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公開番号2025086836
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2023210630
出願日2023-11-28
発明の名称透過電子顕微鏡用リボン状連続超薄切片回収治具
出願人個人
代理人
主分類G01N 1/06 20060101AFI20250602BHJP(測定;試験)
要約【課題】ナイフボート(15)の水面(14)に浮いているリボン状連続超薄切片(13)を切削順にスリット型グリッド(16)に簡単に精確に迅速に回収する回収治具を提供する。
【解決手段】ナイフボート(15)に本体(10)取り付けた後で、リボン状連続超薄切片(13)を切削して、水面(14)に浮いているリボン状連続超薄切片(13)を回収具(12)の輪(7)の内に収めて水面(14)を本体(10)の保護回収孔(4)内に移動した後、リボン状連続超薄切片(13)を睫毛(17)等で保護回収孔(4)の切片回収場所(5)に寄せてスリット型グリッド(16)をリボン状連続超薄切片(13)に押し付け法で回収することを特徴とする。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
極薄い長方形で角丸の保護回収盤(1)で、長手方向の長さはダイヤモンドのナイフボート(16)内に収まる長さで、
保護回収盤(1)の横幅中央に長手方向一列に整然と略円形状した保護回収孔(4)を等間隔に仕切って設け、
保護回収孔(4)は、回収具(12)の輪(7)が収まる大きさで、その保護回収孔(4)の円弧の一部を切欠きして、長手縁a(9)に平行にリボン状連続超薄切片(13)が収まる直線の切片回収場所(5)を設け、
保護回収盤(1)の長手縁a(9)両端近傍に複数個所に盤支持架翼(2)を保護回収盤(1)上面から水平に吐出すように設け、
ハンドル部(6)を保護回収盤(1)の長手縁a(9)の下側からナイフボートの中側寄りに少し傾斜して垂下し、適当な所で、保護回収盤(1)の幅方向に略平行に伸長して、ナイフボート(16)壁手前で上方向に折れ曲がり、ナイフボート縁(3)より高い位置でナイフボート(16)の外向きに略直角に折れ曲がった先にグリップ部(8)を設ける本体と、
リボン状連続超薄切片(13)が収まる大きさの極薄い略ランドルト環状の輪(7)の一隅に柄(20)を設ける回収具(12)からなる透過電子顕微鏡用リボン状連続超薄切片回収治具である。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子顕微鏡三次元観察前処理の連続超薄切片製作に用いる治具に関するものである。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
透過電子顕微鏡用連続切片切削法は、超ミクロトームで切片一枚一枚繋げた2mm長のリボン状連超薄切片一枚一枚をスリット型グリッドに回収する。非特許文献参照
リボン状超薄切片はナイフボートの水面の広さの制約から最多で7枚作製する。
7個の保護用ループでリボン状連続超薄切片別々に囲いハンドル部分をナイフボードの縁に掛ける。そして、保護用ループの上から回収用ループを押付け、リボン状連続超薄切片を回収ループに移し替える。回収用ループを水面より少し押し下げる。ループ内の水面は凸面になる。リボン状連続超薄切片を睫毛などで凸面の頂点に移動させて、攝子で掴んだスリット型グリッドをリボン状連続超薄切片の方向に合わせて水平にリボン状超薄切片に押付ける。スリット型グリッドに付いた水滴と共に用意の支持膜の上に置く、乾燥したら支持膜はリボン状超薄切片とグリッドと一体化する。乾燥後は電子染色などして観察する。
【先行技術文献】
【0003】
【非特許文献】
【】
日本顕微鏡学会誌 顕微鏡Vol.46,No.4 2011 新しい補助具を用いた確実な連続超薄切片作製法
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これはつぎのような欠点があった。
保護用のループはボートの縁に固定しないので、作業中の振動に弱くループ同士が重なり合うことや、リボン状連続超薄切片は保護用ループから回収用ループに移し替えて、又、ループを水面より降下させるなどの複雑さが精確さを鈍らせ時間もがかかっている。
本発明は、上記の欠点なくするために考えたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するために成されたものであり、ダイヤモンドナイフのナイフボート(15)に取り付けた後に超薄切りして水面(14)に浮いているリボン状連続超薄切片(13)を切削順に回収具(12)を使用して、本体(10)の保護回収孔(4)まで水面(14)を移動した後、リボン状連続超薄切片(13)を睫毛(17)等で保護回収孔(4)の切片回収場所(5)に寄せてスリット型グリッド(16)に押し付け法で回収する治具であって、図1~図13に示す通り、
