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公開番号2025081132
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2023194689
出願日2023-11-15
発明の名称送信方法、受信方法、送信装置、受信装置、送信プログラム、および受信プログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人
主分類H04L 67/2869 20220101AFI20250520BHJP(電気通信技術)
要約【課題】既存の通信方式に新たな符号化方式を導入する際に、処理コストの増加を抑える技術を実現する。
【解決手段】送信装置は、通信モデルのアプリケーション層における送信データが記憶される第1領域、および、前記アプリケーション層よりも下位層における送信データが記憶される第2領域を含むメモリと、アプリケーション層において、アプリケーション層における送信データが分割された複数のデータセグメントを第1領域から読み込む読込処理と、アプリケーション層において、複数のデータセグメントを用いて符号化データセグメントを生成しながら、下位層における送信データとして当該符号化データセグメントを第2領域に書き込む符号化送信部と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1つのプロセッサおよびメモリを含む送信装置が実行する送信方法であって、
前記メモリは、通信モデルのアプリケーション層における送信データが記憶される第1領域、および、前記アプリケーション層よりも下位層における送信データが記憶される第2領域を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記アプリケーション層において、前記アプリケーション層における送信データが分割された複数のデータセグメントを前記第1領域から読み込む読込処理と、
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記アプリケーション層において、前記複数のデータセグメントを用いて符号化データセグメントを生成しながら、前記下位層における送信データとして当該符号化データセグメントを前記第2領域に書き込む符号化送信処理と、
を含む、送信方法。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記読込処理において、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第1領域から新たなデータセグメントを読み込むことを繰り返し、
前記符号化送信処理において、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記少なくとも1つのプロセッサに読み込まれたデータセグメントのうち、符号化データセグメントを生成するために既に用いられた少なくとも1つのデータセグメント、および、前記新たなデータセグメントを用いて新たな符号化データセグメントを生成しながら、当該新たな符号化データセグメントを前記第2領域に書き込むことを繰り返す、
請求項1に記載の送信方法。
【請求項3】
前記符号化送信処理において、前記新たな符号化データセグメントの生成を繰り返す回数は、前記少なくとも1つのプロセッサ内のキャッシュメモリがデータセグメントを同時に格納し得る個数までである、
請求項2に記載の送信方法。
【請求項4】
前記第1領域はユーザ空間であり、前記第2領域はカーネル空間である、
請求項1または2に記載の送信方法。
【請求項5】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記読込処理および前記符号化送信処理を、データ転送機能、ウェブサーバ機能、ウェブブラウザ機能、または、HTTP3(Hyper Text Transfer Protocol 3)に基づく機能に係る処理として実行する、
請求項1または2に記載の送信方法。
【請求項6】
少なくとも1つのプロセッサおよびメモリを含む受信装置が、請求項1に記載の送信方法によって送信された前記符号化データセグメントを受信する受信方法であって、
前記メモリは、前記下位層における受信データが記憶される第3領域、および、前記アプリケーション層における受信データが記憶される第4領域を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記アプリケーション層において、前記下位層における受信データとしての前記符号化データセグメントを前記第3領域から読み込む読込処理と、
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記アプリケーション層において、前記符号化データセグメントから復号されたデータセグメントを取得しながら、前記アプリケーション層における受信データとして当該復号されたデータセグメントを前記第4領域に書き込む受信復号処理と、
を含む、受信方法。
【請求項7】
メモリを含む送信装置であって、
前記メモリは、通信モデルのアプリケーション層における送信データが記憶される第1領域、および、前記アプリケーション層よりも下位層における送信データが記憶される第2領域を含み、
前記アプリケーション層において、前記アプリケーション層における送信データが分割された複数のデータセグメントを前記第1領域から読み込む読込手段と、
前記アプリケーション層において、前記複数のデータセグメントを用いて符号化データセグメントを生成しながら、前記下位層における送信データとして当該符号化データセグメントを前記第2領域に書き込む符号化送信手段と、
を備えている、送信装置。
【請求項8】
請求項7に記載の送信装置によって送信された前記符号化データセグメントを受信する受信装置であって、メモリを含み、
前記メモリは、前記下位層における受信データが記憶される第3領域、および、前記アプリケーション層における受信データが記憶される第4領域を含み、
前記アプリケーション層において、前記下位層における受信データとしての前記符号化データセグメントを前記第3領域から読み込む読込手段と、
前記アプリケーション層において、前記符号化データセグメントから復号されたデータセグメントを取得しながら、前記アプリケーション層における受信データとして当該復号されたデータセグメントを前記第4領域に書き込む受信復号手段と、
を備えている、受信装置。
【請求項9】
