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公開番号2025085578
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2024066443,2023198928
出願日2024-04-16,2023-11-24
発明の名称電子お灸器及び電子お灸システム
出願人株式会社三鷹ホールディングス,個人
代理人個人
主分類A61H 39/06 20060101AFI20250529BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】お灸の中断があってもお灸効果を常時得ることができるとともに、再開時には電熱ユニットを常に一定の強度で容易に固定することができ、使用上の自由度を高めることができる電子お灸器を提供する。
【解決手段】電子お灸器2は、通電により発熱する熱源を備えた充電型の電熱ユニット4と、灸材(もぐさ)を保持して皮膚表面に貼着される灸材保持体10と、を備え、電熱ユニット4と灸材保持体10とが、非接着構成を介して着脱自在に設けられている。灸材保持体10には円筒状の灸材収容部を有する結合部材が設けられ、電熱ユニット4の底面には灸材収容部を収容する収容凹部が形成され、灸材収容部に形成された凸部と、収容凹部に形成された凹部とを嵌合した状態で電熱ユニット4を回転させると灸材保持体10に電熱ユニット4が結合固定される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
通電により発熱する熱源を備えた電熱ユニットと、
灸材を保持して皮膚表面に貼着される灸材保持体と、を備え、
前記電熱ユニットにより前記灸材を加熱する電子お灸器であって、
前記電熱ユニットと前記灸材保持体とが、非接着構成を介して着脱自在に設けられていることを特徴とする電子お灸器。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記灸材保持体が、前記灸材を前記皮膚表面に対して露出させる灸材露出孔を有し、前記皮膚表面に貼着される柔軟シートと、該柔軟シートの表面側に固定され、前記灸材露出孔に連通する筒状の灸材収容部を有する結合部材と、を備え、
前記電熱ユニットと前記結合部材との間には、凹部とこれに嵌合する凸部とが相対的に形成され、前記凹部と前記凸部とを嵌合した状態で前記電熱ユニットを回転させることにより、前記電熱ユニットが前記灸材保持体に固定されることを特徴とする請求項1に記載の電子お灸器。
【請求項3】
前記結合部材が前記柔軟シートに固定するためのフランジを備え、
前記電熱ユニットには前記灸材収容部を収容する収容凹部が形成され、
前記灸材収容部の外周面には前記凸部が周方向に間隔をおいて複数形成され、
前記収容凹部には前記凹部が前記凸部に対応する数形成されているとともに、前記凹部に連設して前記電熱ユニットを回転した後の前記凸部の抜けを規制する抜け止め部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の電子お灸器。
【請求項4】
前記抜け止め部には前記電熱ユニットの回転後の自然な逆回転を規制する小突起が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の電子お灸器。
【請求項5】
前記灸材の前記皮膚表面に臨む側を除く部分は熱伝導性の良い薄肉の金属シートで覆われていることを特徴とする請求項2に記載の電子お灸器。
【請求項6】
前記電熱ユニットが加熱温度を複数段階に変える構成を有しているとともに、加熱温度の各段階の変化を色別で視認できる構成を有していることを特徴とする請求項1に記載の電子お灸器。
【請求項7】
前記電熱ユニットが前記皮膚表面に向けて赤外線を照射する構成を有していることを特徴とする請求項1に記載の電子お灸器。
【請求項8】
前記電熱ユニットが前記皮膚表面に向けて青色または赤色の光を照射する構成を有していることを特徴とする請求項1に記載の電子お灸器。
【請求項9】
前記電熱ユニットが、前記熱源に通電するバッテリーと、通電を制御する制御回路部と、を備えていることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の電子お灸器。
【請求項10】
請求項9に記載の電子お灸器と、前記バッテリーに充電する充電器と、を備えていることを特徴とする電子お灸システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子お灸器及びこれを備えた電子お灸システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
