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公開番号2025082388
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023195663
出願日2023-11-17
発明の名称電磁波吸収装置
出願人リンテック株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H05K 9/00 20060101AFI20250522BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】電磁波吸収装置の利便性を向上する技術を提供すること。
【解決手段】 電磁波吸収装置は、導電体パターンを備える抵抗層を有する電磁波吸収部材と、電磁波吸収部材の配置を変更する配置変更手段と、を有する。導電体パターンは、第1の単位が第1の方向に複数配置された第1の配列を複数有し、導電体パターンは、第1の単位とは異なる第2の単位が第1の方向に複数配置された第2の配列を複数有し、第1の単位と第2の単位とは、第1の方向と交差する第2の方向において隣り合うように配置される。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
導電体パターンを備える抵抗層を有する電磁波吸収部材と、
前記電磁波吸収部材の配置を変更する配置変更手段と、
を有する電磁波吸収装置であって、
前記導電体パターンは、第1の単位が第1の方向に複数配置された第1の配列を複数有し、
前記導電体パターンは、前記第1の単位とは異なる第2の単位が前記第1の方向に複数配置された第2の配列を複数有し、
前記第1の単位と前記第2の単位とは、前記第1の方向と交差する第2の方向において隣り合うように配置される、
電磁波吸収装置。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記導電体パターンは、第1の周波数の電磁波が入射された場合に前記電磁波に共振し、
前記抵抗層の表面に対して垂直に入射し、前記第2の方向と電界の振動方向が一致し、前記第1の周波数を有する電磁波を照射した場合における前記電磁波吸収装置の第1の反射係数は-10dB以下である、請求項1に記載の電磁波吸収装置。
【請求項3】
前記導電体パターンは、前記第1の周波数とは異なる第2の周波数の電磁波が入射された場合に前記第2の周波数の前記電磁波に共振し、
前記第1の周波数と前記第2の周波数とは1GHz以上離れている、請求項2に記載の電磁波吸収装置。
【請求項4】
前記第1の方向と前記第2の方向とは45度の交差角である、請求項1に記載の電磁波吸収装置。
【請求項5】
前記導電体パターンは、前記第1の単位および前記第2の単位のいずれとも異なる第3の単位が前記第1の方向に複数配置された第3の配列を複数有し、
前記第2の方向において前記第3の単位が前記第1の単位および前記第2の単位と隣り合うように配置される、請求項1に記載の電磁波吸収装置。
【請求項6】
スペーサ層と反射層とをさらに有する、請求項1に記載の電磁波吸収装置。
【請求項7】
前記配置変更手段は、前記抵抗層の表面に対して垂直な回転軸で前記電磁波吸収部材を回転させる、請求項1に記載の電磁波吸収装置。
【請求項8】
導電体パターンを備える抵抗層を有し、
前記導電体パターンは、
第1の単位が第1の方向に複数配置された第1の配列を複数有し、
前記第1の単位とは異なる第2の単位が前記第1の方向に複数配置された第2の配列を複数有し、
前記第1の単位と前記第2の単位とは、前記第1の方向と交差する第2の方向において隣り合うように配置され、
吸収すべき第1の周波数の電磁波の電界の振動方向と、前記第1の方向とが一致するように抵抗層を配置してなる、電磁波吸収装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁波吸収装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
所定の周波数の電磁波を選択的に吸収するシート状の電磁波吸収部材が知られている。特許文献1には、電波吸収体パターンを有するシートを複数枚重ねてモアレ干渉縞を発生させる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-81016号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されている技術によれば、吸収する電磁波の周波数帯域を変化させることができる。しかしながら、1枚の電波吸収体パターンを有するシートを固定しながら、別の電磁波吸収パターンを有するシートを回転させる構造が必要となり、電磁波吸収装置の利便性が低いという課題があった。
【0005】
本発明の目的は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、電磁波吸収装置の利便性を向上する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、本発明に係る電磁波吸収部材は以下の態様を有する。
【0007】
[1]
導電体パターンを備える抵抗層を有する電磁波吸収部材と、
前記電磁波吸収部材の配置を変更する配置変更手段と、
を有する電磁波吸収装置であって、
前記導電体パターンは、第1の単位が第1の方向に複数配置された第1の配列を複数有し、
前記導電体パターンは、前記第1の単位とは異なる第2の単位が前記第1の方向に複数配置された第2の配列を複数有し、
前記第1の単位と前記第2の単位とは、前記第1の方向と交差する第2の方向において隣り合うように配置される、
電磁波吸収装置。
【0008】
[2]
前記導電体パターンは、第1の周波数の電磁波が入射された場合に前記電磁波に共振し、
前記抵抗層の表面に対して垂直に入射し、前記第2の方向と電界の振動方向が一致し、前記第1の周波数を有する電磁波を照射した場合における前記電磁波吸収装置の第1の反射係数は-10dB以下である、[1]に記載の電磁波吸収装置。
【0009】
[3]
前記導電体パターンは、前記第1の周波数とは異なる第2の周波数の電磁波が入射された場合に前記第2の周波数の前記電磁波に共振し、
前記第1の周波数と前記第2の周波数とは1GHz以上離れている、[1]に記載の電磁波吸収装置。
【0010】
[4]
前記第1の方向と前記第2の方向とは45度の交差角である、[1]に記載の電磁波吸収装置。
(【0011】以降は省略されています)

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