TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025084837
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2025028722,2024550207
出願日
2025-02-26,2023-02-23
発明の名称
ジ-シクロプロピル系IL-17Aモジュレータ及びその使用
出願人
ダイス・アルファ・インコーポレイテッド
,
DICE ALPHA,INC.
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07D
403/12 20060101AFI20250527BHJP(有機化学)
要約
【課題】炎症性の疾患及び他の関連障害の治療のための強力な小分子IL-17Aモジュレータを提供する。
【解決手段】本明細書の開示は、IL-17Aの調節のための式(I)の化合物及び医薬組成物を提供する。式(I)の化合物及び医薬組成物は、乾癬などの炎症状態の処置に有用である。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025084837000234.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">30</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">169</com:WidthMeasure> </com:Image>
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
式Iの構造を有する化合物、
JPEG
2025084837000187.jpg
33
128
又はその薬学的に許容される塩であって、式中、
Aは、C
3~6
炭素環及び5~6員複素環から選択され、それらのいずれも、(a)、(b)、及び(c)から独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択で置換され:
(a)ハロゲン、-OR
11
、-N(R
11
)
2
、-C(O)R
11
、-C(O)OR
11
、-NO
2
、及び-CN;
(b)ハロゲン、-OR
11
、-N(R
11
)
2
、-C(O)R
11
、-C(O)OR
11
、-NO
2
、-CN、C
3~6
炭素環、及び3~6員複素環から独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択で置換されたC
1~6
アルキルであって、各C
3~6
炭素環及び3~6員複素環は、ハロゲン、-OR
11
、-N(R
11
)
2
、-C(O)R
11
、-C(O)OR
11
、-NO
2
、及び-CNから独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択で置換されている、C
1~6
アルキル;並びに
(c)ハロゲン、C
1~4
アルキル、C
1~4
ハロアルキル、-OR
11
、-N(R
11
)
2
、-C(O)R
11
、-C(O)OR
11
、-NO
2
、及び-CNから独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択で置換されたC
3~6
炭素環、
R
1
は、水素、ハロゲン、-OR
12
、-N(R
12
)
2
、-C(O)R
12
、-C(O)OR
12
、-NO
2
、-CN、並びにハロゲン、-OR
12
、-N(R
12
)
2
、-C(O)R
12
、-C(O)OR
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
nは、1である、請求項1に記載の化合物又は塩。
【請求項3】
各R
3
は、フッ素、塩素、-OR
14
、-N(R
14
)
2
、-CN、C
1~3
アルキル、及びC
1~3
ハロアルキルから独立して選択される、請求項1又は請求項2に記載の化合物又は塩。
【請求項4】
各R
3
は、フッ素から選択される、請求項3に記載の化合物又は塩。
【請求項5】
式(I)は、式(I-A)によって表される、請求項1~4のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
JPEG
2025084837000189.jpg
33
128
【請求項6】
R
1
は、水素、ハロゲン、-OR
12
、-N(R
12
)
2
、-CN、C
1~3
アルキル、及びC
1~3
ハロアルキルから選択される、請求項1~5のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
【請求項7】
R
1
は、メチル、エチル、プロピル、及びトリフルオロメチルから選択される、請求項6に記載の化合物又は塩。
【請求項8】
R
1
は、メチルから選択される、請求項7に記載の化合物又は塩。
【請求項9】
R
1
は、トリフルオロメチルから選択される、請求項7に記載の化合物又は塩。
【請求項10】
Aは、飽和C
3~6
炭素環及び5員ヘテロアリールから選択され、それらのいずれも、(a)、(b)、及び(c)から独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択で置換されている;
