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公開番号2025087258
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201782
出願日2023-11-29
発明の名称電子部品実装方法および電子部品実装プログラムならびに電子部品実装装置
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H05K 13/04 20060101AFI20250603BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】吸着ノズルと真空吸引源を接続する真空吸引回路の個体差を除外して真空吸引回路を通過する空気の流量を計測することができる電子部品実装方法および電子部品実装プログラムならびに電子部品実装装置を提供する。
【解決手段】電子部品を基板に実装する電子部品実装方法は、吸着ノズルが装着されるノズルホルダと真空吸引源とを接続する真空吸引回路に配設された流量センサによって、吸着ノズルから吸引されて真空吸引回路を通過する空気の流量を計測し(ST3)、得られた計測値を、搭載ヘッドが備える複数の真空吸引回路における空気の流量の計測値から算出された基準値に基づく換算値に置き換える(ST4)。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
搭載ヘッドに装着された複数の吸着ノズルによって電子部品を真空吸着によりピックアップし、前記電子部品を基板に実装する電子部品実装方法であって、
吸着ノズルが装着されるノズルホルダと真空吸引源とを接続する真空吸引回路に配設された流量センサによって、前記ノズルホルダに装着された吸着ノズルから吸引されて前記真空吸引回路を通過する空気の流量を計測する流量計測工程と、
前記流量計測工程において得られた計測値を、前記搭載ヘッドが備える複数の前記真空吸引回路における空気の流量の計測値から算出された基準値に基づく換算値に置き換える計測値置き換え工程と、を含む、電子部品実装方法。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記基準値は、複数の前記真空吸引回路における空気の流量の計測値の平均値である、請求項1記載の電子部品実装方法。
【請求項3】
前記基準値を算出する際の前記真空吸引回路における空気の流量の計測値は、前記ノズルホルダから流入する空気の量を所定の流量に制限した状態での前記真空吸引回路における空気の流量の計測値である、請求項2に記載の電子部品実装方法。
【請求項4】
複数の前記真空吸引回路のうち第1の真空吸引回路における換算値は、前記流量計測工程において前記第1の真空吸引回路における空気の流量の計測値が、第1の流量に対応する第1の値と、第2の流量に対応する第2の値との間の値であるとき、
前記計測値、前記第1の値、前記第1の流量に対応する第1の基準値、前記第2の値、前記第2の流量に対応する第2の基準値に基づき算出される、請求項1に記載の電子部品実装方法。
【請求項5】
前記第1の真空吸引回路における換算値は、前記第1の値、前記第1の基準値、前記第2の値、前記第2の基準値に基づく1次関数により算出される、請求項4に記載の電子部品実装方法。
【請求項6】
前記計測値置き換え工程において得られた換算値を判定しきい値と比較することにより、前記ノズルホルダに装着されている吸着ノズルによる電子部品の実装の可否を判定する実装可否判定工程を、さらに含む、請求項1に記載の電子部品実装方法。
【請求項7】
搭載ヘッドに装着された複数の吸着ノズルによって電子部品を真空吸着によりピックアップし、前記電子部品を基板に実装する電子部品実装方法をコンピュータにより実行させる電子部品実装プログラムであって、
吸着ノズルが装着されるノズルホルダと真空吸引源とを接続する真空吸引回路に配設された流量センサによって、前記ノズルホルダに装着された吸着ノズルから吸引されて前記真空吸引回路を通過する空気の流量を計測する流量計測ステップと、
前記流量計測工程において得られた計測値を、前記搭載ヘッドが備える複数の前記真空吸引回路における空気の流量の計測値から算出された基準値に基づく換算値に置き換える計測値置き換えステップと、を含む、電子部品実装プログラム。
【請求項8】
前記計測値置き換え工程において得られた換算値を判定しきい値と比較することにより、前記ノズルホルダに装着されている吸着ノズルによる電子部品の実装の可否を判定する実装可否判定ステップを、さらに含む、請求項7に記載の電子部品実装プログラム。
【請求項9】
搭載ヘッドに装着された複数の吸着ノズルによって電子部品を真空吸着によりピックアップし、前記電子部品を基板に実装する電子部品実装装置であって、
吸着ノズルが装着されるノズルホルダと真空吸引源とを接続する真空吸引回路に配設された流量センサと、
前記流量センサによって、前記ノズルホルダに装着された吸着ノズルから吸引されて前記真空吸引回路を通過する空気の流量を計測する流量計測部と、
前記流量計測部によって得られた計測値を、前記搭載ヘッドが備える複数の前記真空吸引回路における空気の流量の計測値から算出された基準値に基づく換算値に置き換える計測値置き換え部と、を含む、電子部品実装装置。
【請求項10】
