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公開番号
2025085270
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023199033
出願日
2023-11-24
発明の名称
生体情報測定システム、生体情報測定方法、および生体情報測定プログラム
出願人
日本光電工業株式会社
代理人
IBC一番町弁理士法人
主分類
A61B
5/11 20060101AFI20250529BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】測定される圧力波形の変化が、センサの劣化や故障によるものか被測定者の容態変化によるものかを判定可能な生体情報測定システムを提供する。
【解決手段】空気を内包する空気袋に接続され、空気袋が被験者から受ける圧力をそれぞれ測定する複数のセンサから、測定された圧力に関する信号を取得する取得部と、複数のセンサから取得された、複数の圧力に関する信号に基づいて、少なくとも1つのセンサの劣化および故障の少なくともいずれかを判定する判定部と、を含む生体情報測定システム。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
空気を内包する空気袋に接続され、前記空気袋が被験者から受ける圧力をそれぞれ測定する複数のセンサから、測定された前記圧力に関する信号を取得する取得部と、
前記複数のセンサから取得された、複数の前記圧力に関する信号に基づいて、少なくとも1つの前記センサの劣化および故障の少なくともいずれかを判定する判定部と、
を有する生体情報測定システム。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記圧力に関する信号は圧力波形であり、
前記判定部は、複数の前記圧力波形の値の差に基づいて、前記センサの劣化および故障の少なくともいずれかを判定する、請求項1に記載の生体情報測定システム。
【請求項3】
前記複数のセンサを有し、
前記複数のセンサは2つの異なる種類のセンサである、請求項1に記載の生体情報測定システム。
【請求項4】
前記圧力に関する信号は圧力波形であり、
前記判定部は、
前記複数のセンサのすべてから所定の閾値範囲内の前記圧力波形が取得され、かつ取得された複数の前記圧力波形にそれぞれ基づく複数の静圧波形の相互の差が第1閾値以上かつ第2閾値未満である場合、前記センサが劣化していると判定し、
前記複数のセンサの少なくともいずれかから前記所定の閾値範囲内の前記圧力波形が取得されず、または、前記複数のセンサのすべてから前記所定の閾値範囲内の前記圧力波形が取得され、かつ取得された複数の前記圧力波形にそれぞれ基づく複数の前記静圧波形の相互の差が前記第2閾値以上である場合、前記センサが故障していると判定する、請求項1に記載の生体情報測定システム。
【請求項5】
前記圧力に関する信号は圧力波形であり、
前記判定部は、
前記複数のセンサのすべてから所定の閾値範囲内の前記圧力波形が取得され、かつ取得された複数の前記圧力波形にそれぞれ基づく複数の動圧波形の相互の差が第3閾値以上かつ第4閾値未満である場合、前記センサが劣化していると判定し、
前記複数のセンサの少なくともいずれかから前記所定の閾値範囲内の前記圧力波形が取得されず、または、前記複数のセンサのすべてから前記所定の閾値範囲内の前記圧力波形が取得され、かつ取得された複数の前記圧力波形にそれぞれ基づく複数の前記動圧波形の相互の差が前記第4閾値以上である場合、前記センサが故障していると判定する、請求項1に記載の生体情報測定システム。
【請求項6】
前記判定部は、
前記複数のセンサのすべてから前記所定の閾値範囲内の前記圧力波形が取得され、かつ取得された複数の前記圧力波形にそれぞれ基づく複数の静圧波形の相互の差が第1閾値以上かつ第2閾値未満である場合、前記センサの静圧計測機能が劣化していると判定し、
前記複数のセンサの少なくともいずれかから前記所定の閾値範囲内の前記圧力波形が取得されず、または、前記複数のセンサのすべてから前記所定の閾値範囲内の前記圧力波形が取得され、かつ取得された複数の前記圧力波形にそれぞれ基づく複数の前記静圧波形の相互の差が前記第2閾値以上である場合、前記センサの前記静圧計測機能が故障していると判定する、請求項4に記載の生体情報測定システム。
【請求項7】
前記判定部は、
前記複数のセンサのすべてから所定の閾値範囲内の前記圧力波形が取得され、かつ取得された複数の前記圧力波形にそれぞれ基づく複数の動圧波形の相互の差が第3閾値以上かつ第4閾値未満である場合、前記センサの動圧計測機能が劣化していると判定し、
前記複数のセンサの少なくともいずれかから前記所定の閾値範囲内の前記圧力波形が取得されず、または、前記複数のセンサのすべてから前記所定の閾値範囲内の前記圧力波形が取得され、かつ取得された複数の前記圧力波形にそれぞれ基づく複数の前記動圧波形の相互の差が前記第4閾値以上である場合、前記センサの前記動圧計測機能が故障していると判定する、請求項5に記載の生体情報測定システム。
