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公開番号
2025082552
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-29
出願番号
2023195966
出願日
2023-11-17
発明の名称
アクチュエーター
出願人
株式会社アイエイアイ
代理人
個人
,
個人
主分類
F16H
25/22 20060101AFI20250522BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】 小型化できるアクチュエーターを提供すること。
【解決手段】モーター収容部と駆動機構収容部が平行に設けられたフレームと、上記モーター収容部に設置されたモーターと、上記駆動機構収容部に設置されたナットとねじ軸による駆動機構と、上記モーターの駆動力を上記駆動機構に伝達する伝達機構と、上記モーター収容部に上記モーターとともに設置された電子回路基板と、を具備し、上記モーター収容部に上記電子回路基板を設置したので前後方向の大きさを小さくして小型化できるもの。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
モーター収容部と駆動機構収容部が平行に設けられたフレームと、
上記モーター収容部に設置されたモーターと、
上記駆動機構収容部に設置されたナットとねじ軸による駆動機構と、
上記モーターの駆動力を上記駆動機構に伝達する伝達機構と、
上記モーター収容部に上記モーターとともに設置された電子回路基板と、
を具備したことを特徴とするアクチュエーター。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
請求項1記載のアクチュエーターにおいて、
上記電子回路基板は、上記モーターの回転を制御する回転制御基板と、上記モーターに駆動電力を供給するドライバー基板であり、
上記回転制御基板及び上記ドライバー基板は上記モーターの出力軸の軸方向に直交するように配置されるとともに上記出力軸の軸方向に重ねて設置されることを特徴とするアクチュエーター。
【請求項3】
請求項1記載のアクチュエーターにおいて、
上記モーター収容部の電子回路基板側は開口されているとともに上記駆動機構収容部の上記モーター収容部が開口される側も開口されていて、
上記フレームには上記モーター収容部と上記駆動機構収容部の開口部を閉塞するカバーが設置されることを特徴とするアクチュエーター。
【請求項4】
請求項3記載のアクチュエーターにおいて、
上記カバーの上記駆動機構収容部の開口部を閉塞する側には上記ねじ軸の端部側を収容するねじ軸用突出部が設けられ、
上記カバーの上記モーター収容部の開口部を閉塞する側には上記電子回路基板と接続されるケーブルが配置されるケーブル用突出部が設けられ、
上記ねじ軸用突出部と上記ケーブル用突出部の端面は同一平面上にあることを特徴とするアクチュエーター。
【請求項5】
請求項4記載のアクチュエーターにおいて、
上記ケーブル用突出部の端面側から上記ケーブルが外部に引き出されることを特徴とするアクチュエーター。
【請求項6】
請求項4記載のアクチュエーターにおいて、
上記ケーブル用突出部の端面に直交する面側から上記ケーブルが外部に引き出されることを特徴とするアクチュエーター。
【請求項7】
請求項6記載のアクチュエーターにおいて、
上記ケーブル用突出部は上記カバーに着脱可能に設置され、
上記ケーブル用突出部の設置方向によって上記ケーブルの引き出し方向が決定されることを特徴とするアクチュエーター。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、ボールねじナットを回転させてボールねじ軸を進退させるアクチュエーターに係り、特に、小型化できるように工夫したものに関する。
続きを表示(約 4,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来のアクチュエーターを開示するものとして、例えば、特許文献1がある。
特許文献1に記載されたアクチュエーターにはアクチュエーター本体ハウジングがあり、上記アクチュエーター本体ハウジング内にはボールねじナットが回転可能に設置されている。上記ボールねじナットには、ねじ軸が螺合されている。
【0003】
