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公開番号
2025087835
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2025035491,2022547882
出願日
2025-03-06,2021-02-05
発明の名称
NAMPTモジュレーター
出願人
サイトキネティックス, インコーポレイテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07C
275/42 20060101AFI20250603BHJP(有機化学)
要約
【課題】NAMPTモジュレーターを提供すること。
【解決手段】提供されるのは、式(II)の化合物:
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025087835000743.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">42</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">88</com:WidthMeasure> </com:Image> またはその薬学的に許容される塩であり、ここで、R
1
、R
2
、R
3
、R
4
、R
5
、R
6
、及びpは、本明細書で定義される通りである。また、式(II)の化合物またはその薬学的に許容される塩を含む、薬学的に許容される組成物も提供される。また、式(II)の化合物、またはその薬学的に許容される塩を用いる方法も提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
明細書中に記載の発明。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2020年2月7日出願の米国仮出願第62/971,838号の優先権及び利益を主張し、この開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 5,500 文字)
【0002】
分野
本明細書で提供されるのは、フェニル尿素化合物、そのような化合物を含む薬学的組成物、及びニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ(NAMPT)によって媒介される様々な疾患及び状態をそのような化合物を用いて処置する方法である。
【背景技術】
【0003】
本開示は、ニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ(NAMPT)のモジュレーター及びその誘導体の使用、ならびに様々な病的状態を予防または治療するためのNAMPT発現、NAMPT活性またはNAMPT媒介シグナル伝達の増強剤または誘導剤に関する。
【0004】
ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD+)は、異化代謝と同化代謝の両方の基本的な生物学的プロセスに関与する必須の補酵素(酵素補因子)である。補酵素として、NADはエネルギー代謝に関与する多くの酸化酵素(通常はデヒドロゲナーゼ)と関連しており、普遍的な電子キャリアとして機能する。NADは酸化状態の細胞に存在する(NAD+及びNADP+)、還元状態(NADH及びNADPH)は、異化作用の酸化プロセスから自由エネルギーを捕捉して伝達するか、または同化作用の高分子を構築するためのエネルギーの小さなパケットを提供する化学的手段として機能する。炭水化物、脂質、及びアミノ酸の酸化から生成されるNADHは、ミトコンドリアの電子伝達系と同等の還元を提供し、最終的に酸化的リン酸化におけるATPの合成を促進する。
【0005】
200以上の酵素が補酵素としてNAD+またはNADP+のいずれかを使用しており、酵素機能はエネルギー代謝に限定されていない。現在、NAD+は、ミトコンドリア機能、呼吸能力、及び生合成、ミトコンドリア核シグナル伝達などの多様な機能を調節する役割を果たしていることが認識されている。さらに、それは細胞シグナル伝達、遺伝子発現、DNA修復、造血、免疫機能、小胞体ストレス(unfolded protein
response)、及びオートファジーを制御する。さらに、NADは抗炎症作用があり、酸化ストレスと戦うための還元力の主要な源であるNADPHの前駆体である。多くの文献は、NADレベルを上げることが、多種多様な病状を予防または改善するための効果的な戦略であることを示している(Stromland et al.,Biochem Soc Trans.2019,47(1):119-130;Ralto et
al.,Nat Rev Nephrol.2019;Fang et al.,Trends Mol Med.2017,23(10):899-916;Yoshino
et al.,Cell Metab.2011,14(4):528-36;Yang and Sauve,Biochim Biophys Acta.2016,1864:1787-1800;Verdin,Science.2015,350(6265):1208-13)。
【0006】
NAD+及びNADP+関連酵素のレベルは正常な生理機能において重要な役割を果たし、老化を含むさまざまな疾患及びストレスの条件下で変化する。細胞のNAD+レベルは、老化、代謝性疾患、炎症性疾患、虚血/再灌流傷害、及びヒト(Massudi et al.,PLoS ONE.2012,7(7):e42357)ならびに動物(Y
ang et al.,Cell.2007,130(6):1095-107;Braidy et al.PLoS One.2011,26;6(4):e19194;Peek et al.Science.2013,342(6158):1243417;Ghosh et al.,J Neurosci.2012,32(17):5821-32)における他の状態の間に低下し、細胞のNAD+レベルの調節が、身体機能の低下及び悪化の速度及び重症度に影響を与えることが示唆されている。したがって、細胞のNAD+濃度の増大は、加齢及び加齢性疾患の状況において有益である可能性がある。
