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公開番号2025083153
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196883
出願日2023-11-20
発明の名称サーバ装置、情報処理方法およびプログラム
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06F 16/90 20190101AFI20250523BHJP(計算;計数)
要約【課題】問い合わせに対して適切な回答が得られる可能性を高めることができるサーバ装置を提供する。
【解決手段】サーバ装置110は、航空機1内のサーバ装置であって、処理部111と、データを格納している非一時的な第1記録媒体113とを備える。処理部111は、航空機1内の端末装置から問い合わせを受け、第1記録媒体113に記録されているデータを用いて、その問い合わせに対して回答が可能か否かを判定し、回答が不可であると判定する場合に、サーバ装置110の外部にあるリソースにアクセスし、そのリソースを用いて回答情報を生成して端末装置に送信することによって、上述の回答を行う。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
航空機内のサーバ装置であって、
プロセッサと、
データを格納している非一時的な第１記録媒体とを備え、
前記プロセッサは、
前記航空機内の端末装置から問い合わせを受け、
前記第１記録媒体に記録されている前記データを用いて、前記問い合わせに対して回答が可能か否かを判定し、
前記回答が不可であると判定する場合に、前記サーバ装置の外部にあるリソースにアクセスし、
前記リソースを用いて回答情報を生成して前記端末装置に送信することによって、前記回答を行う、
サーバ装置。
続きを表示（約 2,200 文字）【請求項２】
前記航空機内では、複数の端末装置が前記端末装置として用いられ、
前記プロセッサは、
前記複数の端末装置のうちの１つの端末装置である問い合わせ元から前記問い合わせを受けたときには、前記問い合わせ元が乗客端末であるか乗務員端末であるかを、さらに判別し、
前記乗客端末は、前記複数の端末装置のうち、前記航空機の乗客に用いられる端末装置であり、前記乗務員端末は、前記複数の端末装置のうち、前記航空機の乗務員に用いられる端末装置であり、
前記プロセッサは、
前記回答が可能か否かの判定では、
前記問い合わせ元が前記乗客端末である場合には、前記乗客端末に対応する前記乗客に応じた回答が可能か否かを判定し、
前記問い合わせ元が前記乗務員端末である場合には、前記乗務員端末に対応する前記乗務員に応じた回答が可能か否かを判定する、
請求項１に記載のサーバ装置。
【請求項３】
前記第１記録媒体は、
前記乗客端末からの問い合わせに対して回答するための第１回答用データと、
前記乗務員端末からの問い合わせに対して回答するための第２回答用データとを格納し、
前記プロセッサは、
前記回答が可能か否かの判定では、
前記問い合わせ元が前記乗客端末である場合には、前記第１回答用データを前記データとして参照することによって、前記回答が可能か否かを判定し、
前記問い合わせ元が前記乗務員端末である場合には、前記第２回答用データを前記データとして参照することによって、前記回答が可能か否かを判定する、
請求項２に記載のサーバ装置。
【請求項４】
前記プロセッサは、
前記リソースへのアクセスでは、
前記サーバ装置外でかつ前記航空機内にある前記リソースであって、前記航空機に関する情報を航空機関連情報として格納している第２記録媒体にアクセスし、
前記回答情報の生成では、
前記第２記録媒体に格納されている前記航空機関連情報を用いて前記回答情報を生成する、
請求項１に記載のサーバ装置。
【請求項５】
前記航空機関連情報は、
前記航空機の機体の状態を示す機体情報と、
前記航空機の運航計画および運航状態を示す運航情報と、
前記航空機に積まれているアイテムの数または量を示す在庫情報と、
前記航空機の照明の設定および状態を示す照明情報と、
前記航空機内のタイムスケジュールを示す時間情報と、
のうちの少なくとも１つを含む、
請求項４に記載のサーバ装置。
【請求項６】
前記航空機内では、複数の端末装置が前記端末装置として用いられ、
前記プロセッサは、
前記複数の端末装置のうちの１つの端末装置である問い合わせ元から前記問い合わせを受けたときには、
前記リソースへのアクセスでは、
前記複数の端末装置のうち、前記問い合わせ元とは異なり、かつ、前記航空機の乗務員に用いられる端末装置である乗務員端末に、前記回答の支援を要請することによって、前記リソースへのアクセスを行い、
前記回答情報の生成では、
前記リソースとして扱われる前記乗務員端末からの情報を用いて前記回答情報を生成する、
請求項１に記載のサーバ装置。
【請求項７】
前記プロセッサは、
前記リソースへのアクセスでは、
前記航空機の外部に配置されている機外管理システムに、前記回答の支援を要請することによって、前記リソースへのアクセスを行い、
前記回答情報の生成では、
前記リソースとして扱われる前記機外管理システムからの情報を用いて前記回答情報を生成する、
請求項１に記載のサーバ装置。
【請求項８】
前記航空機内では、複数の端末装置が前記端末装置として用いられ、
前記プロセッサは、
前記リソースへのアクセスでは、
前記複数の端末装置のうちの１つの端末装置である問い合わせ元から前記問い合わせを受けたときには、前記複数の端末装置のうち、前記問い合わせ元とは異なり、かつ、前記航空機の乗務員に用いられる端末装置である乗務員端末に、前記回答の支援を要請した結果、前記乗務員端末から前記回答の支援を受けることができない場合に、前記機外管理システムへの前記回答の支援を要請する、
請求項７に記載のサーバ装置。
【請求項９】
前記プロセッサは、さらに、
前記問い合わせ元が前記乗客端末である場合には、生成された前記回答情報を、前記乗務員端末に送信する、
請求項２に記載のサーバ装置。
【請求項１０】
前記プロセッサは、
前記問い合わせ元の判別では、
前記問い合わせ元の属性を特定し、特定された前記属性に基づいて、前記問い合わせ元が前記乗客端末であるか前記乗務員端末であるかを判別する、
請求項２に記載のサーバ装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、航空機に搭載されるサーバ装置などに関する。
