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公開番号
2025079694
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-22
出願番号
2023192536
出願日
2023-11-10
発明の名称
微酸性次亜塩素酸水製造装置及び微酸性次亜塩素酸水製造方法
出願人
株式会社ナイスシーズ
,
株式会社エイエスイー
代理人
個人
主分類
C01B
11/04 20060101AFI20250515BHJP(無機化学)
要約
【課題】安定した水質を保ち、イニシャル費も低減できる微酸性次亜塩素酸水製造装置及び微酸性次亜塩素酸水製造方法を提供する。
【解決手段】微酸性次亜塩素酸水製造装置は、流量計の信号に基づき運転停止を行う。また微酸性次亜塩素酸水製造装置は、流量計の信号に基づき希塩酸の送液量及び電解電流の少なくともいずれかを調整する。また微酸性次亜塩素酸水製造装置は希塩酸を電気分解して塩素ガスを発生させ生成する電解槽と、上水と塩素ガスを混合する混合槽と、上水の供給流量を計測する流量計と、流量計の信号に基づき電解槽に供給する希塩酸原水の送液量及び電解槽への電解電量の少なくともいずれかを調節するための制御回路部を有する。また微酸性次亜塩素酸水製造方法は、上水の流量を計測し、上水の流量に基づき希塩酸の電気分解により発生する塩素ガスの発生量を調節し、塩素ガスと上水を混合することにより微酸性次亜塩素酸水を製造する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
流量計の信号に基づき運転停止を行う微酸性次亜塩素酸水製造装置。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
流量計の信号に基づき希塩酸の送液量及び電解電流の少なくともいずれかを調整する微酸性次亜塩素酸水製造装置。
【請求項3】
混合槽と電解槽の間に逆止弁を備える請求項1又は2に記載の微酸性次亜塩素酸水製造装置。
【請求項4】
希塩酸を電気分解して塩素ガスを発生させ生成する電解槽と、
上水と前記塩素ガスを混合する混合槽と、
前記上水の供給流量を計測する流量計と、
前記流量計の信号に基づき前記電解槽に供給する希塩酸原水の送液量、及び、前記電解槽への電解電量の少なくともいずれかを調節するための制御回路部と、を有する微酸性次亜塩素酸水製造装置。
【請求項5】
前記上水の供給を受け前記混合槽に前記上水を供給するための第一配管と、
前記混合槽に接続され、外部に微酸性次亜塩素酸水を供給するための第二配管と、
前記電解槽と前記混合槽を接続し、前記塩素ガスを前記混合槽に供給するための第三配管と、を備え、
前記流量計は、前記第一配管に設けられる請求項4記載の微酸性次亜塩素酸水製造装置。
【請求項6】
前記第三配管に設けられる逆止弁を備える請求項5記載の微酸性次亜塩素酸水製造装置。
【請求項7】
前記第一配管において前記流量計の前段に設けられる減圧弁を備える請求項4記載の微酸性次亜塩素酸水製造装置。
【請求項8】
前記第一配管において、流量調整部材を備える請求項4記載の微酸性次亜塩素酸水製造装置。
【請求項9】
上水の流量を計測し、
前記上水の流量に基づき希塩酸の電気分解により発生する塩素ガスの発生量を調節し、
前記塩素ガスと前記上水を混合することにより微酸性次亜塩素酸水を製造する微酸性次亜塩素酸水製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、微酸性次亜塩素酸水製造装置及び微酸性次亜塩素酸水製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
インフルエンザや新型コロナウイルス等の感染症の拡大を防止するためには不特定の者が触れた物に対する除菌が重要であり、そのためにアルコールが広く用いられてきている。しかしながら、アルコールは人の肌に触れた場合、肌荒れの原因となる可能性があり、また、刺激が強く、引火性もあるため空気中に拡散させることが難しいといった課題がある。
【0003】
一方で、アルコールとは別に、次亜塩素酸水も除菌に用いることができる。その中でも特にpH5.0~6.5の微酸性次亜塩素酸水は肌荒れのおそれが少なく、また、低刺激で引火性もないため噴霧器や加湿器によって空気中に拡散させても害が少ないといった利点がある。なお、上記次亜塩素酸水による消毒・除菌については、例えば下記非特許文献1に記載のように、厚生労働省のホームページにおいて開示がある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、通常の家屋等はもちろん、保育園、介護施設、飲食店、食品工場、その他の事業所等の施設においては水道設備が設けられている。具体的には、屋外の上水道に屋内配管を接続し、これを上水を用いる箇所に応じて分岐させ、それぞれにユースポイント(蛇口等)を設けることで上水を供給しているが、上記上水を微酸性次亜塩素酸水とすることは、上記のように感染症拡大防止等の観点から非常に有用である。
【0006】
例えば、上記の建物内の配管の経路上に微酸性次亜塩素酸水製造装置を設けることで、各ユースポイントから供給される水を微酸性次亜塩素酸水にすることが可能となる。
【0007】
なお、次亜塩素酸水は、一般に希塩酸を電気分解し、発生する塩素ガスを水と混合させることで製造することが可能であるが、その製造量において課題がある。具体的には、ユースポイントによる水の使用量は常時一定ではなく、時刻によって大幅にその使用量が異なり、これを考慮しない限り、濃度が薄い、又は、必要以上の濃い次亜塩素酸水を製造してしまうこととなり、その品質の安定性において課題がある。
【0008】
また、複数のユースポイントが存在する場合、現状では、そのユースポイントごとに微酸性次亜塩素酸水製造装置を配置しなければならず、購入に係るイニシャル費が高くなってしまうといった課題がある。
【0009】
そこで、本発明は、上記課題に鑑み、安定した水質を保ち、イニシャル費も低減できる微酸性次亜塩素酸水製造装置及び微酸性次亜塩素酸水製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決する本発明の一観点に係る微酸性次亜塩素酸水製造装置は、流量計の信号に基づき運転停止を行うものである。
(【0011】以降は省略されています)
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