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公開番号2025087136
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201580
出願日2023-11-29
発明の名称アプリケーション開発支援方法、及びアプリケーション開発支援システム
出願人Astemo株式会社
代理人藤央弁理士法人
主分類G06F 8/36 20180101AFI20250603BHJP(計算;計数)
要約【課題】アプリロジックを実行環境に適合する作業を低減できる。
【解決手段】情報処理装置が実行するアプリケーション開発支援方法であって、データ演算ソフト部品を読み込む第一のステップと、データ演算ソフト部品において要求されるデータ型を含む第一の入出力データ定義を取得する第二のステップと、第一の入出力データ定義に基づいて、プラットフォーム入出力ソフト部品のソースコードを生成する第三のステップと、プラットフォーム入出力ソフト部品において要求されるデータ型を含む第二の入出力データ定義を生成する第四のステップと、第一の入出力データ定義におけるデータ型と前記第二の入出力データ定義におけるデータ型との対応関係に基づいて、処理制御ソフト部品のソースコードを生成する第五のステップとを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
情報処理装置が実行するアプリケーション開発支援方法であって、
前記情報処理装置は、所定の演算処理を実行する演算装置と、前記演算装置がアクセス可能な記憶装置とを有し、
前記情報処理装置が、入力データに基づいて出力データを演算するデータ演算ソフト部品に基づいて、第一のプラットフォーム上で動作可能なアプリケーションのソースコードを生成する、アプリケーション開発支援方法であって、
前記アプリケーションのソースコードは、前記データ演算ソフト部品と、前記第一のプラットフォームとのデータ入出力を行うプラットフォーム入出力ソフト部品と、前記データ演算ソフト部品と前記プラットフォーム入出力ソフト部品の処理を制御する処理制御ソフト部品と、を含み、
前記アプリケーション開発支援方法は、
前記演算装置が、前記データ演算ソフト部品を読み込む第一のステップと、
前記演算装置が、前記データ演算ソフト部品において要求されるデータ型を含む第一の入出力データ定義を取得する第二のステップと、
前記演算装置が、前記第一の入出力データ定義に基づいて、前記プラットフォーム入出力ソフト部品のソースコードを生成する第三のステップと、
前記演算装置が、前記プラットフォーム入出力ソフト部品において要求されるデータ型を含む第二の入出力データ定義を生成する第四のステップと、
前記演算装置が、前記第一の入出力データ定義におけるデータ型と前記第二の入出力データ定義におけるデータ型との対応関係に基づいて、処理制御ソフト部品のソースコードを生成する第五のステップとを含むことを特徴とするアプリケーション開発支援方法。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載のアプリケーション開発支援方法であって、
前記生成される処理制御ソフト部品のソースコードは、前記第一の入出力データ定義に従うデータを前記第二の入出力データ定義に従うデータに変換するデータ変換処理を実行するソースコードを含むことを特徴とするアプリケーション開発支援方法。
【請求項3】
請求項1に記載のアプリケーション開発支援方法であって、
前記第一の入出力データ定義と前記第二の入出力データ定義の要素名称の類似度に基づいて、前記第一の入出力データ定義におけるデータ型と前記第二の入出力データ定義におけるデータ型との前記対応関係を推定するステップをさらに含むことを特徴とするアプリケーション開発支援方法。
【請求項4】
請求項2に記載のアプリケーション開発支援方法であって、
前記第一の入出力データ定義におけるデータ型が、前記第二の入出力データ定義におけるデータ型と適合するように、前記データ演算ソフト部品のソースコードを書き換えるステップをさらに含むことを特徴とするアプリケーション開発支援方法。
【請求項5】
請求項4に記載のアプリケーション開発支援方法であって、
所定の条件に応じて、前記データ演算ソフト部品による演算対象となる入力データ及び出力データの少なくとも一方毎に、前記データ演算ソフト部品のソースコードを書き換えるステップと、前記データ変換処理を実行する処理制御ソフト部品のソースコードを生成するステップとのいずれを実行するかを選択するステップをさらに含むことを特徴とするアプリケーション開発支援方法。
【請求項6】
請求項1に記載のアプリケーション開発支援方法であって、
前記データ演算ソフト部品において要求されるデータ処理制御の仕様を含む処理制御仕様を取得するステップと、
前記処理制御仕様に設定された入力データの受信タイミング及び出力データの演算タイミングの少なくとも一方に従って、前記データ演算ソフト部品が実行する処理及び前記プラットフォーム入出力ソフト部品が実行する処理を制御するデータ演算処理制御ソフト部品のソースコードを生成するステップをさらに含むことを特徴とするアプリケーション開発支援方法。
【請求項7】
入力データに基づいて出力データを演算するデータ演算ソフト部品に基づいて、第一のプラットフォーム上で動作可能なアプリケーションのソースコードを生成するアプリケーション開発支援システムであって、
所定の演算処理を実行する演算装置と、前記演算装置がアクセス可能な記憶装置とを有する計算機によって構成され、
前記アプリケーションのソースコードは、前記データ演算ソフト部品と、前記第一のプラットフォームとのデータ入出力を行うプラットフォーム入出力ソフト部品と、前記データ演算ソフト部品と前記プラットフォーム入出力ソフト部品の処理を制御する処理制御ソフト部品と、を含み、
前記アプリケーション開発支援システムは、
前記演算装置が、前記データ演算ソフト部品を読み込み、前記読み込んだデータ演算ソフト部品において要求されるデータ型を含む第一の入出力データ定義を生成する入出力データ仕様生成部と、
