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公開番号2025080397
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-26
出願番号2023193507
出願日2023-11-14
発明の名称テープ印刷装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 17/32 20060101AFI20250519BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ロック部と係合凹部とが係合した状態のまま、リボンカートリッジがカートリッジ装着部に装着されることを抑制することことができるテープ印刷装置を提供する。
【解決手段】リボンカートリッジが装着されるカートリッジ装着部と、リボンカートリッジがカートリッジ装着部に装着されるときに、巻取りコア107と係合し、巻取りコア107にインクリボンが巻き取られるように、巻取りコア107と一体に回転する巻取り回転部23と、を備え、巻取り回転部23は、リボンカートリッジがカートリッジ装着部に装着されるときに、巻取り側係合凹部127と係合する第1凸部39を有する。
【選択図】図8


特許請求の範囲【請求項1】
インクリボンを巻き取る巻取りコアと、前記巻取りコアを収容したカートリッジケースと、を備え、前記巻取りコアには、前記巻取りコアの軸方向の一方の端部に位置して、コア端部と、前記コア端部に対して前記巻取りコアの軸方向の他方に凹んだ係合凹部と、が設けられ、前記カートリッジケースには、前記係合凹部と係合することで前記巻取りコアの回転を阻害するロック部が設けられたリボンカートリッジが装着されるカートリッジ装着部と、
前記リボンカートリッジが前記カートリッジ装着部に装着されるときに、前記巻取りコアと係合し、前記巻取りコアに前記インクリボンが巻き取られるように、前記巻取りコアと一体に回転する巻取り回転部と、を備え、
前記巻取り回転部は、前記リボンカートリッジが前記カートリッジ装着部に装着されるときに、前記係合凹部と係合する第1凸部を有することを特徴とするテープ印刷装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記巻取りコアの内周面には、コア凸部が設けられ、
前記巻取り回転部は、前記リボンカートリッジが前記カートリッジ装着部に装着されるときに、前記巻取りコアに挿入される軸部、を有し、
前記軸部の外周面には、第2凸部が設けられ、
前記リボンカートリッジが前記カートリッジ装着部に装着されるときに、前記巻取り回転部の軸方向から見て、前記係合凹部が前記第1凸部に対して前記巻取り回転部の周方向に位置ずれした状態では、前記コア凸部が前記第2凸部と重複することを特徴とする請求項1に記載のテープ印刷装置。
【請求項3】
前記第1凸部には、前記巻取り回転部の回転方向の角部を面取りするように形成され、前記巻取り回転部の軸方向に対して傾斜した巻取り第1斜面と、前記巻取り回転部の回転方向とは逆方向の角部を面取りするように形成され、前記巻取り回転部の軸方向に対して傾斜した逆第1斜面と、の少なくとも一方が設けられ、
前記巻取り第1斜面は、前記リボンカートリッジが前記カートリッジ装着部に装着されるときに、前記巻取り第1斜面に当たった前記コア端部を、前記第1凸部に対して、前記巻取り回転部の回転方向に案内し、
前記逆第1斜面は、前記リボンカートリッジが前記カートリッジ装着部に装着されるときに、前記逆第1斜面に当たった前記コア端部を、前記第1凸部に対して、前記巻取り回転部の回転方向とは逆方向に案内することを特徴とする請求項1に記載のテープ印刷装置。
【請求項4】
前記第1凸部には、前記巻取り回転部の径方向の外側の角部を面取りするように形成され、前記巻取り回転部の軸方向に対して傾斜した第2斜面が設けられ、
前記第2斜面は、前記リボンカートリッジが前記カートリッジ装着部に装着されるときに、前記第2斜面に当たった前記ロック部を、前記第1凸部に対して、前記巻取り回転部の径方向の外側に案内することを特徴とする請求項1に記載のテープ印刷装置。
【請求項5】
前記巻取りコアの一方の端面には、複数の前記コア端部と、複数の前記係合凹部とが、交互に設けられ、
前記巻取り回転部は、複数の前記係合凹部に対応して、複数の前記第1凸部を有することを特徴とする請求項1に記載のテープ印刷装置。
【請求項6】
複数の前記第1凸部は、前記巻取り回転部の軸方向から見て、前記巻取り回転部の軸線を中心とした放射状に設けられていることを特徴とする請求項5に記載のテープ印刷装置。
【請求項7】
