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公開番号2025087420
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023202075
出願日2023-11-29
発明の名称半導体装置および半導体装置の製造方法
出願人住友電工デバイス・イノベーション株式会社
代理人個人,個人
主分類H10D 30/87 20250101AFI20250603BHJP()
要約【課題】キャパシタの耐圧の低下を抑制しながら小型化できる半導体装置および半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体装置は、第1主面と、前記第1主面と反対の第2主面と、を有する基板と、前記第1主面の上方に設けられた有機ストッパ層と、前記有機ストッパ層の上方に設けられた第1電極と、前記第1電極の上に設けられた絶縁膜と、前記絶縁膜の上に設けられた第2電極と、前記基板および前記有機ストッパ層を貫通し、前記第1電極に達する第1貫通孔と、前記第2主面および前記第1貫通孔の第1内壁面を被覆し、前記第1電極に電気的に接続された金属層と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1主面と、前記第1主面と反対の第2主面と、を有する基板と、
前記第1主面の上方に設けられた有機ストッパ層と、
前記有機ストッパ層の上方に設けられた第1電極と、
前記第1電極の上に設けられた絶縁膜と、
前記絶縁膜の上に設けられた第2電極と、
前記基板および前記有機ストッパ層を貫通し、前記第1電極に達する第1貫通孔と、
前記第2主面および前記第1貫通孔の第1内壁面を被覆し、前記第1電極に電気的に接続された金属層と、
を有する、半導体装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第1主面の上に設けられた半導体層と、
前記半導体層の上に設けられた第3電極と、
前記基板および前記半導体層を貫通し、前記第3電極に達する第2貫通孔と、
を有し、
前記有機ストッパ層は前記半導体層の上に設けられており、
前記第1貫通孔は、前記半導体層を貫通し、
前記金属層は、前記第2貫通孔の第2内壁面を被覆し、前記第3電極に電気的に接続されている、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記有機ストッパ層は、ポリイミドおよびベンゾシクロブテンからなる群から選択された少なくとも一種を含む、請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記有機ストッパ層の厚さは、1μm以上10μm以下である、請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記有機ストッパ層と前記第1電極との間に設けられた無機ストッパ層を有し、
前記第1貫通孔は、前記無機ストッパ層を貫通する、請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記無機ストッパ層の厚さは、20nm以上500nm以下である、請求項5に記載の半導体装置。
【請求項7】
第1主面と、前記第1主面と反対の第2主面と、を有する基板と、前記第1主面の上方に設けられた有機ストッパ層と、前記有機ストッパ層の上方に設けられた第1電極と、前記第1電極の上に設けられた絶縁膜と、前記絶縁膜の上に設けられた第2電極と、を備えた構造体を準備する工程と、
第1反応性イオンエッチングを行うことにより、前記第1主面に垂直な平面視で前記第1電極と重なり、前記基板を貫通し、前記有機ストッパ層に達する第1貫通孔を形成する工程と、
第2反応性イオンエッチングを行うことにより、前記有機ストッパ層を貫通し、前記第1電極に達するように前記第1貫通孔を伸ばす工程と、
前記第2主面および前記第1貫通孔の第1内壁面を被覆し、前記第1電極に電気的に接続される金属層を形成する工程と、
を有する、半導体装置の製造方法。
【請求項8】
前記構造体は、前記第1主面の上に設けられた半導体層と、前記半導体層の上に設けられた第3電極と、を有し、前記有機ストッパ層は前記半導体層の上に設けられており、
前記第1反応性イオンエッチングを行う工程は、
第3反応性イオンエッチングを行うことにより、前記第1貫通孔の前記基板を貫通し、前記半導体層に達する部分を形成するとともに、前記平面視で前記第3電極と重なり、前記基板を貫通し、前記半導体層に達する第2貫通孔を形成する工程と、
第4反応性イオンエッチングを行うことにより、前記半導体層を貫通し、前記有機ストッパ層に達するように前記第1貫通孔を伸ばすとともに、前記半導体層を貫通し、前記第3電極に達するように前記第2貫通孔を伸ばす工程と、
を有し、
前記金属層は、前記第2貫通孔の第2内壁面を被覆し、前記第3電極に電気的に接続される、請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項9】
前記構造体は、前記有機ストッパ層と前記第1電極との間に設けられた無機ストッパ層を有し、
前記第2反応性イオンエッチングを行う工程は、
第5反応性イオンエッチングを行うことにより、前記有機ストッパ層を貫通し、前記無機ストッパ層に達するように前記第1貫通孔を伸ばす工程と、
第6反応性イオンエッチングを行うことにより、前記無機ストッパ層を貫通し、前記第1電極に達するように前記第1貫通孔を伸ばす工程を有する、請求項7または請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項10】
前記第5反応性イオンエッチングにおいて、酸素を含む反応性ガスを用いる、請求項9に記載の半導体装置の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置および半導体装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えばモノリシックマイクロ波集積回路(monolithic microwave integrated circuit:MMIC)のような半導体集積回路に、下部電極、絶縁膜および上部電極を積層したMIM(metal insulator metal)型キャパシタが形成されることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-006958号公報
特開2018-037497号公報
特開2020-017647号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
半導体装置の小型化のために、基板を貫通するとともに下部電極に達する貫通孔を形成し、貫通孔を通じて下部電極に接続される金属層を基板の裏面に設けることが考えられる。しかしながら、貫通孔の形成時に下部電極にダメージが生じたり、下部電極と上部電極との間の絶縁膜にダメージが生じたりする。下部電極のダメージおよび絶縁膜のダメージはキャパシタの耐圧の低下につながる。基板と下部電極との間に厚い膜を設けることで下部電極等のダメージを抑制できるが、この場合には、厚い膜のエッチングに長い時間が必要となり、スループットが低下する。
【0005】
本開示は、キャパシタの耐圧の低下を抑制しながら小型化できる半導体装置および半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の半導体装置は、第1主面と、前記第1主面と反対の第2主面と、を有する基板と、前記第1主面の上方に設けられた有機ストッパ層と、前記有機ストッパ層の上方に設けられた第1電極と、前記第1電極の上に設けられた絶縁膜と、前記絶縁膜の上に設けられた第2電極と、前記基板および前記有機ストッパ層を貫通し、前記第1電極に達する第1貫通孔と、前記第2主面および前記第1貫通孔の第1内壁面を被覆し、前記第1電極に電気的に接続された金属層と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、キャパシタの耐圧の低下を抑制しながら小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。
図2は、実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その1)である。
図3は、実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その2)である。
図4は、実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その3)である。
図5は、実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その4)である。
図6は、実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その5)である。
図7は、実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その6)である。
図8は、実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その7)である。
図9は、実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その8)である。
図10は、実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その9)である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0010】
〔1〕 本開示の一態様に係る半導体装置は、第1主面と、前記第1主面と反対の第2主面と、を有する基板と、前記第1主面の上方に設けられた有機ストッパ層と、前記有機ストッパ層の上方に設けられた第1電極と、前記第1電極の上に設けられた絶縁膜と、前記絶縁膜の上に設けられた第2電極と、前記基板および前記有機ストッパ層を貫通し、前記第1電極に達する第1貫通孔と、前記第2主面および前記第1貫通孔の第1内壁面を被覆し、前記第1電極に電気的に接続された金属層と、を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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