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公開番号2025085170
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2023198852
出願日2023-11-24
発明の名称雌牛発情検知システムおよび雌牛発情検知端末
出願人学校法人北里研究所
代理人個人,個人
主分類A01K 29/00 20060101AFI20250529BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】雌牛の発情を高精度に検知することのできる雌牛発情検知システムを提供する。
【解決手段】雌牛の発情を検知する雌牛発情検知システム1であって、発情の検知対象の雌牛の腰部に取り付けられ、他の牛によって操作されるスイッチ12を有する雌牛発情検知端末10と、雌牛発情検知端末10のスイッチ12の操作に関するスイッチ操作情報を記憶するサーバ装置30と、サーバ装置30に記憶されたスイッチ操作情報を報知する報知端末40と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
雌牛の発情を検知する雌牛発情検知システムであって、
発情の検知対象の雌牛の腰部に取り付けられ、他の牛によって操作されるスイッチを有する雌牛発情検知端末と、
前記雌牛発情検知端末の前記スイッチの操作に関するスイッチ操作情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記スイッチ操作情報を報知する報知部と、を備えた
雌牛発情検知システム。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記スイッチ操作情報は、他の牛によって前記スイッチが操作された状態となった時刻、および、他の牛による前記スイッチの操作が解除された状態となった時刻である
請求項1に記載の雌牛発情検知システム。
【請求項3】
前記スイッチ操作情報は、他の牛によって前記スイッチが操作された状態となった回数である
請求項1に記載の雌牛発情検知システム。
【請求項4】
前記雌牛発情検知端末は、本体部を有し、
前記スイッチは、前記本体部の外面に配置された押しボタンであり、
前記押しボタンは、前記本体部の外面から外側に突出している
請求項1に記載の雌牛発情検知システム。
【請求項5】
前記押しボタンにおける前記本体部の外面から外側に突出する部分は、軟質部材からなる
請求項4に記載の雌牛発情検知システム。
【請求項6】
雌牛の体表に貼り付けられ、前記雌牛発情検知端末を保持する端末保持部材を備える
請求項1に記載の雌牛発情検知システム。
【請求項7】
前記端末保持部材は、
前記雌牛発情検知端末が収容される端末収容部と、
前記端末収容部の外周部から外側に延在し、雌牛の体表に貼り付けられる貼付部と、を有している
請求項6に記載の雌牛発情検知システム。
【請求項8】
前記貼付部における雌牛の体表側の面には、接着剤を保持可能な凹部が形成されている
請求項7に記載の雌牛発情検知システム。
【請求項9】
雌牛の発情を検知する雌牛発情検知端末であって、
発情の検知対象の雌牛の腰部に取り付けられた状態で他の牛に操作されるスイッチを有する
雌牛発情検知端末。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、雌牛の発情を検知するための雌牛発情検知システムおよび雌牛発情検知端末に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
家畜としての牛の交配は、一般に、人工授精によって行われている。人工授精による牛の交配は、受胎率の向上を図るために、雌牛が受精に適している時期である発情期に行う必要がある。このため、人工授精による牛の交配では、雌牛の発情している状態を見付けることが受胎率の向上を図るうえで重要となる。
【0003】
雌牛の発情を検知することを可能な雌牛発情検知システムとしては、ホストコンピュータに接続された親無線機と、雌牛に装着され、歩行センサによって計測された雌牛の歩数を親無線機に送信する子無線機と、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
特許文献1に記載の雌牛発情検知システムは、子無線機から送信されて親無線機が受信した雌牛の歩数の計測値をホストコンピュータにおいて解析することによって、雌牛の活動量の変化を検知し、活動量が増加した場合に雌牛が発情していると判定している。
【0005】
しかし、特許文献1に記載の雌牛発情検知システムでは、雌牛が発情することなく別の理由で活動量が増加した場合においても、雌牛が発情していると判定することになるため、雌牛の発情を検知する精度が低くなるおそれがある。このため、牛の繁殖を目的とする畜産の現場では、雌牛の発情を検知する精度のさらなる向上が求められている。
【0006】
ところで、牛の繁殖を目的とする畜産の現場では、複数頭の雌牛をまとめて飼育している。複数頭の雌牛の群において発情している雌牛は、他の雌牛による乗駕を許容(スタンディング)する状態となる。他の雌牛による乗駕を許容する状態の雌牛は、高い確度で発情していると判断することができるため、雌牛が他の雌牛の乗駕を許容している状態を検知することで、対象となる雌牛の発情の検知を高精度に行うことができる。
【0007】
そこで、他の雌牛による乗駕を許容している状態を検知することで、発情を検知する対象の雌牛の発情を検知する装置として、対象の雌牛の表皮に対して視覚によって識別可能な表示層と、表示層の表面に分離可能に固定されたフラットコード層と、を有し、対象の雌牛の臀部に固定される発情表示機が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0008】
特許文献2に記載の発情表示機は、対象の雌牛に対して他の牛が乗駕し、他の牛によってフラットコード層が分離されて表示層が露出した場合に、雌牛が発情していると判定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開平06-141385号公報
特表2004-536613号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
人工授精による牛の交配を行う時期は、受胎率の向上を図るために、雌牛の発情の開始からの経過時間に基づいて決定する必要がある。また、人工授精による牛の交配を行う時期を決定する際には、他の雌牛による乗駕の検知回数に基づいて取得した発情の程度を考慮に入れることによって、さらなる受胎率の向上を図っている。しかし、特許文献2に記載の発情表示機では、表示層が露出することによって、雌牛が乗駕されたことを検知することはできるが、雌牛が乗駕された時刻に関する情報、乗駕された回数に関する情報を取得することはできないため、人工授精による牛の交配を適切な時期に行うことは困難である。
(【0011】以降は省略されています)

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