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公開番号2025083542
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2025042310,2023211848
出願日2025-03-17,2019-07-16
発明の名称静脈内プライミング・キャップ
出願人ケアフュージョン 303、インコーポレイテッド
代理人弁理士法人浅村特許事務所
主分類A61M 5/31 20060101AFI20250523BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】静脈内プライミング・キャップを提供すること。
【解決手段】流体コネクターおよびIV投与セットの汚染に抵抗するために、ならびに、IV投与セットのプライミングを可能にするために、IV投与セットの流体コネクターに連結するためのデバイスである。デバイスは、流体コネクターを受け入れるためのキャビティーを有するカバー本体部と、IV投与セットから流体コネクターを通して流体をプライミングするためのプライミング通路と、カバー本体部から延在するカップリング・タブとを含み、カップリング・タブは、カバー本体部が所定の長さのIVラインまたはIV投与セットの他の部分に連結されることを可能にし、汚染に抵抗し、IV投与セットのプライミングを可能にする。
【選択図】図10A
特許請求の範囲【請求項1】
静脈内プライミング・キャップであって、前記静脈内プライミング・キャップは、
近位端部、遠位端部、および内側表面を有するカバー本体部であって、前記内側表面は、前記カバー本体部の前記近位端部から前記カバー本体部の前記遠位端部に向けて前記カバー本体部の中へ延在しているコネクター・キャビティーを画定しており、前記コネクター・キャビティーは、前記カバー本体部の前記近位端部から前記カバー本体部の前記遠位端部に向けて延在する長手方向のコネクター・キャビティー軸線、および、前記コネクター・キャビティーの中から前記カバー本体部の外側へ延在するプライミング通路を含む、カバー本体部と;
前記カバー本体部の外側表面から延在するカップリング・タブであって、前記カップリング・タブは、前記カバー本体部に連結されているベース部分、前記カバー本体部の遠位にあり、前記カバー本体部の前記近位端部に向けて延在している先端部部分、および、前記カバー本体部の前記外側表面と前記先端部部分との間に形成されており、前記ベース部分から前記カバー本体部の前記近位端部に向けて延在しているスロットを含む、カップリング・タブと
を含む、静脈内プライミング・キャップ。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記先端部部分は、前記カバー本体部の前記外側表面に面する内側表面を含み、前記スロットは、前記先端部部分の前記内側表面と前記カバー本体部の前記外側表面との間に形成されている、請求項1に記載の静脈内プライミング・キャップ。
【請求項3】
前記スロットは、前記長手方向のコネクター・キャビティー軸線に対して横方向に延在している、請求項1に記載の静脈内プライミング・キャップ。
【請求項4】
前記カップリング・タブの前記ベース部分は、前記長手方向のコネクター・キャビティー軸線に対して横断方向の第1の方向に、前記カバー本体部から延在しており、前記先端部部分は、前記第1の方向とは異なっている第2の方向に、前記ベース部分から延在している、請求項1に記載の静脈内プライミング・キャップ。
【請求項5】
前記第2の方向は、前記長手方向のコネクター・キャビティー軸線に対して平行である、請求項4に記載の静脈内プライミング・キャップ。
【請求項6】
前記プライミング通路は、前記カバー本体部の前記近位端部および前記カバー本体部の前記遠位端部のいずれかを通って延在している、請求項1に記載の静脈内プライミング・キャップ。
【請求項7】
前記カップリング・タブは、前記カバー本体部の前記近位端部と前記カバー本体部の前記遠位端部との間において長手方向に位置決めされている遠位端部を含む、請求項1に記載の静脈内プライミング・キャップ。
【請求項8】
静脈内投与セットであって、前記静脈内投与セットは、遠位端部を含む静脈内ラインと、前記静脈内ラインの前記遠位端部と連結するように構成されている流体コネクターと、前記流体コネクターと連結するように構成されている静脈内プライミング・キャップとを含み、前記静脈内プライミング・キャップは、近位端部、遠位端部、および内側表面を有するカバー本体部であって、前記内側表面は、前記カバー本体部の中へ延在しているコネクター・キャビティーを画定している、カバー本体部と、前記コネクター・キャビティーの中から前記カバー本体部の外側へ延在するプライミング通路とを含み、前記静脈内プライミング・キャップは、前記カバー本体部の外側表面から延在するカップリング・タブを含み、前記カップリング・タブは、前記カバー本体部に連結されているベース部分、前記カバー本体部の遠位にある先端部部分、および、前記先端部部分の内側表面と前記カバー本体部の前記外側表面との間に形成されているスロットを含み、前記カップリング・タブは、前記スロットを通して位置決めされている所定の長さの前記静脈内ラインに係合するように構成されている、静脈内投与セット。
【請求項9】
前記静脈内ラインは、所定の断面幅を含み、前記先端部部分の前記内側表面は、所定の距離だけ前記カバー本体部の前記外側表面から間隔を離して配置されており、前記距離は、前記静脈内ラインの前記断面幅よりも小さい、請求項8に記載の静脈内投与セット。
【請求項10】