(a)ハロゲン、-OR
11
、-N(R
11
)
2
、-C(O)R
11
、-C(O)OR
11
、-NO
2
、及び-CN;
(b)ハロゲン、-OR
11
、-N(R
11
)
2
、-C(O)R
11
、-C(O)OR
11
、-NO
2
、-CN、C
3~6
炭素環、及び5~6員複素環から独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択で置換されたC
1~3
アルキルであって、各C
3~6
炭素環及び5~6員複素環は、ハロゲン、-OR
11
、-N(R
11
)
2
、-C(O)R
11
、-C(O)OR
11
、-NO
2
、及び-CNから独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択で置換されている、C
1~3
アルキル、並びに
(c)各々が、ハロゲン、-OR
11
、-N(R
11
)
2
、-C(O)R
11
、-C(O)OR
11
、-NO
2
、及び-CNから選択される1つ以上の置換基で任意選択で置換されたC
3~6
炭素環、請求項1~9のいずれか一項に記載の化合物又は塩。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
(相互参照)
本出願は、2022年2月25日に出願された米国仮特許出願第63/314,257号の利益及びそれに対する優先権を主張し、その内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
IL-17ファミリーは、6つのサイトカイン(IL-17AからIL-17F)で構成されている。インターロイキン-17A(IL-17A)は、確立された炎症促進性サイトカインであり、IL-6、IL-8、G-CSF、TNF-α、IL-1β、PGE2、及びIFN-γ、並びに多数のケモカイン及び他のエフェクターの誘導に関与する。IL-17Aは、そのファミリーメンバーであるIL-17Fとホモ二量体又はヘテロ二量体を形成することができ、シグナル伝達を媒介するために、IL-17受容体であるIL-17 RA及びIL-17 RCの両方に結合することができる。IL-17Aは、炎症及び自己免疫の病理に関与するTh17細胞、並びにCD8+T細胞、γδ細胞、NK細胞、NKT細胞、マクロファージ、及び樹状細胞によって発現される主要な病理学的サイトカインである。更に、IL-17A及びTh17は、炎症及び自己免疫障害における関与にもかかわらず、様々な微生物に対する防御に必要である。更に、IL-17Aは、TNF-α、IFN-γ、及びIL-1βなどの他の炎症性サイトカインと協力して作用して、炎症促進効果を媒介することができる。
【0003】
現在までに、乾癬、強直性脊椎炎、及び乾癬性関節炎などの炎症性の疾患の治療のためにIL-17Aを調節することが承認されているいくつかの生物製剤(セクキヌマブ及びイキセキズマブ)が存在する。これらの処置は、経口摂取されたときに腸によって容易に吸収されないので、患者への注射を必要とする。更に、これらの承認された生物学的処置は、患者にとって参加コストが高く、必要とする患者集団への利用可能性を制限する。経口投与用に承認されているIL-17Aの小分子モジュレータがいくつか存在する。しかしながら、これらは経口投与の利便性及び患者へのより低い侵入コストを有するが、承認された生物製剤の有効性を欠いている。したがって、炎症性の疾患及び他の関連障害の治療のための強力な小分子IL-17Aモジュレータの開発が必要とされている。
【発明の概要】
【0004】
特定の態様では、本開示は、式(I):
JPEG
2025084837000001.jpg
33
128
の構造によって表される化合物、
又はその薬学的に許容される塩を提供し、式中、
Aは、C
3~6
炭素環及び5~6員複素環から選択され、それらのいずれも、(a)、(b)、及び(c)から独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択で置換され:
(a)ハロゲン、-OR
11
、-N(R
11
)
2
、-C(O)R
11
、-C(O)OR
11
、-NO
2
、及び-CN;
(b)ハロゲン、-OR
11
、-N(R
11
)
2
、-C(O)R
11
、-C(O)OR
11
、-NO
2
、-CN、C
3~6
炭素環、及び3~6員複素環から独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択で置換されたC
1~6
アルキルであって、各C
3~6
炭素環及び3~6員複素環は、ハロゲン、-OR
11
、-N(R
11
)
2
、-C(O)R
11
、-C(O)OR
11
、-NO
2
、及び-CNから独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択で置換されている、C
1~6
アルキル、並びに
(c)ハロゲン、C
1~4
アルキル、C
1~4
ハロアルキル、-OR
11
、-N(R
11
)
2
、-C(O)R
11
、-C(O)OR
11
、-NO
2
、及び-CNから独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択で置換されたC
