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公開番号
2025083937
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197634
出願日
2023-11-21
発明の名称
電池セル及び電池セルの製造方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H01M
50/586 20210101AFI20250526BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】部材点数の増加によるコストアップを抑えつつ、電極リードの近傍で短絡が発生することを抑制することができる電池セル及び電池セルの製造方法を得る。
【解決手段】電池セル20は、電極シート50としての正極シート52及び負極シート54がセパレータ60を介して積層された電極体40と、電極体40を封止するラミネートフィルム22と、電極シート50の幅方向Wの少なくとも一方の端部で、シート状の集電体に電極活物質が塗工されない未塗工部52B,54Bに接続され、ラミネートフィルム22の封止端部30から引き出された電極リード26と、を備える電池セルであって、未塗工部52B,54Bは、電極シート50の幅方向Wの端部において、封止端部30に向かってR状に湾曲されたR領域40Rの基端位置40R1を含むように形成されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
電極シートとしての正極シート及び負極シートがセパレータを介して積層された電極体と、
前記電極体を封止するラミネートフィルムと、
前記電極シートの第1幅方向の少なくとも一方の端部で、シート状の集電体に電極活物質が塗工されない未塗工部に接続され、前記ラミネートフィルムの封止端部から引き出された電極リードと、を備える電池セルであって、
前記未塗工部は、前記電極シートの前記第1幅方向の端部において、前記封止端部に向かってR状に湾曲されたR領域の基端位置を含むように形成されている、
電池セル。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記未塗工部の前記第1幅方向と直交する第2幅方向の長さは、前記電極シートにおいて前記集電体に電極活物質が塗工された塗工部の第2幅方向の長さより短く設定されている、
請求項1に記載の電池セル。
【請求項3】
前記電極体は、前記封止端部に対して外層側に配置される電極シートであるほど、前記未塗工部の前記第1幅方向の長さが長くなるように構成されている、
請求項1又は請求項2に記載の電池セル。
【請求項4】
請求項1に記載の電池セルの製造方法であって、
前記集電体に電極活物質を塗工する工程と、
前記集電体の前記第1幅方向の端部であって、前記R領域の基端位置を含む領域に塗工された前記電極活物質を除去する工程と、
を含む電池セルの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電池セル及び電池セルの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、正極及び負極がセパレータを介して積層された蓄電素子と、蓄電素子を封止するラミネートフィルムと、電池素子に接続され、ラミネートフィルムの封止端部から引き出された集電タブと、を備えるラミネートフィルム電池セルが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-061895号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1の蓄電素子のように、電極シートとしての正極シート及び負極シートがセパレータを介して積層された電極体では、電極シートの集電体に電極活物質が塗工された塗工部と、電極活物質が塗工されない未塗工部が形成される。電極シートの塗工部は、セパレータを介して他の電極シートの塗工部と対向して配置される。これにより、塗工部間に電解質(イオン)が出入り(インターカレート)し、電池反応に寄与する。また、未塗工部は、電極シートの幅方向の一端において、セパレータから引き出された位置に設けられ、電極リードに接続される。
【0005】
ところで、電極体がラミネートフィルムで封止される電池セルでは、電極シート及びセパレータの端部がラミネートフィルムの封止端部に向かってR状に湾曲される。このため、電極シート間の絶縁を確保するセパレータの端部の位置ずれが生じ、R状に湾曲した電極シートの塗工部が、他の電極シートの塗工部と直接接触することで短絡が発生する虞がある。
【0006】
電極体と電極リードとが接続される端部では、このような短絡を防止するために、電極シートの端部に絶縁用の保護フィルムを貼ることが行われる。しかしながら、保護フィルムによる短絡防止措置は、部材点数の増加によるコストアップが課題となっていた。
【0007】
本発明は上記事実を考慮し、部材点数の増加によるコストアップを抑えつつ、電極リードの近傍で短絡が発生することを抑制することができる電池セル及び電池セルの製造方法を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の態様の電池セルは、電極シートとしての正極シート及び負極シートがセパレータを介して積層された電極体と、前記電極体を封止するラミネートフィルムと、前記電極シートの第1幅方向の少なくとも一方の端部で、シート状の集電体に電極活物質が塗工されない未塗工部に接続され、前記ラミネートフィルムの封止端部から引き出された電極リードと、を備える電池セルであって、前記未塗工部は、前記電極シートの前記第1幅方向の端部において、前記封止端部に向かってR状に湾曲されたR領域の基端位置を含むように形成されている。
【0009】
第1の態様の電池セルでは、電極シートとしての正極シート及び負極シートがセパレータを介して積層された電極体を備える。電極体は、電極シートの第1幅方向の少なくとも一方の端部で電極リードに接続されている。電極リードは、電極シートにおいて、シート状の集電体に電極活物質が塗工されない未塗工部に接続され、ラミネートフィルムの封止端部から電池セルの外部に引き出されている。
【0010】
ところで、電極体がラミネートフィルムで封止される電池セルでは、電極シート及びセパレータの端部がラミネートフィルムの封止端部に向かってR状に湾曲される。このため、電極シート間の絶縁を確保するセパレータの端部の位置ずれが生じ、R状に湾曲した電極シートの塗工部が、他の電極シートの塗工部と直接接触することで短絡が発生する虞がある。
(【0011】以降は省略されています)
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