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公開番号
2025087304
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2023201867
出願日
2023-11-29
発明の名称
含フッ素ピリミドン化合物の製造方法
出願人
ユニマテック株式会社
代理人
アインゼル・フェリックス=ラインハルト
,
個人
主分類
C07D
401/04 20060101AFI20250603BHJP(有機化学)
要約
【課題】医薬品又は農薬の中間体として多様な誘導体化が期待できる含フッ素ピリミドン化合物の簡便な製造方法を提供する。
【解決手段】下記一般式(1)で表されるヘキサフルオロイソ酪酸エステルと、下記一般式(2)で表されるアミジノピリジンとを反応させることにより、下記一般式(3)で表される含フッ素ピリミドン化合物を得る工程を有する、含フッ素ピリミドン化合物の製造方法。
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式(1)で表されるヘキサフルオロイソ酪酸エステルと、下記一般式(2)で表されるアミジノピリジンとを反応させることにより、下記一般式(3)で表される含フッ素ピリミドン化合物を得る工程を有する、含フッ素ピリミドン化合物の製造方法。
TIFF
2025087304000013.tif
55
165
(上記一般式(1)~(3)において、
R
1
は炭素数1~10の炭化水素基を表し、
R
2
は水素原子、ハロゲン原子、-C
j
F
2j+1
、ニトロ基、-O
m
A
1
、-O
m
CO(O
l
A
1
)、-O
m
PO(O
l
A
1
)(O
k
A
2
)、-O
m
SO(O
l
A
1
)、-O
m
SO
2
(O
l
A
1
)、-O
m
NA
1
A
2
、または-O
m
B(O
l
A
1
)(O
k
A
2
)を表し、
jは1~10の整数を表し、
kは0~1の整数を表し、
lは0~1の整数を表し、
mは0~1の整数を表し、
nは0~4の整数を表し、
A
1
およびA
2
は、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1~10の炭化水素基を表し、
R
2
が複数存在する場合、複数のR
2
はそれぞれ同一であっても異なっていてもよく、互いに連結して環構造を形成してもよい。)
続きを表示(約 2,700 文字)
【請求項2】
下記一般式(4)で表されるペンタフルオロメタクリル酸エステルと、下記一般式(2)で表されるアミジノピリジンとを反応させることにより、下記一般式(3)で表される含フッ素ピリミドン化合物を得る工程を有する、含フッ素ピリミドン化合物の製造方法。
TIFF
2025087304000014.tif
52
169
(上記一般式(2)~(4)において、
R
1
は炭素数1~10の炭化水素基を表し、
R
2
は水素原子、ハロゲン原子、-C
j
F
2j+1
、ニトロ基、-O
m
A
1
、-O
m
CO(O
l
A
1
)、-O
m
PO(O
l
A
1
)(O
k
A
2
)、-O
m
SO(O
l
A
1
)、-O
m
SO
2
(O
l
A
1
)、-O
m
NA
1
A
2
、または-O
m
B(O
l
A
1
)(O
k
A
2
)を表し、
jは1~10の整数を表し、
kは0~1の整数を表し、
lは0~1の整数を表し、
mは0~1の整数を表し、
nは0~4の整数を表し、
A
1
およびA
2
は、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1~10の炭化水素基を表し、
R
2
が複数存在する場合、複数のR
2
はそれぞれ同一であっても異なっていてもよく、互いに連結して環構造を形成してもよい。)
【請求項3】
下記一般式(5)で表されるフルオロイソブタン誘導体と、下記一般式(2)で表されるアミジノピリジンとを求核剤の存在下で反応させることにより、下記一般式(3)で表される含フッ素ピリミドン化合物を得る工程を有する、含フッ素ピリミドン化合物の製造方法。
TIFF
2025087304000015.tif
44
135
(上記一般式(2)、(3)、(5)において、
R
1
は炭素数1~10の炭化水素基を表し、
R
2
は水素原子、ハロゲン原子、-C
j
F
2j+1
、ニトロ基、-O
m
A
1
、-O
m
CO(O
l
A
1
)、-O
m
PO(O
l
A
1
)(O
k
A
2
)、-O
m
SO(O
l
A
1
)、-O
m
SO
2
(O
l
A
1
)、-O
m
NA
1
A
2
、または-O
m
B(O
l
A
1
)(O
k
A
2
)を表し、
jは1~10の整数を表し、
kは0~1の整数を表し、
lは0~1の整数を表し、
mは0~1の整数を表し、
nは0~4の整数を表し、
A
1
およびA
