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公開番号
2025082009
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-28
出願番号
2023195183
出願日
2023-11-16
発明の名称
色予測モデルを作成する方法、色予測モデル作成装置、印刷システム、および、コンピュータープログラム
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
弁理士法人明成国際特許事務所
主分類
H04N
1/60 20060101AFI20250521BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】短い作業時間で色予測モデルを作成する方法を提供する。
【解決手段】色予測モデルを作成する方法は、(a)同時に使用可能なインクの数の上限値である上限インク数を取得する工程と、(b)第1インク量セットと、第1インク量セットを用いて印刷される印刷物の分光反射率の実測値と、を含む学習データに含まれる第1インク量セットとは異なる第2インク量セットであって、使用されるインクの数が上限インク数以下である第2インク量セットと、第2インク量セットを用いて印刷される印刷物の分光反射率の予測値と、を含む仮想学習データを、色予測モデルよりも簡易に学習可能な簡易色予測モデルを用いて生成する工程と、(c)学習データ及び仮想学習データを用いて、使用されるインクの数が上限インク数以下である第3インク量セットを用いて印刷される印刷物の分光反射率を予測する色予測モデルの学習を実行する工程と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
インクセットを構成する複数種類のインクのインク量セットから分光反射率を予測する色予測モデルを作成する方法であって、
(a)同時に使用可能な前記インクの数の上限値である上限インク数を取得する工程と、
(b)第1インク量セットと、前記第1インク量セットを用いて印刷される印刷物の前記分光反射率の実測値と、を含む学習データに含まれる前記第1インク量セットとは異なる第2インク量セットであって、使用される前記インクの数が前記上限インク数以下である前記第2インク量セットと、前記第2インク量セットを用いて印刷される印刷物の前記分光反射率の予測値と、を含む仮想学習データを、前記色予測モデルよりも簡易に学習可能な簡易色予測モデルを用いて生成する工程と、
(c)前記学習データ及び前記仮想学習データを用いて、使用される前記インクの数が前記上限インク数以下である第3インク量セットを用いて印刷される印刷物の前記分光反射率を予測する前記色予測モデルの学習を実行する工程と、
を備える、方法。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、
前記簡易色予測モデルは、前記インク量セットと、前記インク量セットを用いて印刷された印刷物の前記分光反射率の実測値と、を用いて学習されている、方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法であって、
前記工程(a)は、ユーザーが入力した前記上限インク数を取得する工程を含む、方法。
【請求項4】
請求項1に記載の方法であって、
前記工程(a)は、前記第1インク量セットを用いて前記印刷物が印刷された場合に使用された前記インクの数を用いて、前記上限インク数を算出する工程を含む、方法。
【請求項5】
請求項1に記載の方法であって、
前記色予測モデルは、前記色予測モデルの学習に用いられたインク組み合わせ情報を有し、
前記インク組み合わせ情報は、前記インク量セットを用いて前記印刷物が印刷される場合に使用される前記インクの組み合わせに関する情報である、方法。
【請求項6】
請求項5に記載の方法であって、
(d)前記工程(c)で学習された前記色予測モデルを用いて前記分光反射率を予測する前記第3インク量セットの入力を受け付ける受付画面を生成する工程をさらに備える、方法。
【請求項7】
請求項6に記載の方法であって、
前記工程(d)は、前記学習データと前記仮想学習データのいずれにも含まれない前記インク組み合わせ情報を有する前記インク量セットを、ユーザーが前記第3インク量セットとして入力できない前記受付画面を生成する工程を含む、方法。
【請求項8】
請求項6に記載の方法であって、
前記工程(d)は、前記上限インク数を超える数の前記インクを有する前記インク量セットを、ユーザーが前記第3インク量セットとして入力できない前記受付画面を生成する工程を含む、方法。
【請求項9】
請求項6に記載の方法であって、
(e)前記受付画面において、前記学習データに含まれず前記仮想学習データに含まれる前記インク組み合わせ情報を有する前記第3インク量セットの入力を受け付けた場合に、前記受付画面にメッセージを表示する工程をさらに備える、方法。
【請求項10】
インクセットを構成する複数種類のインクのインク量セットから分光反射率を予測する色予測モデルを作成する色予測モデル作成装置であって、
同時に使用可能な前記インクの数の上限値である上限インク数を取得する取得部と、
第1インク量セットと、前記第1インク量セットを用いて印刷される印刷物の前記分光反射率の実測値と、を含む学習データに含まれる前記第1インク量セットとは異なる第2インク量セットであって、使用される前記インクの数が前記上限インク数以下である前記第2インク量セットと、前記第2インク量セットを用いて印刷される印刷物の前記分光反射率の予測値と、を含む仮想学習データを、前記色予測モデルよりも簡易に学習可能な簡易色予測モデルを用いて生成する仮想学習データ生成部と、
前記学習データ及び前記仮想学習データを用いて、使用される前記インクの数が前記上限インク数以下である第3インク量セットを用いて印刷される印刷物の前記分光反射率を予測する前記色予測モデルの学習を実行する学習部と、を備える、
色予測モデル作成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、色予測モデルを作成する方法、色予測モデル作成装置、印刷システム、および、コンピュータープログラムに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