【請求項8】
前記判定部により、前記センサが劣化または故障していると判定された時点からの時間を測定して記録する、異常発生時間測定部を有する、請求項1に記載の生体情報測定システム。
【請求項9】
前記判定部は、継続的に、間欠的に、または、判定の指示を受け付けたときに、前記センサの劣化および故障の少なくともいずれかを判定する、請求項1に記載の生体情報測定システム。
【請求項10】
電源の電圧を測定する電源電圧測定部を有し、
前記判定部は、前記電源電圧測定部により測定された前記電源の電圧に基づいて、前記電源の故障の有無を判定し、前記電源の故障がないと判定した場合に、前記センサの劣化および故障の少なくともいずれかを判定する、請求項1に記載の生体情報測定システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、生体情報測定システム、生体情報測定方法、および生体情報測定プログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
病院等の医療施設等においては、ベッド上で仰臥または横臥した患者の心拍や呼吸等の生体情報を、患者を動かさずに非侵襲で測定する必要が生じる場合がある。また、介護施設等においては、限られた数のスタッフにより利用者の徘徊を防止し、利用者の安全を確保する必要がある。このような状況に対処するため、従来から、ベッド上に敷かれたマットレスの下に空気袋を敷き込み、空気袋が仰臥や横臥した患者から受ける圧力を圧力センサやマイクロフォン等により検出し、ベッド上の患者の心拍や呼吸等を測定するという先行技術が知られている(例えば、下記特許文献1)。この技術では、検出した呼吸または心拍等の生体情報の振幅と所定の閾値との比較により、患者の入床/出床を判定している。また、近年では、測定した体動波形から、ベッド上の患者の睡眠/覚醒、入床/出床、臥床/離床、呼吸・心拍変化等の状態を解析し、患者の容態変化を医療従事者に報知する製品が開発されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-159804号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記先行技術では、圧力センサの劣化や故障を判断できないため、圧力センサにより測定される圧力波形の変化が、圧力センサの劣化や故障に起因するのか、患者の容態変化に起因するのか判別できない。これにより、ベッド上の患者の容態を正確に把握できない場合があるという問題がある。
【0005】
本発明はこのような問題を解決するためになされたものである。すなわち、測定される圧力波形の変化が、センサの劣化や故障によるものか被測定者の容態変化によるものかを判定可能な、生体情報測定システム、生体情報測定方法、および生体情報測定プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の上記課題は、以下の手段によって解決される。
【0007】
(1)空気を内包する空気袋に接続され、前記空気袋が被験者から受ける圧力をそれぞれ測定する複数のセンサから、測定された前記圧力に関する信号を取得する取得部と、前記複数のセンサから取得された、複数の前記圧力に関する信号に基づいて、少なくとも1つの前記センサの劣化および故障の少なくともいずれかを判定する判定部と、を有する生体情報測定システム。
【0008】
(2)空気を内包する空気袋に接続され、前記空気袋が被験者から受ける圧力をそれぞれ測定する複数のセンサから、測定された前記圧力に関する信号を取得する取得ステップと、前記複数のセンサから取得された、複数の前記圧力に関する信号に基づいて、少なくとも1つの前記センサの劣化および故障の少なくともいずれかを判定する判定ステップと、を有する生体情報測定方法。
【0009】
(3)空気を内包する空気袋に接続され、前記空気袋が被験者から受ける圧力をそれぞれ測定する複数のセンサから、測定された前記圧力に関する信号を取得する取得ステップと、前記複数のセンサから取得された、複数の前記圧力に関する信号に基づいて、少なくとも1つの前記センサの劣化および故障の少なくともいずれかを判定する判定ステップと、をコンピュータに実行させるための生体情報測定プログラム。
【発明の効果】
【0010】
空気を内包する空気袋に接続された複数のセンサから、測定された圧力に関する信号を取得し、取得された、複数の前記圧力に関する信号に基づいて、少なくとも1つのセンサの劣化および故障の少なくともいずれかを判定する。これにより、測定される圧力波形の変化が、センサの劣化や故障によるものか被測定者の容態変化によるものかを判定できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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