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公開番号2025080486
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-26
出願番号2023193659
出願日2023-11-14
発明の名称エンジン始動システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類F02N 11/10 20060101AFI20250519BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】スタータモータへの過大な負荷を防止できるエンジン始動システムを提供する。
【解決手段】エンジン始動システム10は、ユーザによりクラッチスタートキャンセルが指示された場合、フットブレーキ22がONまたはエンジン回転数が一定以下であれば、クラッチが繋がった状態でのスタータ12の始動を許容する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
ユーザによりクラッチスタートキャンセルが指示された場合、フットブレーキがＯＮまたはエンジン回転数が一定以下であれば、クラッチが繋がった状態でのスタータの始動を許容する、ことを特徴とするエンジン始動システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本明細書は、スタータモータによりエンジンを始動するエンジン始動システムを開示する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
マニュアルトランスミッション車（以下、マニュアル車と言う）には、クラッチスタート機能が設定されている。クラッチスタート機能は、クラッチ接続が解除された状態でのみ、エンジンの始動を許容する機能である。クラッチスタート機能が有効な状態では、クラッチペダルを踏み込まれた状態（すなわちクラッチ接続が解除された状態）でイグニッションスイッチがＯＮされない限り、スタータモータは動作しない。
【０００３】
ところで、一部の車両では、このクラッチスタート機能を解除するクラッチスタートキャンセル（以下「ＣＳＣ」と略す）機能を有する。例えば、特許文献１には、ＣＳＣスイッチを有する車両が開示されている。特許文献1に記載の車両においてＣＳＣスイッチがＯＮされた場合、クラッチが接続された状態でも、イグニッションスイッチがＯＮされれば、スタータモータが作動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２３－１１２８２３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
ここで、特許文献１等で提案されている従来のＣＳＣ機能は、ＣＳＣスイッチがＯＮされれば、任意のタイミングで、クラッチ接続したままのスタータ駆動ができる。しかし、車両の状況によっては、スタータモータへの負荷が大きくなることがある。例えば、坂道において車両がずり下がっている最中に、クラッチ接続したままスタータモータを始動させると、スタータモータへの負荷が大きくなる。
【０００６】
そこで、本明細書では、スタータモータへの過大な負荷を防止できるエンジン始動システムを開示する。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本明細書で開示するエンジン始動システムは、ユーザによりクラッチスタートキャンセルが指示された場合、フットブレーキがＯＮまたはエンジン回転数が一定以下であれば、クラッチが繋がった状態でのスタータの始動を許容する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本明細書で開示するエンジン始動システムによれば、スタータに過大な負荷がかかることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
エンジン始動システムの構成を示すブロック図である。
ＣＳＣ機能の有効化と、エンジン始動の手順を示すフローチャートである。
スタータの内部温度の変化を示すイメージ図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、図面を参照してエンジン始動システム１０の構成について説明する。図１はエンジン始動システム１０の電気的構成を示すブロック図である。エンジン始動システム１０は、動力源としてエンジン１４（図示せず）を搭載したＭＴ車両に設けられる。
（【００１１】以降は省略されています）

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