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公開番号
2025087559
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2024063289,2023201251
出願日
2024-04-10,2023-11-29
発明の名称
水蒸気バリア性コート剤及び積層体
出願人
サカタインクス株式会社
代理人
弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類
C09D
201/00 20060101AFI20250603BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】安全性が高く、水蒸気バリア性に優れる水蒸気バリア性コート剤及び積層体を提供すること。
【解決手段】アニオン性バインダー樹脂、アミノ酸類、無機層状化合物、及び水系媒体を含有する水蒸気バリア性コート剤であり、前記水蒸気バリア性コート剤に含まれる全固形分中、前記アミノ酸類の割合が0.5質量%以上40.0質量%以下であることを特徴とする水蒸気バリア性コート剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
アニオン性バインダー樹脂、アミノ酸類(但し、多価カルボン酸は除く。)、無機層状化合物、及び水系媒体を含有する水蒸気バリア性コート剤であり、
前記水蒸気バリア性コート剤に含まれる全固形分中、前記アミノ酸類の割合が0.5質量%以上40.0質量%以下であることを特徴とする水蒸気バリア性コート剤。
続きを表示(約 150 文字)
【請求項2】
前記アニオン性バインダー樹脂の骨格となるポリマーが、オレフィン・不飽和カルボン酸系共重合体であることを特徴とする請求項1に記載の水蒸気バリア性コート剤。
【請求項3】
紙基材に請求項1又は2に記載の水蒸気バリア性コート剤を塗工してなることを特徴とする積層体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水蒸気バリア性コート剤及び積層体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
紙を基材とし、水蒸気バリア性やガスバリア性(特に、酸素バリア性)を付与した包装材料は、食品、医療品、電子部品等の包装において、内容物の品質低下を防止するために、従来から用いられてきている。
【0003】
紙基材に水蒸気バリア性やガスバリア性を付与する方法としては、紙を支持体としてガスバリア性に優れた合成樹脂フィルムや金属箔を積層する方法が一般的である。しかし、紙基材に合成樹脂フィルム等を積層した材料は、使用後に紙や合成樹脂等をリサイクルすることが困難である問題、マイクロプラスチック問題等の環境面において課題を有するものであった。そこで、合成樹脂フィルム等を使用せずに、紙を基材とした水蒸気バリア性材料、ガスバリア性材料の開発が進められてきている。例えば、特許文献1には、紙基材上に、水蒸気バリア層、ガスバリア層がこの順で設けられた紙製バリア材料が開示されている。前記水蒸気バリア層は、層状無機化合物、カチオン性樹脂及びアニオン性バインダー樹脂を含有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-69783号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、食品用の包装材料は、より安全性の高いカチオン性樹脂に代わる、より安全性の添加剤を使用した水蒸気バリア性コート剤が要求されるようになってきているが、特許文献1に記載された水蒸気バリア層を形成するカチオン性樹脂は、非可食材料である。
【0006】
本発明は、上記のような状況に鑑みてなされたものであり、安全性が高く、水蒸気バリア性に優れる水蒸気バリア性コート剤及び積層体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、本発明は以下の構成である。
[1]アニオン性バインダー樹脂、アミノ酸類、無機層状化合物、及び水系媒体を含有する水蒸気バリア性コート剤であり、前記水蒸気バリア性コート剤に含まれる全固形分中、前記アミノ酸類の割合が0.5質量%以上40.0質量%以下である水蒸気バリア性コート剤。
[2]前記アニオン性バインダー樹脂の骨格となるポリマーが、オレフィン・不飽和カルボン酸系共重合体であることが好ましい[1]に記載の水蒸気バリア性コート剤。
[3]紙基材に[1]又は[2]に記載の水蒸気バリア性コート剤を塗工してなる積層体。
【発明の効果】
【0008】
本発明の水蒸気バリア性コート剤及び積層体は、安全性が高く、水蒸気バリア性に優れている。アミノ酸は生体のタンパク質を構成するユニットであり、特に人体のタンパク質を構成する必須アミノ酸や非必須アミノ酸の多くは食品添加物として認可されており安全性の高い材料といえる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<水蒸気バリア性コート剤>
本発明の水蒸気バリア性コート剤は、アニオン性バインダー樹脂、アミノ酸類、無機層状化合物、及び水系媒体を含有する。
【0010】
<アニオン性バインダー樹脂>
アニオン性バインダー樹脂は、無機層状化合物の分散性の機能を有し、カルボン酸等の酸基を含む単量体で変性されたバインダー樹脂が好ましく、バインダー樹脂の骨格となるポリマーとしては、例えば、スチレン・ブタジエン系共重合体、スチレン・アクリル系共重合体、メタクリレート・ブタジエン系共重合体、アクリルニトリル・ブタジエン系共重合体、オレフィン・不飽和カルボン酸系共重合体、アクリルエステル系重合体等が挙げられる。これらの中では、耐水性が良好で、伸びがよく、折割れによる塗工層の亀裂が生じにくいことから、スチレン・ブタジエン系共重合体、スチレン・アクリル系共重合体及びオレフィン・不飽和カルボン酸系共重合体からなる群より選ばれる少なくとも1種であることが好ましく、より好ましくは、オレフィン・不飽和カルボン酸系共重合体である。アニオン性バインダー樹脂の形態は、ハンドリングの観点から、水分散体が好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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