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公開番号2025083479
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2025038926,2022036966
出願日2025-03-12,2022-03-10
発明の名称エンジン
出願人ヤンマーホールディングス株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類F02B 29/04 20060101AFI20250523BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】インタークーラを備えるエンジンに適した技術を提供する。
【解決手段】例示的なエンジンは、気筒列と、過給機と、前記過給機に接続されるインタークーラと、を備え、前記インタークーラは、冷却液が流れる冷却液流路と、前記過給機からの吸気が流れる吸気流路と、を有し、前記冷却液流路は、前記冷却液の流れに沿う第1方向の一方側に前記冷却液の入口と出口とを有し、前記吸気流路は、前記吸気の流れに沿う第2方向の一方側に前記吸気の入口、他方側に前記吸気の出口を有し、前記第1方向は、上下方向からの平面視においてクランク軸方向に直交する左右方向である。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
気筒列と、
過給機と、
前記過給機に接続されるインタークーラと、
を備え、
前記インタークーラは、
冷却液が流れる冷却液流路と、
前記過給機からの吸気が流れる吸気流路と、
を有し、
前記冷却液流路は、前記冷却液の流れに沿う第1方向の一方側に前記冷却液の入口と出口とを有し、
前記吸気流路は、前記吸気の流れに沿う第2方向の一方側に前記吸気の入口、他方側に前記吸気の出口を有し、
前記第1方向は、上下方向からの平面視においてクランク軸方向に直交する左右方向である、エンジン。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記インタークーラは、
左右方向に延びる筒状の本体部と、
前記冷却液流路を用いて構成され、前記本体部の左右の端部に配置される一対の保持部に保持される熱交換部と、
前記本体部の左右方向一方側に配置され、前記一対の保持部の一方を覆う第1蓋部と、
前記本体部の左右方向他方側に配置され、前記一対の保持部の他方を覆う第2蓋部と、
を有する、請求項1に記載のエンジン。
【請求項3】
前記吸気流路は、前記吸気が前記第2方向の一方側と他方側とを1回通るように構成されている、請求項1又は2に記載のエンジン。
【請求項4】
前記吸気流路は、前記吸気が前記第2方向の一方側から他方側に到達した後に、前記第2方向の一方側に向けて折り返し、更に前記第2方向の他方側に折り返すことを少なくとも一回行うように構成されている、請求項1又は2に記載のエンジン。
【請求項5】
前記第1方向と前記第2方向とは交差する、請求項1から4のいずれか1項に記載のエンジン。
【請求項6】
前記気筒列は、左右方向に並んで配置される2つの気筒列からなり、
前記過給機は、前記2つの気筒列のそれぞれに対して1つずつ設けられ、
前記インタークーラは、2つの前記過給機から前記吸気を供給される、請求項1から5のいずれか1項に記載のエンジン。
【請求項7】
前記2つの気筒列の間に位置するバンク内エリアに少なくとも一部が配置され、前記吸気の出口部分と接続される吸気マニホールドと、
前記気筒列の前記バンク内エリアとは反対面側に配置される排気マニホールドと、
を備える、請求項6に記載のエンジン。
【請求項8】
前記吸気の入口は、前記インタークーラの下方に配置され、
前記吸気の出口は、前記インタークーラの上方に配置される、請求項1から7のいずれか1項に記載のエンジン。
【請求項9】
前記インタークーラは、側面視でシリンダブロックよりも高い位置に配置される、請求項1から8のいずれか1項に記載のエンジン。
【請求項10】
前記インタークーラは、クランク軸方向から見てフライホイールよりも高い位置に配置される、請求項1から9のいずれか1項に記載のエンジン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、インタークーラを有するV型エンジンが知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に開示されるV型エンジンは、一対のバンクを有する。そして、各バンクのシリンダヘッドの上方に、インタークーラがそれぞれ配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-100217号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一対のバンクのそれぞれに対してインタークーラを設ける構成とすると、例えば、部品点数の増加により、コストアップまたはエンジンサイズの大型化が生じることが懸念される。また、一対のバンクのそれぞれに対してインタークーラを設ける構成では、例えば、2つのインタークーラの間で冷却液の流量又は流速に差が生じ易くなり、バンク間で冷却性能に差が生じる可能性がある。
【0005】
本発明は、インタークーラを備えるエンジンに適した技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の例示的なエンジンは、気筒列と、過給機と、前記過給機に接続されるインタークーラと、を備え、前記インタークーラは、冷却液が流れる冷却液流路と、前記過給機からの吸気が流れる吸気流路と、を有し、前記冷却液流路は、前記冷却液の流れに沿う第1方向の一方側に前記冷却液の入口と出口とを有し、前記吸気流路は、前記吸気の流れに沿う第2方向の一方側に前記吸気の入口、他方側に前記吸気の出口を有し、前記第1方向は、上下方向からの平面視においてクランク軸方向に直交する左右方向である。
【発明の効果】
【0007】
例示的な本発明によれば、インタークーラを備えるエンジンに適した技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
エンジンの構成を示す概略斜視図
エンジンが備えるシリンダブロック、ヘッドブロック、および、ヘッドカバーで構成される部分を抽出して示す概略斜視図
エンジンが備えるシリンダブロック部分の概略断面図
エンジンの構成を示す概略上面図
エンジンの吸排気系を構成する部品を抽出して示した概略斜視図
図5に示す図から過給機および過給機の周辺の一部の部品を取り除いて後方から見た概略平面図
図5に示す図から過給機およびその周辺の一部の部品を取り除いて上方から見た概略平面図
図5に示す図から過給機およびその周辺の一部の部品を取り除いて右側方から見た概略平面図
エンジンが備えるインタークーラの概略斜視図
エンジンが備える2つの吸気マニホールドを示す概略斜視図
エンジンが備えるインタークーラの概略構成を示す第1断面斜視図
エンジンが備えるインタークーラの概略構成を示す第2断面斜視図
エンジンが備えるインタークーラにおける冷却液と吸気の流れを説明するための図
変形例のインタークーラの構成を示す模式図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図面において、適宜、3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。以下の説明において、X方向を前後方向、Y方向を左右方向、Z方向を上下方向とする。なお、+X側が前側、-X側が後側とする。+Y側を右側、-Y側を左側とする。+Z側を上側、-Z側を下側とする。詳細には、図1に示すクランク軸(出力軸)の中心線Cが延びる方向を前後方向とし、シリンダブロック1に対してフライホイール2が配置される側を後側とする。また、シリンダブロック1に対してオイルパン3が配置される側を下側として上下方向を定義する。前後方向および上下方向に直交する方向を左右方向と定義し、後方から前方に向かって見た場合に右となる側を右側、左となる側を左側とする。なお、これらの方向は単に説明のために用いられる名称であって、実際の位置関係及び方向を限定する意図はない。また、本明細書では、クランク軸方向は、クランク軸の中心線Cが延びる前後方向と同じである。
【0010】
<1.エンジンの概要>
図1は、本発明の実施形態に係るエンジン100の構成を示す概略斜視図である。エンジン100は、例えば船舶に使用する舶用エンジンとして好適である。ただし、エンジン100は、舶用エンジンに限らず、他の用途に適用されてもよい。なお、エンジン100はディーゼルエンジンである。
(【0011】以降は省略されています)

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