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公開番号
2025084939
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2025033098,2021037538
出願日
2025-03-03,2021-03-09
発明の名称
繊維コーティング剤の製造方法、コーティング繊維の製造方法、コーティング繊維、及び、コーティング繊維生地
出願人
有限会社オイカワデニム
代理人
弁理士法人英知国際特許商標事務所
主分類
D06M
11/38 20060101AFI20250527BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】繊維をナノセルロースでコーティングすることで、ベースとなる繊維の特性にナノセルロースの特性を両立させた機能性生地であるコーティング繊維生地を提供することを課題とする。
【解決手段】コーティング繊維は、ナノセルロースと繊維を含み、コーティング繊維の表面はナノセルロースにコーティングされていることを特徴とするコーティング繊維であり、前記ナノセルロースはホヤ殻由来、又は、緑藻類由来であり、引張強度は、前記繊維の引張強度より20%以上向上する、コーティング繊維である。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
次亜塩素酸ナトリウム/水酸化ナトリウムの混合溶液に、ホヤ殻を加え、湿式粉砕するステップと、
前記粉砕されたホヤ殻を前記混合溶液中に静置して分解処理するステップと、
前記分解処理されたホヤ殻を洗浄し、ホヤナノセルロースを分離するステップと、
前記分離されたホヤナノセルロースを水に分散するステップと、
を含む、繊維コーティング剤の製造方法。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記水に分散するステップは、該水に対し前記ホヤナノセルロースの含有量は0.3g/L~5.0g/Lである、請求項1に記載の繊維コーティング剤の製造方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の繊維コーティング剤の製造方法で製造した繊維コーティング剤を用いて、繊維をコーティングするステップと、
前記コーティングされた繊維を乾燥するステップと、
を含む、コーティング繊維の製造方法。
【請求項4】
ナノセルロースと繊維を含み、
前記繊維の表面は前記ナノセルロースにコーティングされている、
コーティング繊維。
【請求項5】
前記ナノセルロースはホヤ殻由来、又は、緑藻類由来である、請求項4に記載のコーティング繊維。
【請求項6】
前記コーティング繊維の引張強度は、前記繊維の引張強度より20%以上向上する、請求項4又は5に記載のコーティング繊維。
【請求項7】
請求項4~6いずれか一項に記載のコーティング繊維を用いたコーティング繊維生地。
【請求項8】
前記コーティング繊維生地の吸湿発熱性試験による温度は、コーティングされていない繊維生地の吸湿発熱性試験による温度に対して、最大温度差が0.5℃以上である、請求項7に記載のコーティング繊維生地。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナノセルロースを含む繊維コーティング剤、該繊維コーティング剤をコーティングしたコーティング繊維、及び、該コーティング繊維を用いたコーティング繊維生地に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
アパレル業界においては、お洒落やアウトドアを楽しむ層が増えてきたこと等に対応し、ベースとなる繊維の特性に別の特性を両立させた機能性生地が要望されるようになってきた。たとえば、綿の生地でありながら絹のような光沢を備えたもの、ウールの生地でありながらチクチク感を低減させたもの、獣毛でない生地でありながら着用すると温かいもの、強度と意匠性を兼ね備えたもの等が挙げられる。
【0003】
しかしながら、上記のような機能的生地を、ベースとなる繊維(綿、獣毛、ポリエステル、アセテート、ポリウレタン等)そのものを改良して作製しようとすると、それぞれの繊維を構成する官能基の化学的な置換を検討したり、生地の織り方や繊維の混合割合を検討したりする必要が生じる(特許文献1、2等)。このため、機能性生地1種類ごとに開発検討費用がかかり、工程が複雑となり、製造する機能性生地が高価なものとなってしまう等の問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-37040号公報
特開2013-79464号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記事情を鑑みたものであり、ベースとなる繊維をナノセルロースでコーティングすることで、ベースとなる繊維の特性にナノセルロースの特性を両立させた機能性生地であるコーティング繊維生地を提供することを課題とする。
また、上記コーティング繊維生地に用いる、繊維コーティング剤、コーティング繊維を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の繊維コーティング剤の製造方法は、次亜塩素酸ナトリウム/水酸化ナトリウムの混合溶液に、ホヤ殻を加え、湿式粉砕するステップと、前記粉砕されたホヤ殻を前記混合溶液中に静置して分解処理するステップと、前記分解処理されたホヤ殻を洗浄し、ホヤナノセルロースを分離するステップと、前記分離されたホヤナノセルロースを水に分散するステップと、を含むことを特徴とする。
【0007】
前記水に分散するステップは、該水に対し前記ホヤナノセルロースの含有量は0.3g/L~5.0g/Lであることが望ましい。
【0008】
本発明のコーティング繊維の製造方法は、上記繊維コーティング剤の製造方法で製造した繊維コーティング剤を用いて、繊維をコーティングするステップと、前記コーティングされた繊維を乾燥するステップと、を含むことを特徴とする。
【0009】
本発明のコーティング繊維は、ナノセルロースと繊維を含み、前記繊維の表面は前記ナノセルロースにコーティングされていることを特徴とする。
【0010】
前記ナノセルロースはホヤ殻由来、又は、緑藻類由来であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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