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公開番号2025082865
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196355
出願日2023-11-20
発明の名称燃料電池ドローン
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類H01M 8/04 20160101AFI20250523BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】排出タンク内の水の外部放出を抑制可能とする。
【解決手段】排出管40には、燃料電池スタック24から排出された気液が流れ込む。排気管42及び排水管44は、排出管40の下流端から分岐される。排水タンク46は、排水管44の下流端に接続される。排水管44の少なくとも一部に可撓性管部44Bが形成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
プロペラを駆動するモータと、
前記モータに電力を供給する燃料電池スタックと、
前記燃料電池スタックから排出された気液が流れ込む排出管と、
前記排出管の下流端から分岐された排気管及び排水管と、
前記排水管の下流端に接続された排水タンクと、
を備え、
前記排水管の少なくとも一部に可撓性管部が形成される、
燃料電池ドローン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本明細書は、ドローンを開示する。このドローンは、電源として燃料電池を搭載する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
燃料電池ドローンは、ＦＣドローンとも呼ばれ、電源として燃料電池が用いられる。燃料電池には排出口が設けられる。排出口から、いわゆるオフガス（残ガスとも呼ばれる）や水が排出される。特許文献１では、気液分離機を用いて、排出された気液を排気と水に分離している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００５－５３３５３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、ドローンの電源として燃料電池スタックを搭載する場合に、生成水の飛散を防ぐために、排水タンクを設けることが考えられる。排出された気液が排気と水に分離されることから、排水タンクは排気管に接続する。排気管の出口は外部に開放される。したがって、ドローンの急な動きによって、排水タンクに貯留された水が、排気管から外部に放出されるおそれがある。
【０００５】
そこで、本明細書では、排出タンク内の水の外部放出を抑制可能な、燃料電池ドローンが開示される。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本明細書で開示する燃料電池ドローンは、モータ、燃料電池スタック、排出管、排気管、排水管、及び排水タンクを備える。モータはプロペラを駆動する。燃料電池スタックは、モータに電力を供給する。排出管には、燃料電池スタックから排出された気液が流れ込む。排気管及び排水管は、排出管の下流端から分岐される。排水タンクは、排水管の下流端に接続される。排水管の少なくとも一部に可撓性管部が形成される。
【０００７】
上記構成によれば、燃料電池ドローンの急動作により、排水タンクがドローン本体によって振り回される際に、可撓性管部が折れ曲がる、キンクが発生する。キンクの発生箇所では、排水管が潰される。つまり開口面積が低減する。これにより、排水タンク内の水の外部放出が抑制される。
【発明の効果】
【０００８】
本明細書で開示する燃料電池ドローンによれば、排出タンク内の水の外部放出が抑制可能となる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本実施形態に係る燃料電池ドローンを例示する全体斜視図である。
本実施形態に係る燃料電池ドローンの、急動作時の様子を例示する斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、図面を用いて、燃料電池ドローン１０の構成が説明される。図１には、本実施形態に係る燃料電池ドローン１０の全体構成が例示される。燃料電池ドローン１０は、コントロールボックス１２、スキッド１４、及びアーム１６Ａ－１６Ｄを備える。また燃料電池ドローン１０は、モータ２０Ａ－２０Ｄ、プロペラ２２Ａ－２２Ｄ、燃料電池スタック２４、カメラ２６、及び水素タンク３０を備える。また燃料電池ドローン１０は、排出管４０、排気管４２、排水管４４、及び排水タンク４６を備える。
（【００１１】以降は省略されています）

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