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公開番号
2025083009
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023196624
出願日
2023-11-20
発明の名称
硬化性組成物、ウレタン樹脂組成物及び放熱用部材
出願人
三洋化成工業株式会社
代理人
主分類
C08L
75/04 20060101AFI20250523BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】本発明は、ハンドリング性が良好で、かつ貯蔵安定性に優れる、熱伝導性の高い硬化性組成物、ウレタン樹脂組成物及び放熱用部材を提供することである。
【解決手段】ポリエーテルポリオールを必須成分とするポリオールと、ポリイソシアネートと、ナノシリカと、リン酸基を有する化合物と、充填剤とを含み、充填剤100重量部に対するリン酸基を有する化合物の合計重量が0.1~5重量部である硬化性組成物であり、前記ポリエーテルポリオールがポリオキシアルキレンポリオールである硬化性組成物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリエーテルポリオールを必須成分とするポリオールと、
ポリイソシアネートと、
ナノシリカと、
リン酸基を有する化合物と、
充填剤とを含み、
充填剤100重量部に対するリン酸基を有する化合物の合計重量が0.1~5重量部である硬化性組成物。
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【請求項2】
前記ポリエーテルポリオールがポリオキシアルキレンポリオールである請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項3】
前記ポリオールがポリエーテルポリオール以外のポリオールを含む請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項4】
前記ポリオールと前記ポリイソシアネートとの合計重量100重量部に対するナノシリカの重量が、0.01~5重量部である請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項5】
前記リン酸基を有する化合物がリン酸エステルである請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項6】
前記リン酸エステルが、下記一般式(1)であらわされる化合物である請求項5に記載の硬化性組成物。
TIFF
2025083009000003.tif
36
170
[一般式(1)中、R
1
は、水素原子、炭素数2~18のアルキル基、又は、炭素数2~18のアルケニル基であり、A
1
Oは炭素数2~3のアルキレンオキシ基であり、n1は3~15の整数であり、R
2
は、水素原子又は-(A
2
O)
n2
R
3
(R
3
は、炭素数2~18のアルキル基、又は、炭素数2~18のアルケニル基であり、A
2
Oは炭素数2~3のアルキレンオキシ基であり、n2は3~15の整数である)である。]
【請求項7】
23℃におけるチキソトロピーインデックスが1~20である請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項8】
第一剤と第二剤との組み合わせからなる二液型の硬化性組成物であり、
第一剤は、ポリエーテルポリオールを必須成分とするポリオールとナノシリカとリン酸基を有する化合物と充填剤とを含み、
第二剤は、ポリイソシアネートとナノシリカとリン酸基を有する化合物と充填剤とを含む請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項9】
イソシアネートインデックスが0.8~1.2である請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項10】
請求項1~9のいずれかに記載の硬化性組成物の硬化物であるウレタン樹脂。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は硬化性組成物、前記硬化性組成物を硬化してなるウレタン樹脂組成物及び前記ウレタン樹脂組成物を含む放熱用部材に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
電子機器は、年々高集積化・高速化しており、それに応じて熱対策のための放熱材料の需要が高まっている。放熱が不充分であると電子機器等の正常な作動が妨げられ、劣化、故障、破損の原因となる恐れがある。
放熱材料には、ポリブタジエンポリオールを含む水酸基含有化合物と特定のポリイソシアネート化合物と熱伝導性が高い無機粒子とを含むポリウレタン樹脂組成物が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-101195号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
放熱材料に用いられる硬化性組成物は、熱伝導性が高い無機粒子が占める体積濃度が高く、高密度に充填されているほど、良好な熱伝導性を発現する。しかし、熱伝導性が高い無機粒子をペースト中に高濃度に配合すると、粘度及びチキソ性が増大して、塗工あるいは注入が困難となる問題がある。さらに、熱伝導性が高い無機粒子は沈降し易く、硬化性組成物における熱伝導性が高い無機粒子の分散状態が不均一になるという貯蔵安定性の課題があるのが現状であった。
【0005】
本発明の目的は、ハンドリング性が良好で、かつ貯蔵安定性に優れる硬化性組成物、熱伝導性の高いウレタン樹脂組成物及び放熱用部材を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。即ち本発明は、ポリエーテルポリオールを必須成分とするポリオールと、ポリイソシアネートと、ナノシリカと、リン酸基を有する化合物と、充填剤とを含み、充填剤100重量部に対するリン酸基を有する化合物の合計重量が0.1~5重量部である硬化性組成物、前記硬化性組成物の硬化物であるウレタン樹脂組成物及び前記ウレタン樹脂組成物を含む放熱用部材である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ハンドリング性が良好で、かつ貯蔵安定性に優れる硬化性組成物、熱伝導性の高いウレタン樹脂組成物及び放熱用部材を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の硬化性組成物は、ポリエーテルポリオールを必須成分とするポリオールと、ポリイソシアネートと、ナノシリカと、リン酸基を有する化合物と、充填剤とを含む。
【0009】
硬化性組成物にポリエーテルポリオールを必須成分として用いることにより、硬化性組成物の粘度が低くなり、ハンドリング性が良好となる。
ポリエーテルポリオールを必須成分とするポリオールとしては、硬化性組成物の粘度の観点からアルキレン基を有するポリオキシアルキレンポリオールが好ましい。
ポリオキシアルキレンポリオールの好ましい例としては、ポリエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレン-オキシプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、ポリオキシテトラメチレン-オキシエチレングリコール、ポリテオキシトラメチレン-オキシプロピレングリコール、ポリへキサメチレンエーテルグリコール及びポリオキシプロピレングリセリルエーテル等が挙げられる。
ポリエーテルポリオールは、1種を単独で用いても、2種以上を併用しても良い。
【0010】
ポリエーテルポリオールは、得られる硬化性組成物の柔軟性の観点より、ポリエーテルジオールが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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