2
は、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1~10の炭化水素基を表し、
R
2
が複数存在する場合、複数のR
2
はそれぞれ同一であっても異なっていてもよく、互いに連結して環構造を形成してもよい。)
【請求項4】
下記一般式(6)で表されるフルオロイソブテン誘導体と、下記一般式(2)で表されるアミジノピリジンとを求核剤の存在下で反応させることにより、下記一般式(3)で表される含フッ素ピリミドン化合物を得る工程を有する、含フッ素ピリミドン化合物の製造方法。
TIFF
2025087304000016.tif
39
128
(上記一般式(2)、(3)、(6)において、
R
1
は炭素数1~10の炭化水素基を表し、
R
2
は水素原子、ハロゲン原子、-C
j
F
2j+1
、ニトロ基、-O
m
A
1
、-O
m
CO(O
l
A
1
)、-O
m
PO(O
l
A
1
)(O
k
A
2
)、-O
m
SO(O
l
A
1
)、-O
m
SO
2
(O
l
A
1
)、-O
m
NA
1
A
2
、または-O
m
B(O
l
A
1
)(O
k
A
2
)を表し、
jは1~10の整数を表し、
kは0~1の整数を表し、
lは0~1の整数を表し、
mは0~1の整数を表し、
nは0~4の整数を表し、
A
1
およびA
2
は、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1~10の炭化水素基を表し、
R
2
が複数存在する場合、複数のR
2
はそれぞれ同一であっても異なっていてもよく、互いに連結して環構造を形成してもよい。)
【請求項5】
前記R
1
は炭素数1~10のアルキル基である、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、含フッ素ピリミドン化合物の製造方法に関する。
続きを表示(約 3,800 文字)
【背景技術】
【0002】
含窒素複素環化合物は多様な薬理活性を有しており、中でもピリジンやピリミジン誘導体は原核生物、真核生物のいずれにおいても重要であることから、ピリジル/ピリミジン構造を有する薬剤が、数多く開発されている。具体的には、セリン/スレオニンキナーゼ阻害薬としてCeralasertib、ヒストン脱アセチル化酵素阻害薬としてFimepinostatやMocetinostat、ホスファチジルイノシトール3キナーゼ阻害薬としてBuparlisib、チロシンキナーゼ阻害薬としてNilotinibやImatinib、ホスホジエステラーゼ5阻害薬としてGisadenafil、エンドセリンA受容体拮抗薬としてClazosentan等が挙げられる。
【0003】
ピリジル/ピリミジン構造を有する薬剤の薬理活性に関し、例えば、特許文献1~3には、2位にピリジン環を、5位にトリフルオロメチル基を有するピリミジン化合物が合成され、いもち病、キュウリうどん粉病、灰色カビ病に対する防除抗菌活性を有することが報告されている。
【0004】
しかしながら、特許文献1~2に記載の化合物の合成においては、反応工程数が多いため、目的物を効率的に得られない場合がある。例えば、特許文献2に記載の方法では、ピリミジン環上のアルキル基の脱アルキル化においてt-ブトキシ基を経由している。そのため、含窒素複素環化合物としてピリミジン構造に代えてピリミドン構造を有する含フッ素ピリミドン化合物の誘導体を新たに合成する場合、脱アルキル化が不要であることが好適である。
【0005】
また、特許文献3において、2位に任意に硫黄(S)又は窒素(N)が置換された炭化水素基を、5位にトリフルオロメチル基を有する4-ピリミドン化合物の簡易的な製法が報告されているものの、2位にピリジン環を有する4-ピリミドン化合物については言及されていない。そのため、2位にピリジン環を、5位にトリフルオロメチル基を有する4-ピリミドン化合物の簡易的な製法の開発が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2020/116296号
国際公開第2021/235420号
特開昭63-216877号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、医薬品または農薬の中間体として多様な誘導体化が期待できる含フッ素ピリミドン化合物の簡便な製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本実施形態に係る含フッ素ピリミドン化合物の製造方法では、下記一般式(1)で表されるヘキサフルオロイソ酪酸エステルと、下記一般式(2)で表されるアミジノピリジンとを反応させることにより、下記一般式(3)で表される含フッ素ピリミドン化合物を得る工程を有する、含フッ素ピリミドン化合物の製造方法。
TIFF
2025087304000001.tif
55
165
