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公開番号2025081090
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2023194619
出願日2023-11-15
発明の名称情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラム
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社,トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類H04L 45/645 20220101AFI20250520BHJP(電気通信技術)
要約【課題】車両のネットワークに新たな車載通信装置を追加することによる不具合等の発生を抑制する情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】車両(情報処理システム)の外部に設置され、車両との間で通信を行うサーバ装置3は、車両内のネットワークに対して接続が検出された車載通信装置に関する情報を取得する情報取得部31aと、取得した情報を基に、車両に搭載された車載中継装置がネットワークにて送受信されるデータの中継先を決定するためのルーティングマップを作成するルーティングマップ作成部31bと、作成したルーティングマップによるネットワークの通信をシミュレーションにより検証する検証処理部31cと、肯定的な検証結果が得られた場合に、ルーティングマップを車載中継装置へ送信するルーティングマップ送信部31dと、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両内のネットワークに対して接続が検出された車載通信装置に関する情報を取得する取得部と、
取得した前記情報を基に、前記車両に搭載された車載中継装置が前記ネットワークにて送受信されるデータの中継先を決定するためのルーティングマップを作成する作成部と、
作成した前記ルーティングマップによる前記ネットワークの通信をシミュレーションにより検証する検証部と、
肯定的な検証結果が得られた場合に、前記ルーティングマップを前記車載中継装置へ送信する送信部と
を備える、情報処理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記検証部は、前記シミュレーションにより、前記車載通信装置が追加された場合の前記ネットワークにおける負荷率又は通信遅延が所定条件を満たすか否かを検証する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記車両内のネットワークに接続され得る車載通信装置に関するルーティングマップの更新用情報を記憶するデータベースを備え、
前記作成部は、前記取得部が取得した情報を基に前記データベースから読み出した前記更新用情報を基に、前記ルーティングマップを作成する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記送信部は、否定的な検証結果が得られた場合に、ルーティングマップを送信すると共に、前記車載中継装置にデータの優先度に応じた中継の間引きを実施させる、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記ネットワークのモデルを生成するモデル生成部と、
前記シミュレーションのシナリオを生成するシナリオ生成部と、
前記シナリオに応じて前記モデルに対するデータの入出力を行うシナリオ実行部と
を備え、
前記検証部は、前記モデルに対して入出力されたデータ、及び、前記モデルの内部状態に基づいて検証を行う、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記車両に搭載された車載通信装置及び通信線の構成情報を記憶する構成データベースを備え、
前記モデル生成部は、前記構成データベースに記憶された構成情報と、前記ネットワークに接続された車載通信装置の構成情報とを基に、前記モデルを生成する、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記車両の動作と各動作において発生するイベントとの対応を記憶する動作データベースを備え、
前記シナリオ生成部は、前記動作データベースに記憶された情報と、前記ネットワークに接続された車載通信装置の構成情報とを基に、時系列で発生するイベントを定義した前記シナリオを生成する、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記シナリオは、前記ネットワークにおいて時系列で発生するイベントが定義されており、
前記シナリオ実行部は、
前記シナリオに定義された時系列のイベントに基づいて前記モデルへ入力するデータを生成し、
生成したデータを前記モデルへ入力し、
前記データの入力に応じて前記モデルが出力するデータ、及び、当該データを出力した際の前記モデルの内部状態を取得し、
取得した前記データ及び前記内部状態を記憶する、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記検証部は、
前記シナリオ実行部が記憶した前記データ及び前記内部状態に基づいて、前記ネットワークの通信に関する負荷率又は通信遅延を算出し、
算出した前記負荷率又は通信遅延が所定の基準を満たすか否かに応じて、シミュレーション結果が肯定的であるか否かを判定する、
請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
情報処理装置が、
車両内のネットワークに対して接続が検出された車載通信装置に関する情報を取得し、
取得した前記情報を基に、前記車両に搭載された車載中継装置が前記ネットワークにて送受信されるデータの中継先を決定するためのルーティングマップを作成し、
作成した前記ルーティングマップによる前記ネットワークの通信をシミュレーションにより検証し、
肯定的な検証結果が得られた場合に、前記ルーティングマップを前記車載中継装置へ送信する、
情報処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両内の通信に係る処理を行う情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1においては、追加した機能に関するサービスIDを車載装置が取得してサーバに送信し、サーバはサービスIDに対応する機能のサービス情報を取得し、取得したサービス情報を含む複数の機能のサービス情報に基づいてルーティングテーブルの変更箇所を決定し、ルーティングテーブルの変更を実行する、情報管理システムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-152758号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば車両に対する機能の追加を目的として、車両の通信に係るネットワークに対して、新たな車載通信装置が追加で接続されることがある。このネットワークにおいて車載通信装置間のデータの送受信を中継する車載中継装置は、新たな車載通信装置に関するデータの中継先を決定するため、ルーティングマップ(ルーティングテーブル)を更新する必要がある。ルーティングマップを更新して車載通信装置が新たな車載通信装置に関するデータの中継を開始した後、車両のネットワークにおいて通信量の増大又は通信遅延等が発生する恐れがある。近年では、追加される機能又は追加される車載通信装置の種類が多岐にわたるため、これらの追加により通信量の増大又は通信遅延等が発生するか否かを事前に検証することが難しい。
【0005】
本開示は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、車両のネットワークに新たな車載通信装置を追加することによる不具合等の発生を抑制することが期待できる情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本態様に係る情報処理装置は、車両内のネットワークに対して接続が検出された車載通信装置に関する情報を取得する取得部と、取得した前記情報を基に、前記車両に搭載された車載中継装置が前記ネットワークにて送受信されるデータの中継先を決定するためのルーティングマップを作成する作成部と、作成した前記ルーティングマップによる前記ネットワークの通信をシミュレーションにより検証する検証部と、肯定的な検証結果が得られた場合に、前記ルーティングマップを前記車載中継装置へ送信する送信部とを備える。
【0007】
本願は、このような特徴的な処理部を備える装置として実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする方法として実現したり、かかるステップをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムとして実現したりすることができる。これらの装置の一部又は全部を実現する半導体集積回路として実現したり、これらの装置を含むその他の装置又はシステムとして実現したりすることができる。
【発明の効果】
【0008】
上記によれば、車両のネットワークに新たな車載通信装置を追加することによる不具合等の発生を抑制することが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施の形態に係る情報処理システムの一構成例を説明するための模式図である。
本実施の形態に係るサーバ装置の一構成例を示すブロック図である。
本実施の形態に係る統合ECUの一構成例を示すブロック図である。
本実施の形態に係る情報処理システムが行う機能拡張処理の手順を説明する為の模式図である。
ルーティングマップの一例を示す模式図である。
本実施の形態に係るサーバ装置が行う処理の手順の一例を示すフローチャートである。
本実施の形態に係る情報処理システムにて行われるシミュレーションの概要を説明するための模式図である。
モデル生成部が生成したネットワークモデルの一例を説明するための模式図である。
ユースケースDBの一構成例を示す模式図である。
シナリオの一例を示す模式図である。
動作ログの一例を示す模式図である。
動作ログの一例を示す模式図である。
本実施の形態に係るサーバ装置が行うシミュレーション検証処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施の形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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