上記アクチュエーター本体ハウジングには上記ねじ軸の軸方向に重合するようにモーターハウジングが設置されている。上記モーターハウジング内にはモーターが設置されていて、上記モーターはタイミングベルトとタイミングプーリーによって上記ボールねじナットを回転させ、上記ねじ軸を進退させる。
上記アクチュエーター本体ハウジングと上記モーターハウジングの後端側には上記アクチュエーター本体ハウジングと上記モーターハウジングの開口部を閉塞するリアブラケットが設置され、上記リアブラケットの後端側にはコントロールボックスが設置されている。上記コントロールボックス内には、モータードライバー基板、コントローラー基板、及び、エンコーダー基板が内装されている。上記リアブラケットによって上記ボールねじナットと上記ねじ軸からの油等の上記モータードライバー基板、コントローラー基板、及び、エンコーダー基板側への浸入が防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-24319号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来の構成によると、次のような問題があった。
特許文献1のアクチュエーターは、アクチュエーター本体ハウジングとモーターハウジングの後端側にリアブラケットとコントロールボックスが設置されているので、前後方向に大きくなってしまう。
【0006】
本発明は、このような点に基づいてなされたもので、その目的とするところは、小型化できるアクチュエーターを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1によるアクチュエーターは、モーター収容部と駆動機構収容部が平行に設けられたフレームと、上記モーター収容部に設置されたモーターと、上記駆動機構収容部に設置されたナットとねじ軸による駆動機構と、上記モーターの駆動力を上記駆動機構に伝達する伝達機構と、上記モーター収容部に上記モーターとともに設置された電子回路基板と、を具備したことを特徴とするものである。
また、請求項2によるアクチュエーターは、請求項1記載のアクチュエーターにおいて、上記電子回路基板は、上記モーターの回転を制御する回転制御基板と、上記モーターに駆動電力を供給するドライバー基板であり、上記回転制御基板及び上記ドライバー基板は上記モーターの出力軸の軸方向に直交するように配置されるとともに上記出力軸の軸方向に重ねて設置されることを特徴とするものである。
また、請求項3によるアクチュエーターは、請求項1記載のアクチュエーターにおいて、上記モーター収容部の電子回路基板側は開口されているとともに上記駆動機構収容部の上記モーター収容部が開口される側も開口されていて、上記フレームには上記モーター収容部と上記駆動機構収容部の開口部を閉塞するカバーが設置されることを特徴とするものである。
また、請求項4によるアクチュエーターは、請求項3記載のアクチュエーターにおいて、上記カバーの上記駆動機構収容部の開口部を閉塞する側には上記ねじ軸の端部側を収容するねじ軸用突出部が設けられ、上記カバーの上記モーター収容部の開口部を閉塞する側には上記電子回路基板と接続されるケーブルが配置されるケーブル用突出部が設けられ、上記ねじ軸用突出部と上記ケーブル用突出部の端面は同一平面上にあることを特徴とするものである。
また、請求項5によるアクチュエーターは、請求項4記載のアクチュエーターにおいて、上記ケーブル用突出部の端面側から上記ケーブルが外部に引き出されることを特徴とするものである。
また、請求項6によるアクチュエーターは、請求項4記載のアクチュエーターにおいて、上記ケーブル用突出部の端面に直交する面側から上記ケーブルが外部に引き出されることを特徴とするものである。
また、請求項7によるアクチュエーターは、請求項6記載のアクチュエーターにおいて、上記ケーブル用突出部は上記カバーに着脱可能に設置され、上記ケーブル用突出部の設置方向によって上記ケーブルの引き出し方向が決定されることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0008】
以上述べたように、本願発明の請求項1によるアクチュエーターによると、モーター収容部と駆動機構収容部が平行に設けられたフレームと、上記モーター収容部に設置されたモーターと、上記駆動機構収容部に設置されたナットとねじ軸による駆動機構と、上記モーターの駆動力を上記駆動機構に伝達する伝達機構と、上記モーター収容部に上記モーターとともに設置された電子回路基板と、を具備したので、小型化できる。