極薄い長方形で角丸の保護回収盤(1)で、長手方向の長さはダイヤモンドのナイフボート(15)内に収まる長さである。
保護回収盤(1)の横幅中央に長手方向一列に整然と略円形状した保護回収孔(4)を等間隔に仕切って設ける。
保護回収孔(4)は、回収具(12)の輪(7)が収まる大きさで、その保護回収孔(4)の円弧の一部を切欠きして、長手縁a(9)に平行にリボン状連続超薄切片(13)が収まる直線の切片回収場所(5)を設ける。
保護回収盤(1)の長手縁a(9)両端近傍に複数個所に盤支持架翼(2)を保護回収盤(1)上面から水平に吐出すように設ける。
ハンドル部(6)を保護回収盤(1)の長手縁a(9)の下側からナイフボートの中側寄りに少し傾斜して垂下し、適当な所で、保護回収盤(1)の幅方向に平行に伸長して、ナイフボート(16)壁手前で上方向に折れ曲がり、ナイフボート縁より高い位置でナイフボート(16)の外向きに直角に折れ曲が先にグリップ部(8)を設けた本体(10と
リボン状連続超薄切片(13)が収まる大きさの極薄い略ランドルト環状の輪(7)の一隅に柄(20)を設けた回収具(12)である。
本発明は、以上の構成よりなる透過電子顕微鏡用リボン状連続超薄切片(13)回収治具である。
【発明の効果】
【0006】
リボン状連続超薄切片(13)を切削する前にナイフボート(15)に本体(10)を取付ける作業方法に変えたことで、切削後にナイフボート(15)の水面(14)に浮いているリボン状連続超薄切片(13)を保護回収孔(4)に移動が回収具(12)で静かに速くできる。保護回収孔(4)内での切片回収場所(5)寄せる睫毛等の作業も静かであり、切片回収場所(5)で、リボン状連続超薄切片(13)をスリット型グリッド(16)に押し付け法で回収しても隣の保護回収孔(4)に浮いているリボン状連続超薄切片(13)に悪い影響がなく従来の方法と比較すれば簡単で精確に迅速にできる回収治具で、全てについて従来の方法をはるかに凌ぐものである。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の斜視図。
本発明の正面図。
回収具(12)の斜視図。
本発明を取付けた斜視図。
本発明を取付けたナイフボートの一部を切断した図。
リボン状連続超薄切片(13)を輪(7)で、保護回収孔(4)に移動する斜視図。
リボン状連続超薄切片(13)保護回収孔(4)移動した状態を示す斜視図。
リボン状連続超薄切片(13)から輪(7)が離れた状態を示す斜視図。
睫毛等でリボン状連続超薄切片(13)を切片回収場所(5)に移動した斜視図。
リボン状超薄切片(13)スリット型グリッド(16)に回収する状態を示斜視図。
図10の一部を拡大斜視図。
グリッドを支持膜に載せた状態を示す斜視図。
図12の拡大斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本発明の実施の形態を以下図1~13を基づいて詳細に説明する。
本発明は本体をダイヤモンドナイフのナイフボート(15)に取り付けた後に超薄切りして水面(14)に浮いているリボン状連続超薄切片(13)を切削順に回収具(12)を使用して本体(10)の保護回収孔(4)まで水面(14)を移動した後、リボン状連続超薄切片(13)を睫毛(17)等で保護回収孔(4)の切片回収場所(5)に寄せてスリット型グリッド(16)に押し付け法で回収する治具であって、
図1~図13に示す通り、
極薄い長方形で角丸のステンレス鋼製の保護回収盤(1)で、長手方向の長さはダイヤモンドのナイフボート(16)内に収まる長さである。
保護回収盤(1)の横幅中央に長手方向一列に整然と略円形状した保護回収孔(4)を等間隔に仕切って設けてある。
【0009】
保護回収孔(4)は、回収具(12)の輪(7)が収まる大きさで、その保護回収孔(4)の円弧の一部を切欠きして、長手縁a(9)に平行にリボン状連続超薄切片(13)が収まる直線の切片回収場所(5)を設けてある。
保護回収盤(1)の上面をナイフボート縁(3)の高さにするために長手縁a(9)両端近傍に複数個所に盤支持架翼(2)を上面から水平に吐出すように設けてある。このとき、間隔は長手縁a(9)を6等分する両端の2点の位置に設けることが望ましい。
【0010】
リボン状連続超薄切片(13)を超薄切する都合で、保護回収盤(1)の長手縁b(11)側をナイフボート(16)の水面(14)の高さに調整する為のハンドル部(6)が保護回収盤(1)の長手縁a(9)の下側からナイフボートの中側寄りに少し傾斜して垂下し、適当な所で、保護回収盤(1)の幅方向に平行に伸長して、ナイフボート(16)壁手前で上方向に折れ曲がり、ナイフボート縁(3)より高い位置でナイフボート(16)の外向きに直角に折れ曲がった先にグリップ部(8)を設ける本体(10)である。
(【0011】以降は省略されています)

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