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公開番号
2025087507
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2023202208
出願日
2023-11-29
発明の名称
クリップ
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人大島特許事務所
主分類
F16B
19/10 20060101AFI20250603BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】2つの部材の構成を簡素にしつつ、且つ2つの部材を互いに容易に且つ確実に組付けられるクリップを提供する。
【解決手段】第1部材12及び第2部材14を結合するためのクリップ1は、受容孔48を有する本体部50と、本体部における受容孔の周囲から受容孔の軸線Aに沿って延びる複数の係止爪52とを有するグロメット45と、受容孔に挿入される軸部64を有するピン46とを有する。複数の係止爪は、第1部材を係止する複数の第1係止爪56と、第2部材を係止する複数の第2係止爪58と、ピンを保持する複数の第3係止爪60とを有する。軸部は、基端側に設けられた大径部67と、大径部より先端側に設けられ、大径部よりも小さな直径を有する小径部68とを有する。ピンは、大径部が受容孔から離脱した仮止め位置と、大径部が受容孔に挿入された結合位置と、の間でグロメットに対して移動可能である。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
第1結合孔が形成された第1部材及び第2結合孔が形成された第2部材を結合するためのクリップであって、
受容孔を有する本体部と、前記本体部における前記受容孔の周囲から前記受容孔の軸線に沿って延びる複数の係止爪とを有するグロメットと、
前記受容孔に挿入される軸部を有するピンとを有し、
複数の前記係止爪は、
前記第1結合孔を貫通して前記第1部材を係止する複数の第1係止爪と、
前記第2結合孔を貫通して前記第2部材を係止する複数の第2係止爪と、
前記ピンを保持する複数の第3係止爪と、を有し、
前記軸部は、基端側に設けられた大径部と、前記大径部より先端側に設けられ、前記大径部よりも小さな直径を有する小径部とを有し、
前記ピンは、前記大径部が前記受容孔から離脱した仮止め位置と、前記大径部が前記受容孔に挿入された結合位置と、の間で前記グロメットに対して移動可能であり、
前記ピンが前記仮止め位置にあるとき、複数の前記第1係止爪及び複数の前記第2係止爪は前記軸線側に変位可能であり、
前記ピンが前記結合位置にあるとき、複数の前記第1係止爪及び複数の前記第2係止爪は前記軸線側への変位が規制される、クリップ。
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【請求項2】
前記第1係止爪のそれぞれは、前記本体部から前記受容孔の前記軸線と平行に延びる第1片部と、前記第1片部の先端から前記軸線と相反する側に突出した第1爪部とを有し、
前記第2係止爪のそれぞれは、前記本体部から前記受容孔の前記軸線と平行に延び、前記第1片部よりも長い第2片部と、前記第2片部の先端から前記軸線と相反する側に突出した第2爪部とを有し、
前記第3係止爪のそれぞれは、前記本体部から前記受容孔の前記軸線と平行に延び、前記第2片部よりも長い第3片部と、前記第3片部の先端から前記軸線側に突出した第3爪部とを有する請求項1に記載のクリップ。
【請求項3】
前記ピンが前記結合位置にあるとき、前記大径部の外周面は、前記第1片部の前記軸線側の面及び前記第2片部の前記軸線側の面の少なくとも一部に当接する請求項2に記載のクリップ。
【請求項4】
前記本体部の内周面には、雌ねじが形成され、
前記大径部の外周面には、前記ピンが前記結合位置にあるときに、前記雌ねじに螺合するねじ山が形成されている請求項2に記載のクリップ。
【請求項5】
前記第3片部のそれぞれは、前記軸線を中心として互いに対向して配置され、
前記第2片部のそれぞれは、前記軸線を中心として互いに対向し、且つ前記第3片部の間に配置され、
複数の前記第1片部のそれぞれは、前記第3片部の基端部に設けられたスリットにより画定される請求項2に記載のクリップ。
【請求項6】
前記第3片部の先端部の外径は、前記第3片部の前記基端部の外径よりも大きい請求項5に記載のクリップ。
【請求項7】
前記軸部は、前記小径部の先端に設けられる中径部を更に有し、
前記中径部の直径は、前記小径部の直径よりも大きく、且つ前記大径部の直径よりも小さく、
前記ピンが前記仮止め位置にあるとき、前記第3係止爪のそれぞれが前記中径部の基端側において前記小径部に対向している請求項1に記載のクリップ。
【請求項8】
前記軸部は、前記中径部よりも基端側に設けられた係合部を更に有し、
前記ピンが前記結合位置にあるとき、前記第3係止爪のそれぞれは前記係合部に係合する請求項7に記載のクリップ。
【請求項9】
前記第1部材は、車両用センサであり、
