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公開番号
2025085292
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023199068
出願日
2023-11-24
発明の名称
締付用ファスナー
出願人
タキゲン製造株式会社
代理人
フェリシテ弁理士法人
主分類
E05C
19/14 20060101AFI20250529BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】ファスナー金具と受け金具との係脱により、ファスナー金具の各部材間やファスナー金具、受け金具間が摺接しても、金属粉の発生を確実に防止する。
【解決手段】ファスナー金具F1のベースプレート1、レバープレート2、フックフレーム3、コイルスプリング4、受け金具F2の各部材間で、ファスナー金具F1と受け金具F2との係脱により一方の部材に対して他方の部材が摺接される各部材の少なくとも一方は樹脂コーティングされる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
一方の締付対象部材に取り付けられるファスナー金具と、他方の締付対象部材に取り付けられる受け金具とを備え、前記ファスナー金具と前記受け金具との係合により、両締付対象部材を締め付け保持する締付用ファスナーであって、
前記ファスナー金具は、
一方の締付対象部材に固着され、一端側に一対の軸受を有するベースプレートと、
断面略コ字形に形成されて中央プレート部と両側プレート部とからなり、前記両側プレート部の一端に一対の軸受部、前記両側プレート部の中間部に一対の軸受部を有し、前記中央プレートの他端から操作レバーを延設され、前記ベースプレートの前記一対の軸受と前記一端の一対の軸受部との間に一端の支軸を挿通されて、前記ベースプレート上で回動可能に取り付けられるレバープレートと、
基端を前記レバープレートの前記中間部の一対の軸受部に中間部の支軸を介して支持され、前記レバープレート上を他端側と一端の延長上所定位置との間を回動可能に取り付けられ、全体が略コ字形又は略U字形を呈し、先端フレーム部、及び先端側、基端側の分割フレーム部からなる両側フレーム部を有するフックフレームと、
前記フックフレームの前記両側フレーム部の前記先端側、基端側の分割フレーム部間に圧縮して巻装され、前記ファスナー金具と前記受け金具との係合により前記レバープレートを前記ベースプレート方向へ回動付勢するコイルスプリングと、
を備え、前記各部は金属材からなり、
前記受け金具は、他方の締付対象部材に固着され、前記ファスナー金具の前記フックプレートが係脱可能にフック部を有し、前記フック部は金属材からなり、
前記ファスナー金具の前記ベースプレート、前記レバープレート、前記フックフレーム、前記コイルスプリング、前記受け金具の各部材間で、前記ファスナー金具と前記受け金具との係脱により、一方の部材に対して他方の部材が摺接される各部材の少なくとも一方は樹脂コーティングされる、
ことを特徴とする締付用ファスナー。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
ベースプレートの一対の軸受は、前記ベースプレートの一端側の両側に前記レバープレートとの接触面積が可及的に小さい形状に形成される請求項1に記載の締付用ファスナー。
【請求項3】
ベースプレートの他端側又はレバープレートの他端側の一方に凸部を有し、他方に前記凸部を嵌合可能に凹部を有する請求項1に記載の締付用ファスナー。
【請求項4】
一対の軸受と支軸との間に樹脂製のワッシャ又は樹脂製のブッシュが介装される請求項1に記載の締付用ファスナー。
【請求項5】
各一対の軸受部と各支軸との間に樹脂製のワッシャ及び/又は樹脂製のブッシュが介装される請求項1に記載の締付用ファスナー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケース本体やボックス本体など一方の締付対象部材と蓋や扉など他方の締付対象部材とを閉鎖状態に締め付け保持するのに使用する締付用ファスナーに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、ケース本体と蓋、ボックス本体と扉など両者の閉鎖状態を締め付け保持するのに締付用ファスナーが用いられている。
【0003】
この種の締付用ファスナーは、特許文献1などに開示されているように、ケース本体など一方の締付対象部材の正面側に固着されるファスナー金具と、蓋など他方の締付対象部材の正面に固着される受け金具とを備える。
【0004】
ファスナー金具は、一方の締付対象部材に固着される基板の一方端部の軸受板部に操作レバーの基端部が第1枢軸によって連結され、操作レバーの中間部に第2枢軸によって掛金アームの基端部が連結されて、掛金アームの先端部に受け金具のフック部に係合する掛金部が設けられる。また、このファスナー金具は、各掛金アームが先端側、基端側に分割されていて、相互に重合され、これら先端側、基端側のアーム部間にコイルバネが圧縮して巻装される。これにより、各掛金アーム先端の掛金部が受け金具のフック部に係合した締付け施錠状態において、第2枢軸が掛金部と第1枢軸とを通る基準直線よりも基板の側にあることにより、各掛金アームの各コイルバネの弾性力は操作レバーを時計回り方向に回転させる力として作用し、操作レバーは両締付対象部材の正面に押し付けられるようになっている。