また、請求項2によるアクチュエーターによると、請求項1記載のアクチュエーターにおいて、上記電子回路基板は、上記モーターの回転を制御する回転制御基板と、上記モーターに駆動電力を供給するドライバー基板であり、上記回転制御基板及び上記ドライバー基板は上記モーターの出力軸の軸方向に直交するように配置されるとともに上記出力軸の軸方向に重ねて設置されるので、より小型化できる。
また、請求項3によるアクチュエーターによると、請求項1記載のアクチュエーターにおいて、上記モーター収容部の電子回路基板側は開口されているとともに上記駆動機構収容部の上記モーター収容部が開口される側も開口されていて、上記フレームには上記モーター収容部と上記駆動機構収容部の開口部を閉塞するカバーが設置されるので、組み立てが容易であるとともに簡易な構成により内部への異物の浸入及び内部からの油等の流出を防止できる。
また、請求項4によるアクチュエーターによると、請求項3記載のアクチュエーターにおいて、上記カバーの上記駆動機構収容部の開口部を閉塞する側には上記ねじ軸の端部側を収容するねじ軸用突出部が設けられ、上記カバーの上記モーター収容部の開口部を閉塞する側には上記電子回路基板と接続されるケーブルが配置されるケーブル用突出部が設けられ、上記ねじ軸用突出部と上記ケーブル用突出部の端面は同一平面上にあるので、小さな空間においても効果的に配置できる。
また、請求項5によるアクチュエーターによると、請求項4記載のアクチュエーターにおいて、上記ケーブル用突出部の端面側から上記ケーブルが外部に引き出されるので、上記ケーブルを端面方向に引き出すことができる。
また、請求項6によるアクチュエーターによると、請求項4記載のアクチュエーターにおいて、上記ケーブル用突出部の端面に直交する面側から上記ケーブルが外部に引き出されるので、上記ケーブルを端面に直交する方向に引き出すことができる。
また、請求項7によるアクチュエーターによると、請求項6記載のアクチュエーターにおいて、上記ケーブル用突出部は上記カバーに着脱可能に設置され、上記ケーブル用突出部の設置方向によって上記ケーブルの引き出し方向が決定されるので、簡易な構成により容易に上記ケーブルの引出し方向を変更できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1の形態を示す図で、アクチュエーターの斜視図である。
本発明の第1の形態を示す図で、図1のII-II矢視図である。
本発明の第1の形態を示す図で、図3(a)はアクチュエーターの正面図、図3(b)は図3(a)のIIIb-IIIb断面図である。
本発明の第1の形態を示す図で、アクチュエーターの分解斜視図である。
本発明の第1の形態を示す図で、モーター及び電子回路基板の分解斜視図である。
本発明の第1の形態を示す図で、カバーのケーブル用突出部の分解斜視図である。
本発明の第2の形態を示す図で、図7(a)はアクチュエーターのケーブル用突出部側から視た斜視図でありケーブルを図7中左側に引き出した状態の図、図7(b)はアクチュエーターのケーブル用突出部側から視た斜視図でありケーブルを図7中上側に引き出した状態の図、図7(c)はアクチュエーターのケーブル用突出部側から視た斜視図でありケーブルを図7中右側に引き出した状態の図である。
本発明の第2の形態を示す図で、図8(a)はカバーのケーブル用突出部の分解斜視図でありケーブルを図7中左側に引き出す場合の図、図8(b)はカバーのケーブル用突出部の分解斜視図でありケーブルを図7中上側に引き出す場合の図、図8(c)はカバーのケーブル用突出部の分解斜視図でありケーブルを図8中右側に引き出す場合の図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図1乃至図6を参照しながら、本発明の第1の形態について説明する。
まず、アクチュエーター1には、図1から図4に示すように、フレーム3がある。上記フレーム3は、図3及び図4に示すように、中空の部材であり、軸方向(図4中左下から右上に向かう方向)の両側に開口された略四角形の横断面形状のモーター収容部5と、略円形の横断面形状の駆動機構収容部7が設けられている。図3(b)に示す様に、上記モーター収容部5と上記駆動機構収容部7は前後方向(図3(b)中左右方向)に延長されて並行して設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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