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公開番号
2025086823
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-09
出願番号
2023201134
出願日
2023-11-28
発明の名称
インクジェット記録装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250602BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】 記録開始までの時間の増大を抑えつつ、印字ヘッドの加熱を行うことを目的とする。
【解決手段】 複数の加熱パルスの間引きパターンの中から加熱パルスの間引きパターンを設定する加熱パルス間引きテーブルと、速度差オーバーカウンタでカウントした値に応じて、加熱パルス間引きテーブルを切り替える加熱パルス間引きテーブル切替部を有し、加熱パルス生成部において、加熱パルス間引きテーブルを速度差オーバーカウンタでカウントした値に応じて切り替えることによって、加熱パルスの間引きパターンをモータの速度状態によって切り替える。
【選択図】 図6
特許請求の範囲
【請求項1】
インクを吐出する印字ヘッドと、
印字ヘッドに対しての加熱を制御する加熱制御手段と、
前記印字ヘッドを走査するキャリッジモータと、
前記キャリッジモータを制御するキャリッジモータ制御手段と、
記録媒体を搬送する搬送モータと、
前記搬送モータを制御する搬送モータ制御手段と、
前記印字ヘッドを加熱するための加熱パルスの制御を行う加熱パルス制御手段と、
を有し、
前記キャリッジモータ制御手段は、
速度検出部と、前記速度検出部から速度差を検出する速度差検出部と、
前記速度差検出部で検出された速度差の履歴を保持する速度差履歴レジスタと、
加速の度合いを判定するための速度差の閾値を任意に設定できる速度差閾値設定部と、
前記速度差履歴レジスタと前記速度差閾値設定部の値を比較し、前記速度差閾値設定部の値より保持された速度差履歴レジスタが大きくなる数をカウントする速度差オーバーカウンタと、
前記速度差オーバーカウンタのカウント値によって加熱パルスのマスクを制御する加熱パルスマスク信号生成部、を有し、
前記加熱パルス制御手段は、
加熱パルス信号を生成する加熱パルス生成部と、
前記加熱パルス生成部で生成された加熱パルスの出力を間引く加熱パルス間引き手段と、
複数の加熱パルスの間引きパターンの中から前記加熱パルスの間引きパターンを設定する加熱パルス間引きテーブルと、
前記速度差オーバーカウンタでカウントした値に応じて、前記加熱パルス間引きテーブルを切り替える加熱パルス間引きテーブル切替部を有し、
前記加熱パルス生成部において、前記加熱パルス間引きテーブルを前記速度差オーバーカウンタでカウントした値に応じて切り替えることによって、加熱パルスの間引きパターンをモータの速度状態によって切り替えることを特徴とする、インクジェット記録装置。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
前記加熱パルス間引きテーブル切替部は、前記印字ヘッドのノズルの配置や数によって前記加熱パルス間引きテーブルを切り替えることを特徴とする、請求項1に記載のインクジェット記録装置。
【請求項3】
前記加熱パルス間引きテーブル切替部は、前記速度検出部で検出された速度と、前記速度差検出部で検出された速度差の2つのパラメータに応じて前記加熱パルス間引きテーブルを切り替えることを特徴とする、請求項1に記載のインクジェット記録装置。
【請求項4】
前記インクジェット記録装置におけるモータ制御手段はモータ制御に必要な位置情報を検出する位置検出部を有し、前記加熱パルス間引きテーブル切替部は、前記位置検出部で検出された位置に応じて前記加熱パルス間引きテーブルを切り替えることを特徴とする、請求項1に記載のインクジェット記録装置。
【請求項5】
前記加熱パルス間引き部、前記加熱パルス間引きテーブル切替部は、複数のモータ制御手段からの速度情報を取得することで、複数のモータの速度状態に応じた加熱パルス間引きテーブルを切り替えることを特徴とする、請求項1に記載のインクジェット記録装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェット記録装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