少なくとも1つのプロセッサに、請求項1に記載の送信方法を実行させるための送信プログラムであって、
前記少なくとも1つのプロセッサに、前記読込処理と、前記符号化送信処理と、を実行させる、送信プログラム。
【請求項10】
少なくとも1つのプロセッサに、請求項6に記載の受信方法を実行させる受信プログラムであって、
前記少なくとも1つのプロセッサに、前記読込処理と、前記受信復号処理と、を実行させる、受信プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、送信方法、受信方法、送信装置、受信装置、送信プログラム、および受信プログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
非特許文献1には、通信プロトコルの処理時間においてデータコピー処理時間が多いことが記載されている。また、このような通信プロトコル処理における負荷軽減のため、送信データの分割およびチェックサム計算等を、ネットワークインタフェース等のハードウェアで処理することが知られている。例えば、特許文献1には、オフロード処理部(ハードウェア)を有する通信装置が記載されている。オフロード処理部は、送信対象の送信データをセグメントデータに分割する分割処理と、分割された各セグメントデータに対してヘッダを生成して付与するヘッダ生成処理とをOS(Operating System)カーネルの代わりに行う。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
D. D. Clark, V. Jacobson, J. Romkey and H. Salwen, "An analysis of TCP processing overhead," IEEE Communications Magazine, vol. 27, no. 6, pp. 23-29, June 1989, doi: 10.1109/35.29545.
【特許文献】
【0004】
特開2023-031710号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、特許文献1に記載された通信装置において、既存の通信方式に新たな符号化方式を導入する場合、処理コストが増加する、という問題がある。これは、既存の通信方式におけるデータコピー処理に加えて、新たな符号化処理においてメモリに対するデータリードライト(データコピー処理)が発生するため、データコピー処理が2倍となり、処理性能がおよそ半減するからである。
【0006】
本開示は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その一例示的目的は、既存の通信方式に新たな符号化方式を導入する際に、処理コストの増加を抑える技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一例示的側面に係る送信方法は、少なくとも1つのプロセッサおよびメモリを含む送信装置が実行する送信方法であって、前記メモリは、通信モデルのアプリケーション層における送信データが記憶される第1領域、および、前記アプリケーション層よりも下位層における送信データが記憶される第2領域を含み、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記アプリケーション層において、前記アプリケーション層における送信データが分割された複数のデータセグメントを前記第1領域から読み込む読込処理と、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記アプリケーション層において、前記複数のデータセグメントを用いて符号化データセグメントを生成しながら、前記下位層における送信データとして当該符号化データセグメントを前記第2領域に書き込む符号化送信処理と、を含む。
【0008】
本開示の一例示的側面に係る受信方法は、少なくとも1つのプロセッサおよびメモリを含む受信装置が、上述の送信方法によって送信された前記符号化データセグメントを受信する受信方法であって、前記メモリは、前記下位層における受信データが記憶される第3領域、および、前記アプリケーション層における受信データが記憶される第4領域を含み、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記アプリケーション層において、前記下位層における受信データとしての前記符号化データセグメントを前記第3領域から読み込む読込処理と、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記アプリケーション層において、前記符号化データセグメントから復号されたデータセグメントを取得しながら、前記アプリケーション層における受信データとして当該復号されたデータセグメントを前記第4領域に書き込む受信復号処理と、を含む。
【0009】
本開示の一例示的側面に係る送信装置は、メモリを含む送信装置であって、前記メモリは、通信モデルのアプリケーション層における送信データが記憶される第1領域、および、前記アプリケーション層よりも下位層における送信データが記憶される第2領域を含み、前記アプリケーション層において、前記アプリケーション層における送信データが分割された複数のデータセグメントを前記第1領域から読み込む読込手段と、前記アプリケーション層において、前記複数のデータセグメントを用いて符号化データセグメントを生成しながら、前記下位層における送信データとして当該符号化データセグメントを前記第2領域に書き込む符号化送信手段と、を備えている。
【0010】
本開示の一例示的側面に係る受信装置は、上述の送信装置によって送信された前記符号化データセグメントを受信する受信装置であって、メモリを含み、前記メモリは、前記下位層における受信データが記憶される第3領域、および、前記アプリケーション層における受信データが記憶される第4領域を含み、前記アプリケーション層において、前記下位層における受信データとしての前記符号化データセグメントを前記第3領域から読み込む読込手段と、前記アプリケーション層において、前記符号化データセグメントから復号されたデータセグメントを取得しながら、前記アプリケーション層における受信データとして当該復号されたデータセグメントを前記第4領域に書き込む受信復号手段と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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