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公開番号2025086774
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2023201051
出願日2023-11-28
発明の名称車両用フロントグリル
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60R 19/52 20060101AFI20250602BHJP(車両一般)
要約【課題】少ない製造工数及び低い製造コストで製造可能でありながら、フロントグリルの後方に設けられた装置から発生した音がフロントグリルを介して車外へ漏れることを抑制可能な車両用フロントグリルを提供する。
【解決手段】車両の前端部に設けられる外周枠と、外周枠の内周側に車両左右方向に延びるように設けられ、車両左右方向に延び且つ後面のみ開口する長溝26が後面に形成された棒状部材25と、長溝の内部に車両左右方向に延びるように設けられ、長溝の内面との間に、車両左右方向に直交する断面形状が後部が開放された横向きU字形をなす屈曲空間32を形成する屈曲空間形成部30と、屈曲空間形成部の後面に形成され、後面のみ開口する中間溝31と、中間溝の内部に設けられ中間溝を複数の空間に仕切る仕切壁31Aと、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両の前端部に設けられる外周枠と、
前記外周枠の内周側に車両左右方向に延びるように設けられ、車両左右方向に延び且つ後面のみ開口する長溝が後面に形成された棒状部材と、
前記長溝の内部に車両左右方向に延びるように設けられ、前記長溝の内面との間に、車両左右方向に直交する断面形状が後部が開放された横向きU字形をなす屈曲空間を形成する屈曲空間形成部と、
前記屈曲空間形成部の後面に形成され、後面のみ開口する中間溝と、
前記中間溝の内部に設けられ、前記中間溝を複数の空間に仕切る仕切壁と、
を備える車両用フロントグリル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用フロントグリルに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には車両用フロントグリルが開示されている。この車両用フロントグリルは、外周枠と、外周枠の内周側に車両左右方向に延びるように設けられ、車両左右方向に延び且つ後面のみ開口する溝(空間部)が後面に形成された棒状部材と、空間部を複数の空間に仕切る複数の仕切壁と、溝の後端開口部を覆う吸音材と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-168137号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1の車両用フロントグリルは、フロントグリルとは別体の吸音材を要するので、フロントグリルを製造する際の工数及び製造コストに関して改善の余地がある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、少ない製造工数及び低い製造コストで製造可能でありながら、フロントグリルの後方に設けられた装置から発生した音がフロントグリルを介して車外へ漏れることを抑制可能な車両用フロントグリルを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明に係る車両用フロントグリルは、車両の前端部に設けられる外周枠と、前記外周枠の内周側に車両左右方向に延びるように設けられ、車両左右方向に延び且つ後面のみ開口する長溝が後面に形成された棒状部材と、前記長溝の内部に車両左右方向に延びるように設けられ、前記長溝の内面との間に、車両左右方向に直交する断面形状が後部が開放された横向きU字形をなす屈曲空間を形成する屈曲空間形成部と、前記屈曲空間形成部の後面に形成され、後面のみ開口する中間溝と、前記中間溝の内部に設けられ、前記中間溝を複数の空間に仕切る仕切壁と、を備える。
【0007】
請求項1に記載の発明に係る車両用フロントグリルでは、フロントグリルの後方に設けられた装置(例えばファン)が音を発したときに、音が屈曲空間の一方あるいは両方の開口部から屈曲空間を通り抜けて他方の開口部から排出される。このように音が断面U字形の屈曲空間を通り抜け他方の開口部から排出されるときに、棒状部材の外側を通る音と位相差のある音波同士の干渉により消音される。さらに屈曲空間形成部の後面に形成され仕切壁によって複数の空間に仕切られた中間溝に入った音が、空間内部で反射し、空間外へ排出されるときに、後から仕切られた空間に進入してくる音と干渉することで音波同士の干渉により消音される。そのため請求項1に記載の発明に係る車両用フロントグリルはフロントグリルの後方に設けられた装置から発生した音がフロントグリルを介して車外へ漏れることを抑制可能である。
【0008】
請求項1に記載の発明に係る車両用フロントグリルは、フロントグリルとは別体の吸音材を要しない。そのため請求項1に記載の発明に係る車両用フロントグリルは、少ない製造工数及び低い製造コストで製造可能である。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る車両用フロントグリルは、少ない製造工数及び低い製造コストで製造可能でありながら、フロントグリルの後方に設けられた装置から発生した音がフロントグリルを介して車外へ漏れることを抑制可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る車両用フロントグリルの後方から見た斜視図である。
車両用フロントグリルの一部の後方から見た拡大斜視図である。
図2の3-3矢線に沿う模式的な断面図である。
変形例の棒状部材及び屈曲空間形成部の後方から見た模式的な斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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