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公開番号
2025081867
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-28
出願番号
2023194922
出願日
2023-11-16
発明の名称
電波吸収体及びその製造方法
出願人
株式会社コダマ
代理人
個人
,
個人
主分類
H05K
9/00 20060101AFI20250521BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】より高い周波数域の電波を吸収することができる電波吸収体及びその製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】基材と、前記基材の表面の少なくとも一部に溶射によって形成された電波吸収皮膜と、を備え、前記電波吸収皮膜には、チタン酸バリウムその他のペロブスカイト構造を有するセラミックス材料、炭化ケイ素、炭化ホウ素又はカーボンブラックのうち少なくとも1つを含有する誘電損失材料と、カルボニル鉄、アモルファス合金、Fe-Ni系合金、Fe-Co系合金、鉄その他の金属材料若しくはフェライトその他のセラミックス材料のうち少なくとも1つを含有する磁性損失材料との一方又は両方が含まれたことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基材と、
前記基材の表面の少なくとも一部に溶射によって形成された電波吸収皮膜と、を備え、
前記電波吸収皮膜には、チタン酸バリウムその他のペロブスカイト構造を有するセラミックス材料、炭化ケイ素、炭化ホウ素又はカーボンブラックのうち少なくとも1つを含有する誘電損失材料と、カルボニル鉄、アモルファス合金、Fe-Ni系合金、Fe-Co系合金、鉄その他の金属材料若しくはフェライトその他のセラミックス材料のうち少なくとも1つを含有する磁性損失材料との一方又は両方が含まれた
ことを特徴とする電波吸収体。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
チタン酸バリウムその他のペロブスカイト構造を有するセラミックス材料、炭化ケイ素、炭化ホウ素又はカーボンブラックのうち少なくとも1つを含有する誘電損失材料と、カルボニル鉄、アモルファス合金、Fe-Ni系合金、Fe-Co系合金、鉄その他の金属材料若しくはフェライトその他のセラミックス材料のうち少なくとも1つを含有する磁性損失材料との一方又は両方が含まれた溶射材を、基材の表面の少なくとも一部に溶射することによって、電波吸収皮膜を形成する
ことを特徴とする電波吸収体の製造方法。
【請求項3】
前記溶射材には、樹脂が含有された母材と、前記誘電損失材料及び前記磁性損失材料の一方又は両方が含有された添加材と、が含まれた
請求項2に記載の電波吸収体の製造方法。
【請求項4】
前記溶射材は、前記母材と、前記添加材とを造粒や混合することによりなる
請求項2に記載の電波吸収体の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、高い周波数の電波を吸収可能な電波吸収体及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、高い周波数を有する電波を用いた無線高速通信の実用化がされている。電子機器等の対象物に意図せず電波が照射された場合、ノイズの発生や誤作動等の原因になるため、電波は適宜遮断する必要があるが、電波は、その周波数域によって透過特性が異なり、その周波数域に応じて吸収する必要がある。例えば、6~20GHzの周波数域の電波を吸収する電波吸収体及びその製造方法が発明されて公知になっている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
しかし、近年の5Gや6Gと呼ばれる超高速無線通信では、さらに高い帯域の周波数を有する電波が利用されるため、より高い周波数を有する電波を吸収することが求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7286270号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、より高い周波数域の電波を吸収することができる電波吸収体及びその製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明の電波吸収体は、基材と、前記基材の表面の少なくとも一部に溶射によって形成された電波吸収皮膜と、を備え、前記電波吸収皮膜には、チタン酸バリウムその他のペロブスカイト構造を有するセラミックス材料、炭化ケイ素、炭化ホウ素又はカーボンブラックのうち少なくとも1つを含有する誘電損失材料と、カルボニル鉄、アモルファス合金、Fe-Ni系合金、Fe-Co系合金、鉄その他の金属材料若しくはフェライトその他のセラミックス材料のうち少なくとも1つを含有する磁性損失材料との一方又は両方が含まれたことを特徴としている。
【0007】
一方、本発明の電波吸収体の製造方法は、チタン酸バリウムその他のペロブスカイト構造を有するセラミックス材料、炭化ケイ素、炭化ホウ素又はカーボンブラックのうち少なくとも1つを含有する誘電損失材料と、カルボニル鉄、アモルファス合金、Fe-Ni系合金、Fe-Co系合金、鉄その他の金属材料若しくはフェライトその他のセラミックス材料のうち少なくとも1つを含有する磁性損失材料との一方又は両方が含まれた溶射材を、基材の表面の少なくとも一部に溶射することによって、電波吸収皮膜を形成することを特徴としている。
【0008】
前記溶射材には、樹脂が含有された母材と、前記誘電損失材料及び前記磁性損失材料の一方又は両方が含有された添加材と、が含まれたものとしてもよい。
【0009】
前記溶射材は、前記母材と、前記添加材とを造粒や混合することによりなるものとしてもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明の電波吸収体及びその製造方法によれば、より高い周波数域の電波を吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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