前記演算装置が、前記第一の入出力データ定義に基づいて、前記プラットフォーム入出力ソフト部品のソースコードを生成するPF入出力部生成情報生成部と、
前記演算装置が、前記プラットフォーム入出力ソフト部品において要求されるデータ型を含む第二の入出力データ定義を生成するPF入出力部生成部と、
前記演算装置が、前記第一の入出力データ定義におけるデータ型と前記第二の入出力データ定義におけるデータ型との対応関係に基づいて、処理制御ソフト部品のソースコードを生成する処理制御部生成部とを備えることを特徴とするアプリケーション開発支援システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アプリケーションの開発を支援するアプリケーション開発支援システムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
アプリケーションを開発する開発環境とアプリケーションの実行環境はプラットフォーム(PF)が異なる場合がある。例えば、車載電子制御装置に導入されたプラットフォーム(AUTOSAR AP)上で実行されるアプリケーションは、別のプラットフォーム(Simulink)上で開発されることがある。この場合、Simulink環境で開発されたアプリケーションを、AUTOSAR AP環境で実行可能となるように移植する(適合させる)必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-38507号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
アプリケーションが製品版としてリリースされた後でも、機能更新や機能拡張のためアプリケーションの変更が頻繁に行われる。この時のアプリケーションの変更は開発環境で行われ、その度に変更後のアプリケーションが実行環境であるプラットフォームで動作するように、アプリケーションをそのプラットフォーム向けに毎回適合させる必要がある。この適合作業にかかる時間の短縮による開発リードタイムの短縮が必要とされる。
【0005】
一般的に、プラットフォーム固有API(Application Programming Interface)は静的に定義される。一般的には、各プラットフォーム固有APIを抽象化した共通APIを予め準備し、処理制御部はこの共通APIを呼び出すように実装することで適合作業にかかる時間を短縮する方法がある。この共通APIの内部には、静的に定義されたプラットフォーム固有APIを呼び出す形で実装された各プラットフォーム向けの実装が存在する。アプリケーションが共通APIを利用できる場合、共通APIが異なるプラットフォームにも対応していれば、アプリケーションを修正することなくその異なるプラットフォームにも容易に適合することが可能である。
【0006】
しかし、実行環境のプラットフォームであるAUTOSAR APでは、プラットフォーム固有ツールによりプラットフォーム固有APIが動的に生成されるため、共通APIを予め用意できず、アプリケーション側でそのプラットフォーム固有APIを利用するように修正対応が必要となる。
【0007】
そこで、プラットフォームへの適合作業を低減するため、アプリケーションはプラットフォームに依存しないアプリロジックとプラットフォームに依存する処理制御部とプラットフォーム入出力部の3つの部分からなる構成とすることができる。アプリロジックはアプリケーションの主機能(演算処理)を直接担う部分であり、処理制御部はそのプラットフォーム上で動作するようにアプリロジックの実行や、アプリロジックに対する入出力データの送受信の実行に関する制御を行う。プラットフォーム入出力部は、入出力データの通信を実際に行う部分であり、プラットフォーム固有ツールにより自動生成される。このプラットフォーム固有ツールにより自動生成されるのが、前述のプラットフォーム固有APIである。
【0008】
上記のアプリケーション構成においてプラットフォームへの適合作業を低減するためには、動的に生成されるプラットフォーム固有APIを利用するように、処理制御部のソースコードを動的に生成する必要がある。
【0009】
また、処理制御部の中では、アプリロジックとプラットフォーム入出力部の間で相互にデータの授受が必要となる。しかし、アプリロジックはプラットフォームに依存しない形で実装され、アプリロジック側で利用するデータ型が定義される。その一方で、プラットフォーム入出力部側でもプラットフォーム固有ツールによりプラットフォーム側で利用するデータ型が定義される。これらのデータ型は例え同じ内部要素で構成されていたとしても別定義であることから互換性がなく、処理制御部はアプリロジックとプラットフォーム入出力部の間でデータをそのまま受渡すことができない。このため、アプリロジックとプラットフォーム入出力部の間のデータ授受において、一方のデータ型から他方のデータ型への変換処理が必要となる。
【0010】
データを受け渡しするためのプログラムソースコードの生成方法として、例えば、特許文献1(特開2004-38507号公報)に記載の技術がある。特許文献1(特開2004-38507号公報)には、互いに共通なデータを受け渡しするためのプログラムソースコードを生成するプログラムソースコード生成方法であって、互いに共通なデータを受け渡しする単位となるグループと、生成対象とするプログラムソースコードが持つグループが定義された情報を参照し、前記情報に定義された生成対象とするプログラムソースコードについて、このプログラムソースコードが持つグループに含まれる要素をもとに、データを受け渡しするためのプログラムソースコードを生成し、前記要素をもとに生成されたプログラムソースコードをまとめて、前記グループが定義された生成対象とするプログラムソースコードを生成することを特徴とするプログラムソースコード生成方法が記載されている。しかし、特許文献1は異なるデータ型間のデータ受け渡しが考慮されていない。
(【0011】以降は省略されています)

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