前記先端部部分の前記内側表面は、前記カバー本体部の前記外側表面に面している、請求項8に記載の静脈内投与セット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本出願は、静脈の中へ挿入されたニードルまたはカテーテルを通して流体を患者の血管系に投与するために使用される静脈内(IV)投与セットおよびデバイスに関する。より具体的には、本出願は、流体コネクターをカバーするために、流体プライミングを可能にするために、ならびに、流体コネクターおよびIV投与セットの汚染を防止するために使用され得る流体コネクター・キャップに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
IV投与セットは、静脈の中へ挿入されたニードルまたはカテーテルを通してコンテナから患者の血管系へ流体を投与するために使用されるデバイスである。IV投与セットは、ニードルまたはLuerコネクター、IVラインまたはチュービング、フロー調整器、ドリップ・チャンバー、注入ライン・フィルター、静脈内セットのストップコックまたはバルブ、セットのパーツ同士の間のコネクター、アクセス・ポートまたは注射部位、ローラー・クランプなどのようなクランプ、および、チュービングを貫通してIVバッグまたは他の注入流体コンテナに接続するためのIVスパイクを含むことが可能である。
【発明の概要】
【0003】
空気塞栓症を防止するために、IV投与セットは、IVチュービングを患者に取り付ける前に、チュービングから空気を除去するために、流体またはIV溶液によってプライミングされなければならない。空気塞栓症は、IV治療の潜在的な合併症であり、プライミングされていないIVチュービング、損傷を受けたまたはカットされたチュービング、アクセス・ポート、および、少な過ぎる流体を伴うドリップ・チャンバーを通して、患者の血液系に進入する可能性がある。
【0004】
IV投与セットをプライミングするために、クランプは、ドリップ・チャンバーの下方にIVラインに沿って位置決めされており、クランプは、閉位置に移動させられる。存在する場合には、IVスパイクの上の保護カバーが除去され、IVスパイクが注入流体コンテナの中へ挿入される。注入流体コンテナは、通常はIVポールから、吊り下げられているかまたは懸架されている。ドリップ・チャンバーは、圧迫または圧縮され、ドリップ・チャンバーの中へ注入流体を排出し、注入流体によってドリップ・チャンバーを部分的に充填することが可能である。
【0005】
クランプは、開位置に移動させられ、注入流体およびガスまたは空気がIVラインを通ってIVラインの遠位端部(たとえば、および注入流体コンテナ)へ移動することを可能にする。キャップがIVラインの遠位端部(または、IVラインの遠位端部における流体コネクター)に固定されている場合には、キャップが除去され、流体およびガスがIV投与セットを退出することを可能にする。
【0006】
プライミングの間にIVラインから排出される注入流体を処分するために、IVラインの遠位端部は、シンクまたは洗面器の上方に介護者によって保持され得る。注入流体は、血管内投与セットの中に大きい気泡が存在しなくなるまで、チュービングの遠位端部から滴下することを許容される。IV投与セットのプライミングの間に、介護者は、注入流体がチュービングの遠位端部に向けて移動している間に、および、気泡がチュービングの中に残らなくなるまで、反転された位置にチュービングの遠位端部を保持することも可能である。IV投与セットがプライミングされた後に、チュービングの遠位端部、または、それに固定された流体コネクターは、IV投与セットの汚染を防止するためにカバーされなければならない。
【0007】
IV投与セットのプライミングは、介護者が10~30秒にわたってチュービングの遠位端部を反転された位置で保持することを必要とする可能性がある。IV投与セットをプライミングするこのプロセスは、勤務シフトごとにおよび複数の患者に対して何度も繰り返される可能性があり、介護者が他のタスクに注意を払うことを妨げ、IV投与セットの汚染などのようなエラーの可能性を高め、必要とされる身体運動を悪化させ、それは、介護者に怪我を引き起こす可能性がある。
【0008】
準備およびプライミングの間に、キャップがIVラインの遠位端部または流体コネクターから除去され、IVラインの遠位端部または流体コネクターが地面または別の物体に触れる場合には、IV投与セットが汚染されることになる可能性がある。また、IVラインの遠位端部または流体コネクターから除去されたキャップが、除去されている間に汚染されることになり、次いで、IV投与セットのIVラインの遠位端部または流体コネクターに再び取り付けられる場合には、IV投与セットが汚染されることになる可能性もある。
【0009】
IV投与セットのプライミングは、チュービングから排出されている静脈内流体に介護者が露出されることを引き起こす可能性がある。たとえば、静脈内流体が腫瘍学における使用のための毒性の化学療法薬物であるときなどには、静脈内流体への露出または接触は、介護者に有害である可能性がある。露出による害は、静脈内流体への1回の露出において、または、繰り返される露出から起こる可能性がある。
【0010】
少なくともいくつかの実施形態によれば、所定の手順がIV投与セットの汚染を防止するために実装され得るが、無数のIV投与セットが医療手順の間に実装されるときに、特定の問題が起こるという認識が、本明細書で開示されている。たとえば、IV投与セットは汚染されることになる可能性があり、IV投与セットがプライミングされて患者の血管内系に連結されているときに、汚染が患者に移送される可能性がある。
(【0011】以降は省略されています)

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