(上記一般式(1)~(3)において、
R
1
は炭素数1~10の炭化水素基を表し、
R
2
は水素原子、ハロゲン原子、-C
j
F
2j+1
、ニトロ基、-O
m
A
1
、-O
m
CO(O
l
A
1
)、-O
m
PO(O
l
A
1
)(O
k
A
2
)、-O
m
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l
A
1
)、-O
m
SO
2
(O
l
A
1
)、-O
m
NA
1
A
2
、または-O
m
B(O
l
A
1
)(O
k
A
2
)を表し、
jは1~10の整数を表し、
kは0~1の整数を表し、
lは0~1の整数を表し、
mは0~1の整数を表し、
nは0~4の整数を表し、
A
1
およびA
2
は、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1~10の炭化水素基を表し、
R
2
が複数存在する場合、複数のR
2
はそれぞれ同一であっても異なっていてもよく、互いに連結して環構造を形成してもよい。)
【0009】
本実施形態に係る他の含フッ素ピリミドン化合物の製造方法では、下記一般式(4)で表されるペンタフルオロメタクリル酸エステルと、下記一般式(2)で表されるアミジノピリジンとを反応させることにより、下記一般式(3)で表される含フッ素ピリミドン化合物を得る工程を有する、含フッ素ピリミドン化合物の製造方法。
TIFF
2025087304000002.tif
52
169
(上記一般式(2)~(4)において、
R
1
は炭素数1~10の炭化水素基を表し、
R
2
は水素原子、ハロゲン原子、-C
j
F
2j+1
、ニトロ基、-O
m
A
1
、-O
m
CO(O
l
A
1
)、-O
m
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l
A
1
)(O
k
A
2
)、-O
m
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l
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1
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m
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2
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l
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1
)、-O
m
NA
1
A
2
、または-O
m
B(O
l
A
1
)(O
k
A
2
)を表し、
jは1~10の整数を表し、
kは0~1の整数を表し、
lは0~1の整数を表し、
mは0~1の整数を表し、
nは0~4の整数を表し、
A
1
およびA
2
は、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1~10の炭化水素基を表し、
R
2
が複数存在する場合、複数のR
2
はそれぞれ同一であっても異なっていてもよく、互いに連結して環構造を形成してもよい。)
【0010】
本実施形態に係る他の含フッ素ピリミドン化合物の製造方法では、下記一般式(5)で表されるフルオロイソブタン誘導体と、下記一般式(2)で表されるアミジノピリジンとを求核剤の存在下で反応させることにより、下記一般式(3)で表される含フッ素ピリミドン化合物を得る工程を有する、含フッ素ピリミドン化合物の製造方法。
TIFF
2025087304000003.tif
44
135
(上記一般式(2)、(3)、(5)において、
R
1
は炭素数1~10の炭化水素基を表し、
R
2
は水素原子、ハロゲン原子、-C
j
F
2j+1
、ニトロ基、-O
m
A
1
、-O
m
CO(O
l
A
1
)、-O
m
PO(O
l
A
1
)(O
k
A
2
)、-O
m
SO(O
l
A
1
)、-O
m
SO
2
(O
l
A
1
)、-O
m
NA
1
A
2
、または-O
m
B(O
l
A
1
)(O
k
A
2
)を表し、
jは1~10の整数を表し、
kは0~1の整数を表し、
lは0~1の整数を表し、
mは0~1の整数を表し、
nは0~4の整数を表し、
A
1
およびA
2
は、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1~10の炭化水素基を表し、
R
2
が複数存在する場合、複数のR
2
はそれぞれ同一であっても異なっていてもよく、互いに連結して環構造を形成してもよい。)
(【0011】以降は省略されています)
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