3~6
炭素環、
R
1
は、水素、ハロゲン、-OR
12
、-N(R
12
)
2
、-C(O)R
12
、-C(O)OR
12
、-NO
2
、-CN、並びにハロゲン、-OR
12
、-N(R
12
)
2
、-C(O)R
【0005】
特定の実施形態では、本開示は、式(I)の化合物又は塩と、薬学的に許容される賦形剤と、を含む医薬組成物を提供する。
【0006】
特定の態様では、本開示は、必要とする対象においてIL-17Aを調節する方法であって、式(I)の化合物又は塩又はその医薬組成物を対象に投与することを含む、方法を提供する。
【0007】
特定の態様では、本開示は、炎症性の疾患又は状態を処置する方法であって、必要とする対象において式(I)の化合物又は塩又はその医薬組成物を投与する工程を含む方法を提供する。いくつかの態様では、炎症性の疾患又は状態は、尋常性乾癬、滴状乾癬、逆性乾癬(inverse psoriasis)、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症、乾癬性関節炎、強直性脊椎炎、化膿性汗腺炎、リウマチ性関節炎、掌蹠乾癬、脊椎関節炎、及び非感染性ブドウ膜炎から選択される。
【0008】
参照による組み込み
この明細書で言及される全ての刊行物、特許、及び特許出願は、各個別の刊行物、特許、又は特許出願が、参照により組み込まれることが具体的かつ個別に示されているのと同程度に、参照により本明細書に組み込まれる。参照により組み込まれる出版物及び特許又は特許出願が、本明細書に含まれる開示と矛盾する程度まで、本明細書は、任意のそのような矛盾する材料に取って代わり、及び/又は優先するよう意図する。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の好ましい実施形態が本明細書に示され、説明されてきたが、そのような実施形態が例としてのみ提供されることは当業者には明らかであろう。当業者であれば、本発明から逸脱することなく、多数の変形、変更、及び置換を思いつくであろう。本明細書に記載される本発明の実施形態に対する様々な代替物が、本発明を実施する際に使用され得ることが理解されるべきである。以下の特許請求の範囲は本発明の範囲を定義し、これらの特許請求の範囲内の方法及び構造並びにそれらの均等物がそれによって包含されることが意図されている。
【0010】
定義
別段定義されない限り、本明細書で使用される全ての技術用語及び科学用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書で引用される全ての特許及び出版物は、参照によって組み込まれる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社トクヤマ
グルコンアミド誘導体
1か月前
日本化薬株式会社
新規顕色剤及び記録材料
2か月前
花王株式会社
ポリアミド系ポリマー
2か月前
日本化薬株式会社
新規顕色剤及び記録材料
2か月前
日産化学株式会社
ピリジン化合物の製造方法
24日前
ダイキン工業株式会社
シラン化合物
1か月前
株式会社トクヤマ
グルコンアミド誘導体の製造方法
1か月前
花王株式会社
新規ピリジニウム化合物
1か月前
金剛化学株式会社
ボルチオキセチンの製造方法
7日前
ユニチカ株式会社
ビスマレイミドおよびその製造方法
4日前
株式会社トクヤマ
結晶形Iのリオシグアトの製造方法
3か月前
四国化成工業株式会社
エポキシ化合物およびその利用
18日前
国立大学法人京都大学
細胞質送達ペプチド
1か月前
日産化学株式会社
ピラゾール化合物及び有害生物防除剤
2か月前
石原産業株式会社
シアノイミダゾール系化合物の製造方法
2か月前
四国化成工業株式会社
テレフタル酸化合物およびその利用
18日前
ダイキン工業株式会社
分離方法
3か月前
四国化成工業株式会社
イソフタル酸化合物およびその利用
18日前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機化合物、発光デバイス
2か月前
キヤノン株式会社
有機化合物及び有機発光素子
23日前
株式会社カネカ
プロピレンオキサイド(PO)製造システム
17日前
キヤノン株式会社
有機化合物及び有機発光素子
4日前
キヤノン株式会社
有機化合物及び有機発光素子
4日前
ダイキン工業株式会社
SF5含有シラン化合物
1か月前
小川香料株式会社
化合物及び香料組成物
1か月前
小川香料株式会社
化合物及び香料組成物
1か月前
石原産業株式会社
シクラニリプロールの製造中間体の製造方法
2か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機金属錯体、発光デバイス
8日前
オリザ油化株式会社
新規化合物及びその用途
2か月前
JFEスチール株式会社
メタノール合成方法
9日前
旭化成株式会社
ホルムアルデヒドの製造方法
3日前
株式会社トクヤマ
精製第4級アンモニウム化合物水溶液の製造方法
1か月前
旭化成株式会社
軽質オレフィンの製造方法
10日前
住友ベークライト株式会社
フェノールの製造方法
1日前
キッコーマン株式会社
ナノポアタンパク質
3か月前
国立大学法人九州大学
重水素化化合物の製造方法
3か月前
続きを見る
他の特許を見る