複数の前記第1凸部は、前記巻取り回転部の周方向において、等間隔に設けられていることを特徴とする請求項5に記載のテープ印刷装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、テープ印刷装置に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1が開示するように、テープカートリッジが装着されるカートリッジ装着部を備えたテープライターが知られている。カートリッジ装着部には、当接突起が設けられている。当接突起は、テープカートリッジがカートリッジ装着部に装着されるときに、カートリッジケースに設けられた係合片と係合する。これにより、係合片とリボン巻取コアの係合部との係合が解除され、リボン巻取コアが回転可能な状態となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平06-122264号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のテープ印刷装置では、当接突起のサイズや位置が設計値から外れるなどの要因により、テープカートリッジがカートリッジ装着部に装着されるときに、係合片と係合部との係合が解除されないおそれがある。この状態で、印刷が実行されると、係合部と係合した係合片によりリボン巻取コアの回転が阻害されるため、テープ印刷装置がインクリボンをリボン巻取コアに巻き取ることができず、インクリボンがテープと共にテープ印刷装置外へ排出されたり、インクリボンがカッターにより切断されたりするおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のテープ印刷装置は、インクリボンを巻き取る巻取りコアと、巻取りコアを収容したカートリッジケースと、を備え、巻取りコアには、巻取りコアの軸方向の一方の端部に位置して、コア端部と、コア端部に対して巻取りコアの軸方向の他方に凹んだ係合凹部と、が設けられ、カートリッジケースには、係合凹部と係合することで巻取りコアの回転を阻害するロック部が設けられたリボンカートリッジが装着されるカートリッジ装着部と、リボンカートリッジがカートリッジ装着部に装着されるときに、巻取りコアと係合し、巻取りコアにインクリボンが巻き取られるように、巻取りコアと一体に回転する巻取り回転部と、を備え、巻取り回転部は、リボンカートリッジがカートリッジ装着部に装着されるときに、係合凹部と係合する第1凸部を有する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
リボンカートリッジを+Z方向から見た図である。
リボンカートリッジの繰出しコアおよび巻取りコア周りを-Z方向から見た図である。
巻取りコアの斜視図である。
図3とは別の角度から見た巻取りコアの斜視図である。
テープ印刷装置のカートリッジ装着部周りの斜視図である。
テープ印刷装置のカートリッジ装着部周りを+Z方向から見た図である。
リボンカートリッジが装着されたカートリッジ装着部の繰出し側解除突起周りの断面図である。
リボンカートリッジが装着されたカートリッジ装着部の巻取り軸周りの断面図である。
巻取り回転部の斜視図である。
巻取りコア回転部を+Z方向から見た図である。
巻取りコア回転部をZ方向に垂直な方向から見た図である。
リボンカートリッジが装着されたカートリッジ装着部の巻取り軸周りを+Z方向から見た図である。
巻取り側係合凹部が第1凸部と重複した重複状態を説明するための図である。
巻取り側係合凹部が第1凸部に対して回転部周方向に位置ずれした位置ずれ状態を説明するための図である。
変形例に係る巻取り回転部の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、添付の図面を参照して、テープ印刷装置の一実施形態であるテープ印刷装置1について説明する。なお、以下では、各図に示したXYZ直交座標系による方向を用いて説明するが、これらの方向は説明の便宜上のものにすぎず、以下の実施形態を何ら限定するものではない。また、各構成要素の個数は、例示にすぎず、以下の実施形態を何ら限定するものではない。
【0008】
[リボンカートリッジ]
図1ないし図4に基づいて、テープ印刷装置1(図5参照)に装着されるリボンカートリッジ101について説明する。リボンカートリッジ101は、テープロール103と、リボンロール105と、巻取りコア107と、プラテンローラー109と、これらを収容したカートリッジケース111とを備えている。
【0009】
テープロール103は、テープコア113と、印刷媒体となるテープ115とを備えている。テープ115は、テープコア113に巻回されている。なお、リボンカートリッジ101は、テープ115を備えているため、テープカートリッジとも称される。プラテンローラー109は、テープ印刷装置1に備えられたサーマルヘッド13(図6参照)との間でテープ115およびインクリボン119を挟持し、挟持したテープ115およびインクリボン119を送る。
【0010】
リボンロール105は、繰出しコア117と、インクリボン119とを備えている。インクリボン119は、繰出しコア117に巻回されている。繰出しコア117から繰り出されたインクリボン119は、巻取りコア107に巻き取られる。
(【0011】以降は省略されています)

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