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公開番号
2025085361
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023199184
出願日
2023-11-24
発明の名称
接続端子による導体圧着構造
出願人
ユニオンマシナリ株式会社
,
株式会社デルタプラス
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01R
4/18 20060101AFI20250529BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】 電線の導体を導体圧着部により強固に圧着固定し、電気的接続の信頼性を確保する。
【解決手段】 導体圧着部3には、予め内層板3bと外層板3aとの二層構造による第1、第2圧着片3e、3fがU字状に立ち上げられている。また、各圧着片3e、3fの折り返し部の外層板3aと内層板3bとの間に空隙部3c、3dが形成されている。圧着片3e、3f間に単体から成る導体6を配置し、導体圧着装置のプレス上型Pu、プレス下型Pdにより、外層板3aと内層板3b、特に第1、第2圧着片3e、3fを押し潰すことにより、導体6を周囲から加締めて固定する。この加締めにおいて、下方から導体6の中心に向う押圧力、及び斜め上方から導体6の中心に向う2方向の押圧力を加えて、導体6に接するこれらの押圧部3k、3l、3m同士の間の内層板3bと導体6の間に非押圧部3n、3o、3pを設ける。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
導電金属板を打抜き、折曲して導体圧着部を形成し、該導体圧着部の底部からU字状に立ち上げた一対の圧着片を有する圧着接続端子を用いて、前記圧着片により導体を加締めて固定した接続端子による導体圧着構造であって、
前記各圧着片は、外層板と、該外層板の上端部の折り返し部から内側に折り返して前記外層板に積層した内層板とから成る二層構造であり、
前記外層板と前記内層板との間の前記折り返し部の内側には、それぞれ空隙部を設け、
前記内層板と前記導体との間には、前記導体を前記圧着片により加締めた際に前記底部及び一対の前記空隙部の方向から前記導体の中心に向けた3方向の押圧力により接触した状態で固定した3個所の押圧部と、これらの押圧部同士の間に設け空隙となる3個所の非押圧部とを備えることを特徴とする接続端子による導体圧着構造。
続きを表示(約 240 文字)
【請求項2】
前記導体は単体の金属線から成ることを特徴とする請求項1に記載の接続端子による導体圧着構造。
【請求項3】
前記導体に対する前記3方向の押圧力は、略120度間隔の方向から加えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の接続端子による導体圧着構造。
【請求項4】
前記外層板と前記内層板との間に設けた前記空隙部は、前記圧着接続端子に予め形成しておいたことを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の接続端子による導体圧着構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばコネクタハウジングに内装し、相手側コネクタの接続端子と嵌合する小型の接続端子による導体圧着構造に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
電気関係部品の小型化、軽量化、集積化に伴い、回路の接続に使用される接続端子には、より小型のものが常に要求されている。このことから、細線化された電線の導体に対応して、特許文献1に係る圧着接続端子が開示されている。
【0003】
この特許文献1に係る圧着接続端子は、圧着片を二層構造とし、この二層構造の圧着片間に空隙部を形成し、細径の導体に対して加締め力を過大に加えて過度の変形等を与えることなく、この空隙部を維持する適度の弾発性を有する加締め力による加締めて固定することにより、撚線から成る細径の導体を確実に圧着接続することを可能としている。
【0004】
従来においては、使用する導体は複数本の芯線を撚り合わせている場合が殆どであって、導体自体に或る程度の柔軟性、可塑性がある。従って、特許文献1の空隙部を設けた圧着接続端子を用いて、適度の弾発性を有する加締め力により導体を圧着すれば、導体が細線であっても不自然に変形することがなく、また導電性等の電気的特性や引き抜き等の機械的特性を悪化させることはない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-71920号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、近年においては、主に経済性の観点から、接続端子に接続する信号電線には、導体として単体の銅合金等の金属線の使用が試みられ、その直径も0.25~0.6mm程度の超細線とされている。
【0007】
このような単体から成る細線導体を従来の端子圧着片により接続する場合は、一般的には断面が図12に示すような圧着構造になる。しかし、芯線を撚り合わせた導体とは異なり、単体の導体aは柔軟性、可塑性に乏しく剛体に近く、特に細線の導体aにあっては、圧着片bにより固定しても、圧着片bが導体aの周囲を均等な加締め力で加締めているとは限らず、必ずしも十分な機械固定力、電気導電性が得られない。
【0008】
しかも、単体から成る細径の導体を使用した場合には、特許文献1のような空隙部を有する圧着接続端子を用いても、なお導体を良好に圧着できないことが多く、機械的、電気的な問題が生じ易い。一方、通常の導体に対しては、導体の表面に発生し電気的障害となる酸化物や硫化物は圧着時に破壊されて除去し易いが、単体から成る細径の導体ではこの酸化物や硫化物の除去が極めて難しいという問題がある。
【0009】
本発明の目的は、上述の課題を解決し、単線から成る導体であっても、導体を確実に加締めて良好な固定力と導電性とを実現できる接続端子による導体圧着構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するための本発明に係る接続端子による導体圧着構造は、導電金属板を打抜き、折曲して導体圧着部を形成し、該導体圧着部の底部からU字状に立ち上げた一対の圧着片を有する圧着接続端子を用いて、前記圧着片により導体を加締めて固定した接続端子による導体圧着構造であって、前記各圧着片は、外層板と、該外層板の上端部の折り返し部から内側に折り返して前記外層板に積層した内層板とから成る二層構造であり、前記外層板と前記内層板との間の前記折り返し部の内側には、それぞれ空隙部を設け、前記内層板と前記導体との間には、前記導体を前記圧着片により加締めた際に前記底部及び一対の前記空隙部の方向から前記導体の中心に向けた3方向の押圧力により接触した状態で固定した3個所の押圧部と、これらの押圧部同士の間に設け空隙となる3個所の非押圧部とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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