細胞のNAD+プールは、NAD+合成の活性と消費酵素との間のバランスによって制御される。哺乳動物では、NAD+は、トリプトファン(Trp)、ニコチン酸(NA)、ニコチンアミドリボシド(NR)、ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)、及びニコチンアミド(NAM)を含む、その主要な前駆体のうちの1つ以上を含む種々の食餌源から合成される。その前駆体のバイオアベイラビリティに基づいて、細胞内でNAD+を合成するための3つの経路がある:(i)de novo生合成経路またはキヌレニン経路によるTrpから(ii)Preiss-Handler経路のNAから、及び(iii)サルベージ経路におけるNAM、NR、及びNMNから(Verdin et al.,Science.2015,350(6265):1208-13)。これらのうち、主なNAD+生合成経路には、種々のストレスに対する寿命及び応答の決定に重要な律速酵素ニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ(NAMPT)によるニコチンアミドと5’-ホスホリボシルピロリン酸を使用したニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)の合成ステップが含まれる(Fulco et al,Dev Cell.2008,14(5):661-73;Imai,Curr Pharm Des.2009,15(1):20-8;Revollo et al.,J Biol Chem.2004,279(49):50754-63;Revollo et al.,Cell Metab. 2007,Nov;6(5):363-75;van der Veer et al.,J Biol Chem.2007,282(15):10841-5;Yang et al.,Cell.2007,130(6):1095-107)。したがって、小分子活性化因子によるNAMPT触媒作用の速度を上げることは、NADレベルを高め、それによって広範囲の病状に対処するための効果的な戦略となるであろう。これらとしては、心臓病、化学療法によって誘発される組織損傷、腎疾患、代謝性疾患、筋肉疾患、神経疾患及び損傷、幹細胞機能障害によって引き起こされる疾患、ならびにDNA損傷及び原発性ミトコンドリア障害が挙げられる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0007】
Stromland et al.,Biochem Soc Trans.2019,47(1):119-130
Ralto et al.,Nat Rev Nephrol.2019
Fang et al.,Trends Mol Med.2017,23(10):899-916
Yoshino et al.,Cell Metab.2011,14(4):528-36
Yang and Sauve,Biochim Biophys Acta.2016,1864:1787-1800
Verdin,Science.2015,350(6265):1208-13
Massudi et al.,PLoS ONE.2012,7(7):e42357
Yang et al.,Cell.2007,130(6):1095-107
Braidy et al.PLoS One.2011,26;6(4):e19194
Peek et al.Science.2013,342(6158):1243417
Ghosh et al.,J Neurosci.2012,32(17):5821-32
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
一態様では、本明細書で提供されるのは、式(II)の化合物:
TIFF
2025087835000001.tif
42
108
またはその薬学的に許容される塩であって、式中:
R
1
は、ハロまたはメトキシであり;
R
6
が、水素またはハロであり;かつ
pは0または1であり、式中
pが1の場合、
R
2
が水素もしくはC
1
-C
6
アルキルであるか、またはZ
4
及び介在する原子と一緒になって、4~6員のヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニル環を形成し;
R
3
が水素またはC
1
-C
6
アルキルであり;
R
4
が
a)Z
1
NR
a
C(O)-、
b)Z
2
C(O)NR
b
-、
c)Z
3
(CR
c
R
d
)
m
NR
e
-、
d)Z
4
S(O)
2
(CH
2
)
n
-、
e)Z
5
OC(O)-、
f)NR
f
R
g
C(O)-、
g)1つ以上の独立して選択されたC
1
-C
6
アルキルまたはC
3
-C
6
シクロアルキル置換基で任意選択で置換されている5~10員のヘテロアリール、
h) 3~10員のヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであって
、ハロ、オキソ、-OH、-CN、-C
1
-C
6
アルキル(1つ以上の独立して選択されたR
【0009】
別の態様において、本明細書に提供されるのは、式(I):
TIFF
2025087835000007.tif
45
98
の化合物、またはその薬学的に許容される塩であり、
式中:
R
1
は、ハロまたはメトキシであり;
R
2
は水素もしくはC
1
-C
6
アルキルであるか、またはZ
4
及び介在する原子と一緒になって、4~6員のヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニル環を形成し、
R
3
は、水素またはC
1
-C
6
アルキルであり;
R
4
は
a)Z
1
NR
a
C(O)-、
b)Z
2
C(O)NR
b
-、
c)Z
3
(CR
c
R
d
)
m
NR
e
-、
d)Z
4
S(O)
2
(CH
2
)
n
-、
e)Z
5
OC(O)-、
f)NR
f
R
g
C(O)-、
g)1つ以上の独立して選択されたC
1
-C
6
アルキル置換基で任意選択で置換されている5~10員のヘテロアリール、または
h)3~10員のヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであって、ハロ、オキソ、-OH、-CN、1つ以上の独立して選択されたR
y
置換基で任意選択で置換されている-C
1
-C
6
アルキル、1つ以上の独立して選択されたハロ置換基で任意選択で置換されている-C
1
-C
6
アルコキシ、-C(O)OC
1
-C
6
アルキル、-C(O)C
1
-C
【0010】
別の態様において、本明細書に提供されるのは、式(I-G)の化合物:
TIFF
2025087835000009.tif
47
111
または、その薬学的に許容される塩であって、R
1
、R
2
、R
3
、R
4
、R
5
、及びR
6
は、式(II)またはその任意の変形例もしくは実施形態について定義されたとおりである。
(【0011】以降は省略されています)
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