前記流量センサ、前記流量計測部、前記計測値置き換え部は、前記搭載ヘッドが備える、請求項9に記載の電子部品実装装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、搭載ヘッドに装着された複数の吸着ノズルによって電子部品を真空吸着して基板に実装する電子部品実装方法および電子部品実装プログラムならびに電子部品実装装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
電子部品実装装置は、搭載ヘッドに装着された複数の吸着ノズルを使用して部品を真空吸着して基板に搭載する。吸着ノズルは、部品実装作業を繰り返す過程で目詰まりして吸引力が低下することが有る。特許文献1に記載の電子部品実装装置は、吸着ノズルと真空吸引源を接続する真空吸引回路に流量センサを備えている。そして、流量センサにより吸着ノズルが電子部品を吸着していない状態での空気の流量を判定基準値として吸着ノズル毎に計測し、判定基準値にオフセット量を加算した判定しきい値を吸着ノズル毎に予め算出している。そして、部品実装作業中に、電子部品を吸着した吸着ノズルの空気の流量を当該吸着ノズルの判定しきい値と比較することにより、電子部品の吸着状態を検出することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4821246号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1を含む従来技術では、吸着ノズル毎の個体差を排除して電子部品の吸着状態を判断することができるものの、搭載ヘッドの構造に起因する真空吸引回路毎の個体差は考慮されておらず、電子部品の吸着状態の検出精度を高めるためには、更なる改善の余地があった。
【0005】
そこで本発明は、吸着ノズルと真空吸引源を接続する真空吸引回路の個体差を除外して真空吸引回路を通過する空気の流量を計測することができる電子部品実装方法および電子部品実装プログラムならびに電子部品実装装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の電子部品実装方法は、搭載ヘッドに装着された複数の吸着ノズルによって電子部品を真空吸着によりピックアップし、前記電子部品を基板に実装する電子部品実装方法であって、吸着ノズルが装着されるノズルホルダと真空吸引源とを接続する真空吸引回路に配設された流量センサによって、前記ノズルホルダに装着された吸着ノズルから吸引されて前記真空吸引回路を通過する空気の流量を計測する流量計測工程と、前記流量計測工程において得られた計測値を、前記搭載ヘッドが備える複数の前記真空吸引回路における空気の流量の計測値から算出された基準値に基づく換算値に置き換える計測値置き換え工程と、を含む。
【0007】
本発明の電子部品実装プログラムは、搭載ヘッドに装着された複数の吸着ノズルによって電子部品を真空吸着によりピックアップし、前記電子部品を基板に実装する電子部品実装方法をコンピュータにより実行させる電子部品実装プログラムであって、吸着ノズルが装着されるノズルホルダと真空吸引源とを接続する真空吸引回路に配設された流量センサによって、前記ノズルホルダに装着された吸着ノズルから吸引されて前記真空吸引回路を通過する空気の流量を計測する流量計測ステップと、前記流量計測工程において得られた計測値を、前記搭載ヘッドが備える複数の前記真空吸引回路における空気の流量の計測値から算出された基準値に基づく換算値に置き換える計測値置き換えステップと、を含む。
【0008】
本発明の電子部品実装装置は、搭載ヘッドに装着された複数の吸着ノズルによって電子部品を真空吸着によりピックアップし、前記電子部品を基板に実装する電子部品実装装置であって、吸着ノズルが装着されるノズルホルダと真空吸引源とを接続する真空吸引回路に配設された流量センサと、前記流量センサによって、前記ノズルホルダに装着された吸着ノズルから吸引されて前記真空吸引回路を通過する空気の流量を計測する流量計測部と、前記流量計測部によって得られた計測値を、前記搭載ヘッドが備える複数の前記真空吸引回路における空気の流量の計測値から算出された基準値に基づく換算値に置き換える計測値置き換え部と、を含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、吸着ノズルと真空吸引源を接続する真空吸引回路の個体差を除外して真空吸引回路を通過する空気の流量を計測することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施の形態の電子部品実装装置を備える電子部品実装システムの構成を示す平面図
本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の要部の構成を示す側面図
本発明の一実施の形態の電子部品実装装置が備える搭載ヘッドの要部の構成を示す(a)平面図(b)正面図
本発明の一実施の形態の電子部品実装装置が備える搭載ヘッドの真空吸引回路および制御系の構成を示すブロック図
本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の制御系の構成を示すブロック図
本発明の一実施の形態の電子部品実装装置が備える搭載ヘッドにおいて取得される先端流量計測値と基準値の説明図
本発明の一実施の形態の電子部品実装方法のフロー図
本発明の一実施の形態の基準値取得方法のフロー図
本発明の一実施の形態の計測値置き換え方法のフロー図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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