血行を良くして疲労回復や筋肉の疲れをとる等の目的で、経穴(ツボ)と呼ばれる特定の部位に温熱刺激を与えることにより遠赤外線効果で生理状態を変化させる、お灸が活用されている。一般的には、よもぎの葉から精製したもぐさを燃やして皮膚の上に直接のせる手法が採られている。よもぎの腺毛の油分にはシオネールという成分が多く含まれており、温熱刺激に加えてこのシオネールが薬効を高める役割を担っていると考えられている。しかしながら、よもぎ等の灸材の燃焼によるお灸は温度調節が困難で治療部位における温度のバラツキがあったり、火傷やお灸痕が残ってしまう等の問題があった。
【0003】
この問題に対処すべく、温度調節が容易な通電による発熱を利用した電子式(電気式)のお灸器が種々開発されている。特許文献1には、小型シーズヒータと、シャッターによる温度調節機構とを備えた電子式お灸具が開示されている。このお灸具の底面には離型紙を有する接着シートが固定されており、接着シートで皮膚の所定部位に接着固定した後、スイッチボタンを操作して使用するようになっている。接着シートは芳香成分または薬用成分を含んでいる。
【0004】
特許文献2には、電熱でよもぎ抽出液等の灸液を気化させて患部に作用させる充電型の携帯用電子灸治療器が開示されている。スイッチボタンの操作で3段階に温度を設定できるようになっており、各温度情報は液晶ディスプレイに表示され、発熱のオン・オフがLEDによって表示されるようになっている。器具の下端には付着パッドが固定されており、皮膚の所定部位に接着固定して使用するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4448561号公報
特表2017-515646号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1、2に開示の如く、従来における電子式のお灸器は接着シートを介して電熱ユニットを治療部位に固定する方式であるため、例えば一時的にお灸を止めて外出するような場合にはお灸器全体を人体から取り外さなければならなかった。そのままの状態では電熱ユニットの外形的な嵩張りによって被服の不自然な盛り上がりを来すからである。お灸器を同じ部位に接着して使用を再開する場合、接着力が低下してお灸器が脱落する可能性を否めない。
【0007】
ところで、この種のもぐさ等によるお灸効果は通電加熱が停止されても長時間持続することが確認されている。この観点から上記従来技術を考察すると、一時的にお灸を中断する場合お灸効果も中断されることになり、お灸効果を無駄に放置していることになる。接着シートに対し電熱ユニットを接着材を介して着脱自在に設け、一時的にお灸を中断する場合には灸材またはその効能を保持した接着シートを人体に残し、電熱ユニットのみを取り外す構成とすることも考えられるが、この場合にも接着力が低下して電熱ユニットが脱落する可能性を否めない。また、接着シートと電熱ユニットとの位置決めは目視で行うことになるので、例えば肩の背中寄りの部位で電熱ユニットを再固定する場合には、電熱ユニットの熱源と灸材との適性な位置関係(対向性)がずれ易く、その場合にはお灸効果が低減する。再固定時の操作も面倒で煩わしい。換言すれば、上記従来技術は一時的な外出等によるお灸の中断場面を想定しておらず、日常の活動における使用上の自由度が低いといえる。よもぎ成分を含有した粘着シールを介して皮膚表面に電熱ユニットを固定するタイプの電子お灸器も市販されているが、シールの構成上含有成分の厚みが薄いため、お灸効果は満足できるレベルになかった。
【0008】
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、お灸の中断があってもお灸効果を常時得ることができるとともに、再開時には電熱ユニットを常に一定の強度で容易に固定することができ、使用上の自由度を高めることができる電子お灸器及びこれを備えた電子お灸システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の電子お灸器(2)は、通電により発熱する熱源(40)を備えた電熱ユニット(4,5)と、灸材(8)を保持して皮膚表面に貼着される灸材保持体(10)と、を備え、電熱ユニット(4,5)により灸材(8)を加熱する電子お灸器(2)であって、電熱ユニット(4,5)と灸材保持体(10)とが、非接着構成を介して着脱自在に設けられていることを特徴とする。
【0010】
本発明に係る電子お灸器によれば、外出等によって一時的にお灸を中断してその後に再開する場合でも、電熱ユニットを取り外して灸材保持体のみを人体に残した状態で移動することができ、外出時の被服の嵩張りも無い。電熱ユニットを灸材保持体に再度固定する場合も簡単な操作できるとともに、取り外し回数に拘わらず常に一定に強度で再固定することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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