前記第2部材は、前記車両用センサを保持するブラケットである請求項1~8のいずれか1項に記載のクリップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、グロメット及びピンを有するクリップに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、交通参加者の中でも脆弱な立場にある人々にも配慮した持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する取り組みが活発化している。この実現に向けて予防安全技術に関する研究開発を通して交通の安全性や利便性をより一層改善する研究開発に注力している。例えば特許文献1には、車両の周囲を監視するためのセンサのためのセンサ構成が開示されている。特許文献1のセンサ構成は、センサと、センサを保持するためのセンサホルダと、を有する。センサ及びセンサホルダは、複数のねじ(ボルト)によって互いに固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許6378638号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、センサ及びセンサホルダを複数のねじによって互いに固定するために、センサホルダに複数のねじ溝を形成している。そのため、センサホルダの構成が複雑化している。また、特許文献1では、センサ及びセンサホルダを互いに固定する際に、センサとセンサホルダとを重ね合わせた状態で、複数のねじを1か所ずつセンサのねじ孔とセンサホルダのねじ溝に係合させることになる。そのため、センサとセンサホルダとの組付け作業が煩雑化している。
【0005】
以上の背景を鑑み、本発明は、2つの部材の構成を簡素にしつつ、且つ2つの部材を互いに容易に且つ確実に組付けられるクリップを提供することを課題とする。そして、延いては持続可能な輸送システムの発展に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために本発明は、第1結合孔(23)が形成された第1部材(12)及び第2結合孔(41)が形成された第2部材(14)を結合するためのクリップ(1、100)であって、受容孔(48、112)を有する本体部(50、103)と、前記本体部における前記受容孔の周囲から前記受容孔の軸線(A)に沿って延びる複数の係止爪(52)とを有するグロメット(45、101)と、前記受容孔に挿入される軸部(64)を有するピン(46、102)とを有し、複数の前記係止爪は、前記第1結合孔を貫通して前記第1部材を係止する複数の第1係止爪(56、105)と、前記第2結合孔を貫通して前記第2部材を係止する複数の第2係止爪(58、106)と、前記ピンを保持する複数の第3係止爪(60、107)と、を有し、前記軸部は、基端側に設けられた大径部(67、108)と、前記大径部より先端側に設けられ、前記大径部よりも小さな直径を有する小径部(68)とを有し、前記ピンは、前記大径部が前記受容孔から離脱した仮止め位置と、前記大径部が前記受容孔に挿入された結合位置と、の間で前記グロメットに対して移動可能であり、前記ピンが前記仮止め位置にあるとき、複数の前記第1係止爪及び複数の前記第2係止爪は前記軸線側に変位可能であり、前記ピンが前記結合位置にあるとき、複数の前記第1係止爪及び複数の前記第2係止爪は前記軸線側への変位が規制される。
【0007】
この態様によれば、第1部材及び第2部材にねじ溝を形成することなく第1部材と第2部材とを組付けることができるため、第1部材及び第2部材の構成を簡素にすることができる。また、複数の第1係止爪が第1部材を係止し、複数の第2係止爪が第2部材を係止した状態で、ピンを仮止め位置から結合位置まで移動させることで、第1部材及び第2部材を互いに容易に且つ確実に組付けることができる。したがって、第1部材及び第2部材の構成を簡素にしつつ、第1部材及び第2部材を互いに容易に且つ確実に組付けられるクリップを提供することができる。
【0008】
上記の態様において、前記第1係止爪のそれぞれは、前記本体部から前記受容孔の前記軸線と平行に延びる第1片部(56A)と、前記第1片部の先端から前記軸線と相反する側に突出した第1爪部(56B)とを有し、前記第2係止爪のそれぞれは、前記本体部から前記受容孔の前記軸線と平行に延び、前記第1片部よりも長い第2片部(58A)と、前記第2片部の先端から前記軸線と相反する側に突出した第2爪部(58B)とを有し、前記第3係止爪のそれぞれは、前記本体部から前記受容孔の前記軸線と平行に延び、前記第2片部よりも長い第3片部(60A)と、前記第3片部の先端から前記軸線側に突出した第3爪部(60B)とを有して良い。
【0009】
この態様によれば、簡素な構成によって第1部材及び第2部材を互いに組付けることができる。
【0010】
上記の態様において、前記ピンが前記結合位置にあるとき、前記大径部の外周面は、前記第1片部の前記軸線側の面及び前記第2片部の前記軸線側の面の少なくとも一部に当接してよい。
(【0011】以降は省略されています)
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