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公開番号
2025081865
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-28
出願番号
2023194920
出願日
2023-11-16
発明の名称
紫外光照射器
出願人
ウシオ電機株式会社
代理人
弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類
A61L
2/10 20060101AFI20250521BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】大規模な冷却機構が不要であって、かつ、より効率的に菌等の不活化処理が可能な紫外光照射器を提供する。
【解決手段】電力が供給されることで紫外光を発するUVランプと、UVランプに供給する電力を生成するインバータと、インバータに接続されて、UVランプに供給する電力を制御する制御部と、インバータの温度を監視する温度監視部とを備え、制御部は、温度監視部がインバータの温度が所定の上限基準温度を上回ったことを検知すると、電力を低下させつつ、UVランプへの電力の供給を維持するようにインバータを制御する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
菌又はウイルスを不活化処理するための紫外光を出射する紫外光照射器であって、
電力が供給されることで前記紫外光を発するUVランプと、
前記UVランプに供給する電力を生成するインバータと、
前記インバータに接続されて、前記UVランプに供給する電力を制御する制御部と、
前記インバータの温度を監視する温度監視部とを備え、
前記制御部は、前記温度監視部が前記インバータの温度が所定の上限基準温度を上回ったことを検知すると、電力を低下させつつ、前記UVランプへの電力の供給を維持するように前記インバータを制御することを特徴とする紫外光照射器。
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【請求項2】
前記制御部は、前記温度監視部が前記インバータの温度が前記上限基準温度よりも低く設定された所定の下限基準温度を下回ったことを検知すると、前記UVランプに供給する電力を上昇させる制御を実行することを特徴とする請求項1に記載の紫外光照射器。
【請求項3】
前記制御部は、前記UVランプに第一電力を供給する制御と、前記第一電力よりも電力値が低い第二電力を供給する制御とを実行するように構成されており、
前記温度監視部が前記インバータの温度が前記上限基準温度を上回ったことを検知すると、前記UVランプに前記第二電力を供給するように前記インバータを制御し、
前記温度監視部が前記インバータの温度が前記下限基準温度を下回ったことを検知すると、前記UVランプに前記第一電力を供給するように前記インバータを制御することを特徴とする請求項2に記載の紫外光照射器。
【請求項4】
前記第一電力の電力値は、前記制御部の制御によって前記インバータから前記UVランプに対して供給される最も電力値が高い第三電力の電力値に対して50%以上90%未満であって、
前記第二電力の電力値は、前記第三電力の電力値に対して10%以上50%未満であることを特徴とする請求項3に記載の紫外光照射器。
【請求項5】
前記温度監視部がサーミスタであることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の紫外光照射器。
【請求項6】
前記インバータは、トランスと、スイッチング素子とを備えており、
前記制御部は、前記スイッチング素子のON状態を維持する時間と、OFF状態を維持する時間とを制御することによって、前記UVランプに供給する電力を制御することを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の紫外光照射器。
【請求項7】
前記インバータは、フライバック方式の回路により構成されていることを特徴とする請求項6に記載の紫外光照射器。
【請求項8】
人が手で握るための把手部を備え、独立して持ち運び可能であることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の紫外光照射器。
【請求項9】
物体上に載置するための脚部を備えることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の紫外光照射器。
【請求項10】
物体表面に固定するための固定部を備えることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の紫外光照射器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、紫外光照射器に関し、特に、菌又はウイルスを不活化処理するための紫外光照射器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、紫外光を照射して菌やウイルスを不活化処理する技術が知られており、DNAが波長260nm付近に最も高い吸収特性を示すことから、多くの場合、低圧水銀ランプ等を光源とする波長が254nm付近の紫外光が利用されている。紫外光によって菌やウイルスを不活化処理する方法は、作業者による拭き取り作業や、薬剤等を散布することなく、処理対象空間や処理対象物に紫外光を照射するだけで不活化処理が行うことができるという特徴があり、高い注目を浴びている。
【0003】
例えば、下記特許文献1には、室内空間を浮遊する浮遊菌や、床面、壁面、物体の表面などの様々な場所に付着している付着菌を殺菌処理するための紫外線殺菌装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-130535号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したように、紫外光の照射によって菌やウイルスを不活化処理する技術は、高い注目を浴びており、近年では、より効率的な不活化処理が可能な紫外光照射器が期待されている。
【0006】
ここで、より効率的な不活化処理を実現しようとする場合、紫外光の出力を高めることが考えられる。しかしながら、紫外光の出力を高めようとする場合は、ランプに対してより大きな電力を供給する必要がある。そうすると、紫外光照射器は、動作時におけるランプの温度や、ランプに電力を供給するインバータの温度が高くなりすぎて、ランプやインバータの動作不良や破損が生じる懸念が大きくなる。
【0007】
熱の発生による問題に対処するために、冷却用ファンや水冷管等のような、ランプやインバータを冷却するための機構が、紫外光照射器に搭載される場合が多い。しかしながら、設置、メンテナンスの容易性や、持ち運びのしやすさ等の観点から、紫外光照射器においては、紫外光の高出力化とともに、軽量化や小型化も期待されている。このため紫外光照射装置としては、大規模な冷却機構を搭載することをできれば回避したいという事情も存在する。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑み、大規模な冷却機構が不要であって、かつ、より効率的に菌等の不活化処理が可能な紫外光照射器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の紫外光照射器は、
菌又はウイルスを不活化処理するための紫外光を出射する紫外光照射器であって、
電力が供給されることで前記紫外光を発するUVランプと、
前記UVランプに供給する電力を生成するインバータと、
前記インバータに接続されて、前記UVランプに供給する電力を制御する制御部と、
前記インバータの温度を監視する温度監視部とを備え、
前記制御部は、前記温度監視部が前記インバータの温度が所定の上限基準温度を上回ったことを検知すると、電力を低下させつつ、前記UVランプへの電力の供給を維持するように前記インバータを制御することを特徴とする。
【0010】
冷却用ファンや水冷管等のような冷却機構を搭載することなく、熱の発生による破損や動作の不安定化を対処する方法として、「サーマルシャットダウン」と称される制御方法が知られている。「サーマルシャットダウン」とは、装置の内部温度や、特定部品の表面温度を監視し、これらの温度が所定の閾値を超えた場合に、装置の動作を強制的に停止させて更なる温度上昇を回避しようとする、フェールセーフを目的とした制御である。
(【0011】以降は省略されています)
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