印刷装置では、第1の表色系により表現された入力画像データの色彩値を、インクの種類に対応した第2の表色系の色彩値に変換する色変換処理が行われる。色変換処理では、第1の表色系の色彩値と第2の表色系の色彩値とを対応づけるための複数の色変換テーブルが参照される。このような色変換テーブルを作成する際には、任意のインク量セットから、そのインク量セットで印刷された印刷物の測色値を予測する色予測モデルが使用される。例えば、特許文献1には、インク量セットに相当するCMYK色信号と、CMYK色信号に対応して出力されたカラーパッチの測色値との関係を、ニューラルネットワークを用いて学習させることで、色予測モデルを作成する技術が開示されている。特許文献1では、黒色に近い低明度色域におけるサンプルポイント数を増やすことにより、低明度色域のカラーパッチの数を増加させ、色予測モデルの予測精度を向上させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-249182号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年では、長い作業時間をかけて最高精度の色予測モデルを作成することが常に望まれているとは言い難く、予測精度が多少劣ったとしても短い作業時間で色予測モデルを作成することが望まれる場合がある。また、色予測モデルの活用が広がることで、用途に応じて予測精度と作業時間のバランスを取れることが求められるようになった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第1の形態によれば、インクセットを構成する複数種類のインクのインク量セットから分光反射率を予測する色予測モデルを作成する方法が提供される。この方法は、(a)同時に使用可能な前記インクの数の上限値である上限インク数を取得する工程と、(b)第1インク量セットと、前記第1インク量セットを用いて印刷される印刷物の前記分光反射率の実測値と、を含む学習データに含まれる前記第1インク量セットとは異なる第2インク量セットであって、使用される前記インクの数が前記上限インク数以下である前記第2インク量セットと、前記第2インク量セットを用いて印刷される印刷物の前記分光反射率の予測値と、を含む仮想学習データを、前記色予測モデルよりも簡易に学習可能な簡易色予測モデルを用いて生成する工程と、(c)前記学習データ及び前記仮想学習データを用いて、使用される前記インクの数が前記上限インク数以下である第3インク量セットを用いて印刷される印刷物の前記分光反射率を予測する前記色予測モデルの学習を実行する工程と、を備える。
【0006】
本開示の第2の形態によれば、インクセットを構成する複数種類のインクのインク量セットから分光反射率を予測する色予測モデルを作成する色予測モデル作成装置が提供される。この色予測モデル作成装置は、同時に使用可能な前記インクの数の上限値である上限インク数を取得する取得部と、第1インク量セットと、前記第1インク量セットを用いて印刷される印刷物の前記分光反射率の実測値と、を含む学習データに含まれる前記第1インク量セットとは異なる第2インク量セットであって、使用される前記インクの数が前記上限インク数以下である前記第2インク量セットと、前記第2インク量セットを用いて印刷される印刷物の前記分光反射率の予測値と、を含む仮想学習データを、前記色予測モデルよりも簡易に学習可能な簡易色予測モデルを用いて生成する仮想学習データ生成部と、前記学習データ及び前記仮想学習データを用いて、使用される前記インクの数が前記上限インク数以下である第3インク量セットを用いて印刷される印刷物の前記分光反射率を予測する前記色予測モデルの学習を実行する学習部と、を備える。
【0007】
本開示の第3の形態によれば、印刷システムが提供される。この印刷システムは、インクセットを構成する複数種類のインクのインク量セットから分光反射率を予測する色予測モデルを作成する色予測モデル作成装置と、印刷装置と、を備え、前記色予測モデル作成装置は、同時に使用可能な前記インクの数の上限値である上限インク数を取得する取得部と、第1インク量セットと、前記第1インク量セットを用いて前記印刷装置によって印刷される印刷物の前記分光反射率の実測値と、を含む学習データに含まれる前記第1インク量セットとは異なる第2インク量セットであって、使用される前記インクの数が前記上限インク数以下である前記第2インク量セットと、前記第2インク量セットを用いて前記印刷装置によって印刷される印刷物の前記分光反射率の予測値と、を含む仮想学習データを、前記色予測モデルよりも簡易に学習可能な簡易色予測モデルを用いて生成する仮想学習データ生成部と、前記学習データ及び前記仮想学習データを用いて、使用される前記インクの数が前記上限インク数以下である第3インク量セットを用いて前記印刷装置によって印刷される印刷物の前記分光反射率を予測する前記色予測モデルの学習を実行する学習部と、を備える。
【0008】
本開示の第4の形態によれば、インクセットを構成する複数種類のインクのインク量セットから分光反射率を予測する色予測モデルを作成するためのコンピュータープログラムが提供される。このコンピュータープログラムは、(a)同時に使用可能な前記インクの数の上限値である上限インク数を取得する処理と、(b)第1インク量セットと、前記第1インク量セットを用いて印刷される印刷物の前記分光反射率の実測値と、を含む学習データに含まれる前記第1インク量セットとは異なる第2インク量セットであって、使用される前記インクの数が前記上限インク数以下である前記第2インク量セットと、前記第2インク量セットを用いて印刷される印刷物の前記分光反射率の予測値と、を含む仮想学習データを、前記色予測モデルよりも簡易に学習可能な簡易色予測モデルを用いて生成する処理と、(c)前記学習データ及び前記仮想学習データを用いて、使用される前記インクの数が前記上限インク数以下である第3インク量セットを用いて印刷される印刷物の前記分光反射率を予測する前記色予測モデルの学習を実行する処理と、をコンピューターに実行させる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の印刷システムの概略構成を示すブロック図。
色予測モデル作成処理の工程図。
学習データ生成処理の工程図。
インク組み合わせ情報とインク組み合わせ数の例を示す説明図。
色予測モデル学習処理の工程図。
学習設定画面を示す図。
色彩値予測処理の工程図。
受付画面を示す図。
メッセージが表示された受付画面を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
A.第1実施形態:
図1は、本実施形態の印刷システム500の概略構成を示すブロック図である。印刷システム500は、色予測モデル作成装置100と、印刷装置200と、測色装置300と、表示装置400と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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