続きを表示（約 2,800 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、チャットなどによって問い合わせを受けて回答を返信する問い合わせ回答システムが提案されている（例えば、特許文献１参照）。この問い合わせ回答システムは、回答サーバ装置と、複数の端末装置とを備えている。そして、回答サーバ装置と端末装置との間で、メッセージと質問との送信が繰り返し行われることによって、回答サーバ装置から端末装置に対して問い合わせに対する回答が送信される。また、その問い合わせ回答システムでは、端末装置のユーザの属性に基づく回答がその端末装置に提供される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－００９５８７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上記特許文献１の回答サーバ装置では、端末装置からの問い合わせによっては、その問い合わせに対する回答が得られない場合がある。例えば、上記特許文献１の問い合わせ回答システムを、航空機のＩＦＥ（In-Flight Entertainment）システムに適用するような場合、その航空機のあらゆる状況に応じた適切な回答を得ることは難しい。
【０００５】
そこで、本開示は、問い合わせに対して適切な回答が得られる可能性を高めることができるサーバ装置などを提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の一態様に係るサーバ装置は、航空機内のサーバ装置であって、プロセッサと、データを格納している非一時的な第１記録媒体とを備え、前記プロセッサは、前記航空機内の端末装置から問い合わせを受け、前記第１記録媒体に記録されている前記データを用いて、前記問い合わせに対して回答が可能か否かを判定し、前記回答が不可であると判定する場合に、前記サーバ装置の外部にあるリソースにアクセスし、前記リソースを用いて回答情報を生成して前記端末装置に送信することによって、前記回答を行う。
【０００７】
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なＣＤ－ＲＯＭなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。また、記録媒体は、非一時的な記録媒体であってもよい。
【発明の効果】
【０００８】
本開示のサーバ装置は、問い合わせに対して適切な回答が得られる可能性を高めることができる。
【０００９】
なお、本開示の一態様における更なる利点および効果は、明細書および図面から明らかにされる。かかる利点および／または効果は、いくつかの実施の形態並びに明細書および図面に記載された構成によって提供されるが、必ずしも全ての構成が必要とはされない。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
図１は、実施の形態における情報処理システムの全体構成図である。
図２は、実施の形態における複数の乗客端末の配置構成の一例を示す図である。
図３は、実施の形態におけるサーバ装置の構成の一例を示すブロック図である。
図４は、実施の形態における、乗客端末に表示される問い合わせと、その問い合わせに対する回答との一例を示す図である。
図５は、実施の形態における、乗務員端末に表示される問い合わせと、その問い合わせに対する回答との一例を示す図である。
図６は、実施の形態における、乗客端末を用いて行われる問い合わせと、サーバ装置からの回答との一例を示す図である。
図７は、実施の形態における、乗務員端末を用いて行われる問い合わせと、サーバ装置からの回答との一例を示す図である。
図８は、実施の形態における、乗客端末を用いて行われる問い合わせと、サーバ装置からの機体情報を用いた回答との一例を示す図である。
図９は、実施の形態における、乗務員端末を用いて行われる問い合わせと、サーバ装置からの照明情報を用いた回答との一例を示す図である。
図１０は、実施の形態における、乗客端末を用いて行われる問い合わせと、サーバ装置からの運航情報を用いた回答との一例を示す図である。
図１１Ａは、実施の形態における、乗務員端末を用いて行われる問い合わせと、サーバ装置からの時間情報を用いた回答との一例を示す図である。
図１１Ｂは、実施の形態における、乗客端末を用いて行われる問い合わせと、サーバ装置からの時間情報を用いた回答との一例を示す図である。
図１２は、実施の形態における、乗客端末を用いて行われる問い合わせと、サーバ装置からの在庫情報を用いた回答との一例を示す図である。
図１３は、実施の形態における、乗務員端末を用いて行われる問い合わせと、サーバ装置からの在庫情報を用いた回答との一例を示す図である。
図１４は、実施の形態における、乗客端末を用いて行われる問い合わせと、回答支援を受けたサーバ装置からの回答との一例を示す図である。
図１５は、実施の形態における、乗客端末を用いて行われる問い合わせと、回答支援を受けたサーバ装置からの回答との他の例を示す図である。
図１６は、実施の形態における、乗務員端末を用いて行われる問い合わせと、回答支援を受けたサーバ装置からの回答との他の例を示す図である。
図１７は、実施の形態における、乗客端末からの問い合わせに対して回答が得られるまでの情報処理システムの処理動作の一例を示すシーケンス図である。
図１８は、実施の形態における、乗客端末からの問い合わせに対して回答が得られるまでの情報処理システムの処理動作の他の例を示すシーケンス図である。
図１９は、実施の形態における、乗客端末からの問い合わせに対して回答が得られるまでの情報処理システムの処理動作のさらに他の例を示すシーケンス図である。
図２０は、実施の形態における、乗務員端末からの問い合わせに対して回答が得られるまでの情報処理システムの処理動作の一例を示すシーケンス図である。
図２１は、実施の形態における、乗務員端末からの問い合わせに対して回答が得られるまでの情報処理システムの処理動作の他の例を示すシーケンス図である。
図２２は、実施の形態における、乗務員端末からの問い合わせに対して回答が得られるまでの情報処理システムの処理動作のさらに他の例を示すシーケンス図である。
図２３は、実施の形態におけるサーバ装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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