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公開番号
2025080044
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-23
出願番号
2023193018
出願日
2023-11-13
発明の名称
位相差光学素子及び位相差光学素子の製造方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
5/30 20060101AFI20250516BHJP(光学)
要約
【課題】複屈折の変動を抑制することができる位相差光学素子及び位相差光学素子の製造方法を提供する。
【解決手段】位相差光学素子は、光軸方向に見た平面視において、第1の径と、第1の径よりも長い第2の径とを有する曲面部を有する基板と、進相軸と遅相軸とを有し、曲面部の曲面に貼り付けられた位相差フィルムとを有し、平面視において、進相軸と第1の径とのなす角は45°より小さい。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
光軸方向に見た平面視において、第1の径と、前記第1の径よりも長い第2の径とを有する曲面部を有する基板と、
進相軸と遅相軸とを有し、前記曲面部の曲面に貼り付けられた位相差フィルムとを有し、
前記平面視において、前記進相軸と前記第1の径とのなす角は45°より小さい
ことを特徴とする位相差光学素子。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記位相差フィルムは、延伸されて前記曲面に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の位相差光学素子。
【請求項3】
前記平面視において、前記曲面部は、円弧と、前記円弧の隣接する端を結ぶ直線とで囲まれた形状を有し、
前記第1の径は、前記平面視における前記円弧の円の中心点を通る径のうちの最も短い径である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の位相差光学素子。
【請求項4】
前記平面視において、前記曲面部は、複数の円弧と、前記円弧の隣接する端を結ぶ線とで囲まれた形状を有し、
前記第1の径は、前記平面視における前記曲面部の形状の重心を通る径のうちの最も短い径である
ことを特徴とする請求項13に記載の位相差光学素子。
【請求項5】
前記曲面の半開角をθとしたとき、θは0°<θ≦30°を満たす
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の位相差光学素子。
【請求項6】
前記第1の径と前記進相軸のなす角をφ、前記第1の径の長さをL1、前記第2の径の長さをL2としたとき、10°≦θ≦30°に対して、L1及びL2は次式2を満たす
ことを特徴とする請求項5に記載の位相差光学素子。
0.2≦(L1/cosφ)/L2≦-0.023×θ+1.2 (式2)
【請求項7】
前記平面視において、前記進相軸と前記第1の径とのなす角は30°以内である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の位相差光学素子。
【請求項8】
前記平面視において、前記進相軸と前記第1の径は略平行である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の位相差光学素子。
【請求項9】
前記基板は、前記曲面部の周縁に設けられた周縁部を有する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の位相差光学素子。
【請求項10】
前記位相差フィルムは、前記曲面に粘着層を介して貼り付けられている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の位相差光学素子。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、位相差光学素子及び位相差光学素子の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、仮想現実(VR)、拡張現実(AR)、複合現実(MR)等の種々の分野では、ヘッドマウントディスプレイが用いられている。ヘッドマウントディスプレイは、ディスプレイに表示された画像をユーザーの眼の位置に結像させるための光学系を有している。ヘッドマウントディスプレイでは、円偏光とハーフミラーとを利用して光路を折りたたむことで、小型軽量でかつ高画質な光学系が実現されている。また、ヘッドマウントディスプレイには、ユーザー装着時の鼻よけの必要性や、駆動装置を光学素子が避ける必要性がある。このため、ヘッドマウントディスプレイに用いられる光学素子の形状は、デジタルカメラに用いられる光学素子のような軸対称の円形ではなく、少なくとも1辺を切り取った長径と短径とを有する形状のような非軸対称の形状となることが多い。さらに、曲面を有する基板に例えば、偏光フィルム、偏光ビームスプリッター(PBS)フィルム、位相差フィルムなど等の光学特性を有するフィルムを貼り合せた素子を作製することで、ヘッドマウントディスプレイの小型軽量化が可能なことが知られている。
【0003】
特許文献1には、位相差フィルム等が接着剤等を介して積層固着された光学素子が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-220853号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示された光学素子のように曲面を有する基板に位相差フィルムが貼り付けられた位相差光学素子では、位相差光学素子の周辺部において、位相差、いわゆる複屈折が変動する。特に、1軸延伸で製造された位相差フィルムにおいては、位相差フィルムの進相軸の方向と遅相軸の方向とでフィルム伸び率が異なるため、進相軸に平行な方向にフィルムがより伸びる。そのため、位相差フィルムの進相軸方向の複屈折の変動がより大きくなるという課題があった。
【0006】
本発明は、複屈折の変動を抑制することができる位相差光学素子及び位相差光学素子の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一観点によれば、光軸方向に見た平面視において、第1の径と、前記第1の径よりも長い第2の径とを有する曲面部を有する基板と、進相軸と遅相軸とを有し、前記曲面部の曲面に貼り付けられた位相差フィルムとを有し、前記平面視において、前記進相軸と前記第1の径とのなす角は45°より小さい位相差光学素子が提供される。
【0008】
本発明の他の観点によれば、光軸方向に見た平面視において、第1の径と、前記第1の径よりも長い第2の径とを有する曲面部を有する基板を配置し、進相軸と遅相軸とを有する位相差フィルムを、前記平面視において前記進相軸と前記第1の径とのなす角が45°より小さくなるように配置して、前記位相差フィルムを前記曲面部の曲面に貼り付ける位相差光学素子の製造方法が提供される。
【0009】
本発明の他の観点によれば、曲面部を有する基板を配置し、進相軸と遅相軸とを有する位相差フィルムを前記曲面部の曲面に貼り付け、光軸方向の平面視において前記進相軸とのなす角が45°より小さくなる方向において前記基板の少なくとも一方の前記曲面部を含む端部を切り離す位相差光学素子の製造方法が提供される。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、位相差光学素子における複屈折の変動を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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