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公開番号2025083498
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2025040237,2024018612
出願日2025-03-13,2022-03-09
発明の名称フルオロポリエーテル基含有シラン化合物
出願人ダイキン工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C08G 65/48 20060101AFI20250523BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】より良い物性を有する表面処理層の形成に寄与し得るフルオロポリエーテル基含有シラン化合物の提供。
【解決手段】下記式(A1)または(A2)で表されるフルオロポリエーテル基含有シラン化合物。各符号は、明細書の記載のとおりである。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025083498000087.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">28</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">131</com:WidthMeasure> </com:Image> 【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記式(A1)または(A2):
JPEG
2025083498000075.jpg
28
131
で表される、フルオロポリエーテル基含有シラン化合物。
[式中:

F1
は、Rf

-R

-O

-で表され;

F2
は、-Rf


-R

-O

-で表され;
Rf

は、1個またはそれ以上のフッ素原子により置換されていてもよいC
1-16
アルキル基であり;
Rf

は、1個またはそれ以上のフッ素原子により置換されていてもよいC
1-6
アルキレン基であり;


は、それぞれ独立して、式:
-(OC


12


-(OC


10


-(OC





-(OC


Fa



-(OC





-(OCF




で表される基であり;
a、b、c、d、eおよびfは、それぞれ独立して、0~200の整数であって、a、b、c、d、eおよびfの和は1以上であり、a、b、c、d、e、またはfを付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は式中において任意であり;

Fa
は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子、フッ素原子または塩素原子であり;
pは、0または1であり;
qは、独立して、0または1であり;


は、各出現においてそれぞれ独立して、以下の式:
-(CR
50

続きを表示(約 3,100 文字)【請求項2】


は、各出現においてそれぞれ独立して、式(X1)または(X2):
-X
51
-CR
51
=CR
52
-X
52
- ・・・(X1)
-X
53
- ・・・(X2)
で表され;

51
は、-(CR
50


n511
-((CH


n55
-Y
51
-(CH


n54

n512

で表され;

50
は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、または1価の有機基であり;

51
は、各出現においてそれぞれ独立して、O、CONR
15
、NR
15
、S、またはアリーレン基であり;
n54は、それぞれ独立して、0または1であり;
n55は、それぞれ独立して、0または1であり;

15
は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子、芳香環を有する基、C
1-6
アルキル基、-O-C
1-6
アルキル基またはC
3-10
シクロアルキル基であり;
n511は、0~10の整数であり;
n512は、0~10の整数であり;
n511またはn512を付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は式中において任意であり;

52
は、-(CR
50


n511’
-((CH


n55
-Y
51
-(CH


n54

n512’
-で表され;
n511’は、0~10の整数であり;
n512’は、0~10の整数であり;
【請求項3】

50
は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、-O-(R
14
-O)
n4
-R
14’
、またはC
1-4
アルキル基である、請求項1または2に記載のフルオロポリエーテル基含有シラン化合物。
[式中:

14
は、それぞれ独立して、C
1-4
アルキレン基であり;
n4は、それぞれ独立して、0~100の整数であり;

14’
は、それぞれ独立して、C
1-4
アルキル基であり;
上記C
1-4
アルキル基は置換基を有していてもよい。]
【請求項4】


は、各出現においてそれぞれ独立して、
-CHR
13
-[(CR
50’


n51’
-(CR
51
=CR
52

n52
-((CH


n55
-Y
51
-(CH


n54

n53
]-
で表される基であり、

13
は、-OH、または-O-(R
14
-O)
n4
-R
14’
で表され;

14
は、それぞれ独立してC
1-4
アルキレン基であり;
n4は、0~100の整数であり;

14’
は、C
1-4
アルキル基であり;

50’
は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、水酸基または1価の有機基であり;
n51’は、0~10の整数であり;
n52は、0~10の整数であり;
n53は、0~10の整数であり;
n51’、n52またはn53を付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は、-(CR
50’


n51’
-(CR
51
=CR
52

n52
-((CH


n55
-Y
51
-(CH


n54

n53
-内において任意であり、

51
およびR
52
は、それぞれ独立して、水素原子、または1価の有機基であり;

51
【請求項5】

50’
は、水素原子である、請求項4に記載のフルオロポリエーテル基含有シラン化合物。
【請求項6】

51
およびR
52
は、水素原子である、請求項1~5のいずれか1項に記載のフルオロポリエーテル基含有シラン化合物。
【請求項7】

11
は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子、または-(R
72
-O)
n7
-R
73
で表される基であり、

72
は、それぞれ独立して、C
1-4
アルキレン基であり、

73
は、水素原子、環構造を含んでいてもよい1価の炭化水素基であり、
n7は、1~10の整数である、
請求項1~6のいずれか1項に記載のフルオロポリエーテル基含有シラン化合物。
【請求項8】

