔板の作製には高いコストを要する。
【0003】
ところで、200Hz以下の周波数帯における2つの周波数の騒音を低減できることが社会的ニーズとしてある。2つの周波数の騒音としては、例えば、基本周波数の騒音及び基本周波数の2倍の周波数の騒音が想定される。例えば騒音が電源由来のものである場合、基本周波数は50Hz又は60Hzであり得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6610684号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、低周波数帯における2つの周波数の騒音を吸音できる簡素な構成の吸音装置を提供することである。また、当該吸音装置のパラメータを推定する方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態に係る吸音装置は、中空部材、第1の板、第2の板、第3の板、及び連結部材を備える。第1の板は、前記中空部材に接続され、振動可能である。第2の板は、前記第1の板と対向し、前記中空部材に接続される。前記第3の板は、前記第1の板と前記第2の板との間に配置され、振動可能である。前記連結部材は、前記第3の板を前記第1の板に接続する。前記第1の板、前記第2の板、及び前記中空部材は、内部空間を形成し、前記第3の板は、前記内部空間において前記連結部材により前記第1の板から吊り下げられている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係る吸音装置を示す断面図。
図1の吸音装置に対応する振動モデルを示す図。
図1に示した連結部材の一例を示す側面図。
図3に示した吊り下げ板におもりを取り付けた状態を示す斜視図。
実施形態に係る組み立て方法を説明するための図。
実施形態に係る組み立て方法を説明するための図。
実施形態に係る組み立て方法を説明するための図。
実施形態に係る組み立て方法を説明するための図。
実施形態に係る組み立て方法を説明するための図。
実施形態に係る組み立て方法を説明するための図。
実施形態に係る組み立て方法を説明するための図。
実施形態に係る組み立て方法を説明するための図。
第1の実施例に係る吸音装置の吸音特性を示す図。
第1の実施例に係る吸音装置の吸音特性を示す図。
第2の実施例に係る吸音装置の吸音特性を示す図。
第2の実施例に係る吸音装置の吸音特性を示す図。
第3の実施例に係る吸音装置の吸音特性を示す図。
第3の実施例に係る吸音装置の吸音特性を示す図。
第3の実施例に係る吸音装置の吸音特性を示す図。
第4の実施例に係る吸音装置の吸音特性を示す図。
実施形態に係るパラメータ推定方法を説明するための図。
実施形態に係る第1のパラメータ推定方法を説明するための図。
実施形態に係る第1のパラメータ推定方法を説明するための図。
実施形態に係る第1のパラメータ推定方法を説明するための図。
実施形態に係る第1のパラメータ推定方法を説明するための図。
実施形態に係る第1のパラメータ推定方法を説明するための図。
実施形態に係る第1のパラメータ推定方法を説明するための図。
実施形態に係る第1のパラメータ推定方法を説明するための図。
実施形態に係る第2のパラメータ推定方法を説明するための図。
実施形態に係る第2のパラメータ推定方法を説明するための図。
実施形態に係る第2のパラメータ推定方法を説明するための図。
実施形態に係る第2のパラメータ推定方法を説明するための図。
実施形態に係る第3のパラメータ推定方法を説明するための図。
実施形態に係る第3のパラメータ推定方法を説明するための図。
実施形態に係る第3のパラメータ推定方法を説明するための図。
実施形態に係るパラメータチューニングの例を説明するための図。
実施形態に係るパラメータチューニングの例を説明するための図。
実施形態に係る表面板に圧電素子を設ける構成を示す図。
実施形態に係る吊り下げ板に圧電素子を設ける構成を示す図。
実施形態に係る音響メタマテリアルを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら実施形態を説明する。
【0009】
図1は、実施形態に係る吸音装置10の断面を概略的に示している。図1に示すように、吸音装置10は、表面板11、中空部材12、背後板13、連結部材14、吊り下げ板15、及び複数のおもり16を備える。
【0010】
中空部材12は、例えば、円筒状の枠である。中空部材12は、第1開口及び第1開口に対向する第2開口を有する。表面板11は、例えば、平板である。表面板11は、例えば、円形状である。表面板11は、中空部材12の第1開口を塞ぐように中空部材12に接続されている。表面板11が両矢印に示すように軸方向に振動可能となるように、表面板11の外縁部分が中空部材12により支持されている。軸方向は、吸音装置10の仮想的な軸に沿う方向であり、表面板11に垂直な方向である。背後板13は、例えば、平板である。背後板13は、例えば、円形状である。背後板13は、中空部材12の第2開口を塞ぐように中空部材12に接続されている。背後板13は、中空部材12の長さL1だけ離れて表面板11に対向する。中空部材12の長さL1は、吸音装置10の軸に沿った寸法である。中空部材12、表面板11、及び背後板13は、内部空間30を形成する。中空部材12の長さL1は内部空間30の厚みに相当する。
(【0011】以降は省略されています)
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