【0005】
このようにして、ケースなど一方の締付対象部材の開口を蓋など他方の締付対象部材で閉鎖した状態から、操作レバーを引き上げて基板から引き離す方向に回動させるとともに、掛金アームを受け金具に向けて回動させて掛金アーム先端部の掛金部を受け金具に引掛け、この状態から、今度は反対に、操作レバーを押し下げ、基板まで回動させて、この操作レバーで受け金具に引掛けられた各掛金アームを引張ると、これら掛金アームの引張力及び各コイルバネの作用により、ケースなど一方の締付対象部材に蓋など他方の締付対象部材を締め付け保持することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第4721371号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、この種の締付用ファスナーは、各部が金属製であるため、その使用に当たり、ファスナー金具のレバープレート(上記操作レバー)を回動させると、ファスナー金具のベースプレート(上記基板)、レバープレート(上記操作レバー)、フックフレーム(上記掛金アーム及び掛金部)、コイルスプリング(上記コイルバネ)、受け金具の各部材間で、一方の部材に対して他方の部材が摺接され、相互の摺接面が削れて金属粉が発生することがある。
近時、例えば半導体や二次電池の製造工場などでは、各種の機械や設備から発生する金属粉が機械に悪影響を及ぼすなど、金属粉が問題視され、各種機械、設備の可動する部品から金属粉を発生させないように改善が進められている。そこで、この種の締付用ファスナーにおいても、その用途によって、その使用に当たり金属粉が発生しないようにすることが必要で、これに対応できることが望ましい。
【0008】
本発明は、このような従来の問題を解決するもので、この種の締付用ファスナーにおいて、ファスナー金具と受け金具との係脱により、ファスナー金具の各部材間、ファスナー金具、受け金具間が摺接しても、金属粉の発生を確実に防止すること、を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明は、
一方の締付対象部材に取り付けられるファスナー金具と、他方の締付対象部材に取り付けられる受け金具とを備え、前記ファスナー金具と前記受け金具との係合により、両締付対象部材を締め付け保持する締付用ファスナーであって、
前記ファスナー金具は、
一方の締付対象部材に固着され、一端側に一対の軸受を有するベースプレートと、
断面略コ字形に形成されて中央プレート部と両側プレート部とからなり、前記両側プレート部の一端に一対の軸受部、前記両側プレート部の中間部に一対の軸受部を有し、前記中央プレートの他端から操作レバーを延設され、前記ベースプレートの前記一対の軸受と前記一端の一対の軸受部との間に一端の支軸を挿通されて、前記ベースプレート上で回動可能に取り付けられるレバープレートと、
基端を前記レバープレートの前記中間部の一対の軸受部に中間部の支軸を介して支持され、前記レバープレート上を他端側と一端の延長上所定位置との間を回動可能に取り付けられ、全体が略コ字形又は略U字形を呈し、先端フレーム部、及び先端側、基端側の分割フレーム部からなる両側フレーム部を有するフックフレームと、
前記フックフレームの前記両側フレーム部の前記先端側、基端側の分割フレーム部間に圧縮して巻装され、前記ファスナー金具と前記受け金具との係合により前記レバープレートを前記ベースプレート方向へ回動付勢するコイルスプリングと、
を備え、前記各部は金属材からなり、
前記受け金具は、他方の締付対象部材に固着され、前記ファスナー金具の前記フックプレートが係脱可能にフック部を有し、前記フック部は金属材からなり、
前記ファスナー金具の前記ベースプレート、前記レバープレート、前記フックフレーム、前記コイルスプリング、前記受け金具の各部材間で、前記ファスナー金具と前記受け金具との係脱により、一方の部材に対して他方の部材が摺接される各部材の少なくとも一方は樹脂コーティングされる、
ことを要旨とする。
【0010】
この締付用ファスナーはまた、次のような構成を備えることが好ましい。
(1)ベースプレートの一対の軸受は、前記ベースプレートの一端側の両側に前記レバープレートとの接触面積が可及的に小さい形状に形成される。
(2)ベースプレートの他端側又はレバープレートの他端側の一方に凸部を有し、他方に前記凸部を嵌合可能に凹部を有する。
(3)一対の軸受と支軸との間に樹脂製のワッシャ又は樹脂製のブッシュが介装される。
(4)各一対の軸受部と各支軸との間に樹脂製のワッシャ及び/又は樹脂製のブッシュが介装される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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