11
は、各出現においてそれぞれ独立して、-CH

O-R
11’
であり、

11’
は、水素原子、または-(R
72
-O)
n7’
-R
73
であり、

72
は、それぞれ独立して、C
1-4
アルキレン基であり、

73
は、水素原子、環構造を含んでいてもよい1価の炭化水素基であり、
n7’は、0~9の整数である、
請求項1~7のいずれか1項に記載のフルオロポリエーテル基含有シラン化合物。
【請求項9】

73
は、それぞれ独立して、水素原子、またはC
1-4
アルキル基である、請求項1~8のいずれか1項に記載のフルオロポリエーテル基含有シラン化合物。
【請求項10】
n55は、1である、請求項1~9のいずれか1項に記載のフルオロポリエーテル基含有シラン化合物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、フルオロポリエーテル基含有シラン化合物に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
ある種の含フッ素シラン化合物は、基材の表面処理に用いると、優れた撥水性、撥油性、防汚性などを提供し得ることが知られている。含フッ素シラン化合物を含む表面処理剤から得られる層(以下、「表面処理層」とも言う)は、いわゆる機能性薄膜として、例えばガラス、プラスチック、繊維、建築資材など種々多様な基材に施されている。
【0003】
そのような含フッ素化合物として、フルオロポリエーテル基を分子主鎖に有し、Si原子に結合した加水分解可能な基を分子末端または末端部に有するフルオロポリエーテル基含有シラン化合物が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-327772号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような表面処理層には、さらに良好な物性を有することが求められる。本開示は、より良い物性を有する表面処理層の形成に寄与し得るフルオロポリエーテル基含有シラン化合物を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、以下の[1]~[19]を提供するものである。
[1] 下記式(A1)または(A2):
JPEG
2025083498000001.jpg
28
131
で表される、フルオロポリエーテル基含有シラン化合物。
[式中:

F1
は、Rf

-R

-O

-で表され;

F2
は、-Rf


-R

-O

-で表され;
Rf

は、1個またはそれ以上のフッ素原子により置換されていてもよいC
1-16
アルキル基であり;
Rf

は、1個またはそれ以上のフッ素原子により置換されていてもよいC
1-6
アルキレン基であり;


は、それぞれ独立して、式:
-(OC


12


-(OC


10


-(OC





-(OC


Fa



-(OC





-(OCF




で表される基であり;
a、b、c、d、eおよびfは、それぞれ独立して、0~200の整数であって、a、b、c、d、eおよびfの和は1以上であり、a、b、c、d、e、またはfを付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は式中において任意であり;

Fa
は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子、フッ素原子または塩素原子であり;
pは、0または1であり;
qは、独立して、0または1であり;


は、各出現においてそれぞれ独立して、以下の式:
-(CR
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、より良い物性を有する表面処理層の形成に寄与し得るフルオロポリエーテル基含有シラン化合物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本明細書において用いられる場合、「1価の有機基」とは、炭素を含有する1価の基を意味する。1価の有機基としては、特に限定されないが、炭化水素基またはその誘導体であり得る。炭化水素基の誘導体とは、炭化水素基の末端または分子鎖中に、1つまたはそれ以上のN、O、S、Si、アミド、スルホニル、シロキサン、カルボニル、カルボニルオキシ等を有している基を意味する。
本明細書において用いられる場合、「2価の有機基」としては、特に限定されるものではないが、炭化水素基からさらに1個の水素原子を脱離させた2価の基が挙げられる。
【0009】
本明細書において用いられる場合、「炭化水素基」とは、炭素および水素を含む基であって、分子から1個の水素原子を脱離させた基を意味する。かかる炭化水素基としては、特に限定されるものではないが、1つまたはそれ以上の置換基により置換されていてもよい、炭素原子数1~20の炭化水素基、例えば、脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基等が挙げられる。上記「脂肪族炭化水素基」は、直鎖状、分枝鎖状または環状のいずれであってもよく、飽和または不飽和のいずれであってもよい。また、炭化水素基は、1つまたはそれ以上の環構造を含んでいてもよい。尚、かかる炭化水素基は、その末端または分子鎖中に、1つまたはそれ以上のN、O、S、Si、アミド、スルホニル、シロキサン、カルボニル、カルボニルオキシ等を有していてもよい。
【0010】
本明細書において用いられる場合、「炭化水素基」の置換基としては、特に限定されないが、例えば、ハロゲン原子;1個またはそれ以上のハロゲン原子により置換されていてもよい、C
1-6
アルキル基、C
2-6
アルケニル基、C
2-6
アルキニル基、C
3-10
シクロアルキル基、C
3-10
不飽和シクロアルキル基、5~10員のヘテロシクリル基、5~10員の不飽和ヘテロシクリル基、C
6-10
アリール基および5~10員のヘテロアリール基から選択される1個またはそれ以上の基が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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