インクジェット記録装置は、印字ヘッドの吐出口から熱エネルギーによりインク液滴を吐出飛翔させて、これを紙などの記録媒体に付着させることにより画像を形成するように構成されている。インクの温度が変化すると吐出量が変化するため、インクを吐出する印字ヘッドのインク吐出口近傍に加熱手段を設けていて、印字を開始する際にインク温度が一定以上になるように制御を行う装置が知られている。
【0003】
このとき、キャリッジモータ駆動と搬送モータ駆動と、印字ヘッドの加熱を同時に行うような制御を行おうとすると、印字ヘッドの加熱とモータ駆動の加速時には多くの電力を消費するため、電力の消費量が瞬間的に大きくなってしまう。このため、電力消費量のピークに合わせてより大きな電源の容量が必要となり、コストもその分かかってしまう。
【0004】
特許文献1には、印字ヘッド加熱手段と、キャリッジモータ及び搬送モータがすべて同時に駆動されないように、各々の駆動を制御する駆動制御手段を具備することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特願平2-202762公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1のインクジェット記録装置では、印字ヘッド加熱と、キャリッジモータ駆動、搬送モータ駆動を完全に排他で制御するために記録開始まで時間がかかってしまう。
【0007】
本発明は上記課題に鑑みて為されたものであり、記録開始までの時間の増大を抑えつつ、印字ヘッドの加熱を行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、インクを吐出する印字ヘッドと、印字ヘッドに対しての加熱を制御する加熱制御手段と、前記印字ヘッドを走査するキャリッジモータと、前記キャリッジモータを制御するキャリッジモータ制御手段と、記録媒体を搬送する搬送モータと、前記搬送モータを制御する搬送モータ制御手段と、前記印字ヘッドを加熱するための加熱パルスの制御を行う加熱パルス制御手段と、を有し、前記キャリッジモータ制御手段は、速度検出部と、前記速度検出部から速度差を検出する速度差検出部と、前記速度差検出部で検出された速度差の履歴を保持する速度差履歴レジスタと、加速の度合いを判定するための速度差の閾値を任意に設定できる速度差閾値設定部と、前記速度差履歴レジスタと前記速度差閾値設定部の値を比較し、前記速度差閾値設定部の値より保持された速度差履歴レジスタが大きくなる数をカウントする速度差オーバーカウンタと、前記速度差オーバーカウンタのカウント値によって加熱パルスのマスクを制御する加熱パルスマスク信号生成部、を有し、前記加熱パルス制御手段は、加熱パルス信号を生成する加熱パルス生成部と、前記加熱パルス生成部で生成された加熱パルスの出力を間引く加熱パルス間引き手段と、複数の加熱パルスの間引きパターンの中から前記加熱パルスの間引きパターンを設定する加熱パルス間引きテーブルと、前記速度差オーバーカウンタでカウントした値に応じて、前記加熱パルス間引きテーブルを切り替える加熱パルス間引きテーブル切替部を有し、前記加熱パルス生成部において、前記加熱パルス間引きテーブルを前記速度差オーバーカウンタでカウントした値に応じて切り替えることによって、加熱パルスの間引きパターンをモータの速度状態によって切り替えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、記録開始までの時間の増大を抑えつつ、印字ヘッドの加熱を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係るインクジェット記録装置の主要機構部分を示す斜視図である。
本実施形態に係るインクジェット記録装置を動かすためのハードウェア構成を示す図である。
本実施形態に係るモータ駆動と印字ヘッド加熱の制御構成を示すブロック図である。
従来例のモータ加速と印字ヘッド加熱を同時に実施したときの加熱パルス生成状態を示した図である。
従来例のモータ加速と印字ヘッド加熱を同時に実施したときに加熱パルスの間引きを実施している状態を示した図である。
第1の実施形態におけるモータ駆動と印字ヘッド加熱の制御構成を示すブロック図である。
本実施形態におけるモータ駆動と印字ヘッド加熱を同時に実施したときの加熱パルスの生成状態を示した図である。
第2の実施形態におけるモータ駆動と印字ヘッド加熱の制御構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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