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公開番号
2025081686
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-27
出願番号
2025029596,2020160983
出願日
2025-02-26,2020-09-25
発明の名称
光重合型歯科用表面被覆材組成物
出願人
株式会社松風
代理人
個人
主分類
A61K
6/20 20200101AFI20250520BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】光照射器の種類に関わらず優れた表面硬化性を示すことで適用部位を短時間で滑沢に仕上げることができ、また歯科充填用グラスアイオノマーセメントを含む様々な修復物や歯質に対して優れた接着性を示すことで修復物を摩耗や着色から長期間保護することが可能であり、さらに性状及び特性を長期間維持することが可能な優れた保存安定性を有する光重合型歯科用表面被覆材を提供することを課題とする。
【解決手段】(a)多官能重合性単量体、(b)揮発性単官能重合性単量体、(c)酸性基含有重合性単量体、(d)α-ジケトン化合物、(e)アミン化合物として(e-1)芳香族第三級アミン、及び(e-2)脂肪族第三級アミンを含む光重合型歯科用表面被覆材組成物であって、(e-1)と(e-2)の配合比率が質量で1.0:99.0~70.0:30.0であることを特徴とする光重合型歯科用表面被覆材組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(a)多官能重合性単量体、
(b)揮発性単官能重合性単量体、
(c)酸性基含有重合性単量体、
(d)α-ジケトン化合物、
(e)アミン化合物として
(e-1)芳香族第三級アミン、及び
(e-2)脂肪族第三級アミン
を含む光重合型歯科用表面被覆材組成物であって、
(e-1)と(e-2)の配合比率が質量比で1.0:99.0~70.0:30.0であることを特徴とする光重合型歯科用表面被覆材組成物。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
(a)多官能重合性単量体 20.0~90.0wt%、
(b)揮発性単官能重合性単量体 5.0~70.0wt%、
(c)酸性基含有重合性単量体 0.1~10.0wt%、
(d)α-ジケトン化合物 0.1~10.0wt%、
(e-1)芳香族第三級アミン 0.1~7.0wt%、及び
(e-2)脂肪族第三級アミン 0.1~10.0wt%、
を含む請求項1に記載の光重合型歯科用表面被覆材組成物。
【請求項3】
さらに(f)アシルホスフィンオキサイド化合物を含む請求項1、又は2に記載の光重合型歯科用表面被覆材組成物。
【請求項4】
前記(a)多官能重合性単量体が多官能アクリレート系重合性単量体である請求項1~3の何れか1項に記載の光重合型歯科用表面被覆材組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、修復物表面にレジンコーティング層を形成させるための光重合型歯科用表面被覆材に関する。より詳細には該レジンコーティング層の形成により、修復物表面を滑沢な面に仕上げ、且つ修復物を摩耗や着色から保護することが可能な光重合型歯科用表面被覆材に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
口腔内で使用される修復物には、充填修復材料、インレー、アンレー、クラウン、ブリッジ等の歯冠用補綴装置、人工歯、義歯床、暫間修復材料等がある。これらの修復物にはセラミックス材料、樹脂材料、又は無機フィラーと樹脂材料を組み合わせた有機-無機複合材料等が用いられている。
【0003】
これらの修復物は、口腔内に露出する表面が可能な限り滑沢であることが望まれている。その理由は修復物の表面性状が審美性、舌感、プラーク付着及び対合歯の摩耗等に影響を及ぼすためである。このことから、修復物の表面を研磨する作業が一般的に行われる。
【0004】
修復物の研磨は一般的に砥粒の粗さが異なる複数の研磨材を用いて粗研磨、中研磨、及び仕上げ研磨の順に研磨する手順で行われる。しかしこのように複数のステップで行う研磨作業は非常に煩雑で、修復物表面を滑沢な面にするには時間を要する。
【0005】
一方で、修復物の表面を粗研磨した後、重合性単量体を主成分とする光重合型歯科用表面被覆材を塗布し、光照射することにより、薄いレジンコーティング層を形成させ、短時間で滑沢な面を得る方法が提案されている。
【0006】
例えば特許文献1には、4官能以上のジペンタエリスリトールアクリレート系重合性単量体、揮発性溶剤及び光重合開始剤を主成分とする光重合型歯科用表面被覆材組成物が提案されている。
【0007】
特許文献2には、ペンタエリスリトール又はジペンタエリスリトールの1分子中、3つ以上の水酸基をアクリル酸エステル基にて修飾した多官能アクリレート架橋剤、揮発性(メタ)アクレート化合物、及び光重合開始剤を含む光重合型歯科用表面被覆材組成物において、光重合開始剤としてアシルホスフィンオキサイドを用いることで光重合開始剤に基因するレジンコーティング層の黄色味を低減させる技術が開示されている。
【0008】
特許文献3には、(メタ)アクリレート系重合性単量体に不飽和二重結合を有するアルコキシシランによって表面が修飾された平均粒子径1~100nmの無機微粒子を単分散状態で配合することで耐摩耗性を向上させた光重合型歯科用表面被覆材組成物が提案されている。また本特許文献の中で、(メタ)アクリレート系重合性単量体中に酸性基を有する(メタ)アクリレート系重合性単量体を含ませることで、歯科充填用グラスアイオノマーセメントや歯質に対する接着性が向上することが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開昭63-183904号公報
特開平4-29910号公報
特開2005-154312号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかし、特許文献1及び特許文献2の光重合型歯科用表面被覆材組成物は、レジン系材料に対しては接着性を有しているものの、レジン成分を含まない歯科充填用グラスアイオノマーセメントに対しては接着性を有していないため、そのような修復物に適用した場合は短期間でレジンコーティング層の剥離が生じていた。また、これら組成物は歯質に対しても接着性を有していないため、たとえ接着性を有する修復物に対して適用した場合であっても、レジンコーティング層が修復物と歯質との界面を超えて歯質上にも形成されると、そこが基点となって剥離やチッピングを生じさせていた。
(【0011】以降は省略されています)
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