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公開番号2025079640
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-22
出願番号2023192447
出願日2023-11-10
発明の名称ブロック舗装用強化板、ブロック舗装方法及びブロック舗装構造
出願人株式会社津田ペイブトンテクニック
代理人個人,個人
主分類E01C 5/06 20060101AFI20250515BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】雨水を地中に透過させることができ、かつ、表面に泥汚れが生じることを防止でき、更に透水の持続性を高めるとともにメンテナンスが容易で、泥による舗装用ブロック横滑りや強化板の機能低下を防止できるブロック舗装用強化板、ブロック舗装方法及びブロック舗装構造を提供すること。
【解決手段】ブロック舗装用強化板は、舗装用ブロックを上面に載置可能なベース板と、ベース板の上面に立設状態で設けられた目地板と、ベース板の底面に設けられ、少なくとも前記ベース板の中心部付近に泥水が入り込むことを防止する泥防止板とで構成されていること。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
舗装用ブロックを上面に載置可能なベース板と、前記ベース板の上面に立設状態で設けられた目地板と、前記ベース板の底面に下方に突出するように設けられ、少なくとも前記ベース板の中心部付近に泥水が入り込むことを防止する泥防止板とで構成されるブロック舗装用強化板。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記泥防止板は、前記ベース板の底面全体を囲むように設けられていることを特徴とする請求項1に記載のブロック舗装用強化板。
【請求項3】
前記泥防止板は、前記ベース板の中心部付近を囲むように設けられていることを特徴とする請求項1に記載のブロック舗装用強化板。
【請求項4】
前記泥防止板は、2.5mm以上20mm以下の高さに形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のブロック舗装用強化板。
【請求項5】
フィルター層の上部に路盤層を形成する路盤層形成工程と、次に前記路盤層の上部にサンドクッション層を形成するサンドクッション層形成工程と、前記サンドクッション層の上部に複数個のブロック舗装用強化板を配置するとともに、前記ブロック舗装用強化板の上面に複数個の舗装用ブロックを、それぞれ目地部を隔てて敷設するブロック敷設工程とで構成され、
前記ブロック舗装用強化板は、前記舗装用ブロックを上面に載置可能なベース板と、前記ベース板の上面に立設状態で設けられた目地板と、前記ベース板の底面に下方に突出するように設けられ、少なくとも前記ベース板の中心部付近に泥水が入り込むことを防止する泥防止板とで構成され、
前記舗装用ブロックは、その上面を含む上面付近に非透水層が形成され、前記非透水層を除く部位に雨水が通過可能な透水層が形成されているブロック舗装方法。
【請求項6】
前記泥防止板は、前記ベース板の底面全体を囲むように設けられていることを特徴とする請求項5に記載のブロック舗装方法。
【請求項7】
前記泥防止板は、前記ベース板の中心部付近を囲むように設けられていることを特徴とする請求項5に記載のブロック舗装方法。
【請求項8】
前記泥防止板は、2.5mm以上20mm以下の高さに形成されていることを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれかに記載のブロック舗装方法。
【請求項9】
フィルター層と、該フィルター層の上部に形成された路盤層と、該路盤層の上部に形成されたサンドクッション層と、該サンドクッション層の上面にブロック舗装用強化板を介して配置された複数個の舗装用ブロックと、前記複数個の舗装用ブロック間にそれぞれ形成された目地部とで構成され、
前記ブロック舗装用強化板は、前記舗装用ブロックを上面に載置可能なベース板と、前記ベース板の上面に立設状態で設けられた目地板と、前記ベース板の底面に下方に突出するように設けられ、少なくとも前記ベース板の中心部付近に泥水が入り込むことを防止する泥防止板とで構成され、
前記舗装用ブロックは、その上面を含む上面付近に非透水層が形成され、前記非透水層を除く部位に雨水が通過可能な透水層が形成されているブロック舗装構造。
【請求項10】
前記泥防止板は、前記ベース板の底面全体を囲むように設けられていることを特徴とする請求項9に記載のブロック舗装構造。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は道路等を舗装するブロック舗装方法、ブロック舗装構造及び舗装用ブロックに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
透水性ブロック舗装の主目的は、ブロック舗装の雨水による水溜りの防止である。例えば車いす利用者への配慮として、歩道の排水勾配をゆるく設計する場合、水はけが悪くなり水溜りが起きる。この水溜まりを防ぐために、ブロック表面に透水孔を設け、雨水を地中に浸透させるのが透水性ブロック舗装である。
【0003】
このようなブロック舗装方法としては、例えば「路盤層を形成した後、該路盤層の上部にサンドクッション層を形成する路盤形成工程と、この路盤形成工程後にサンドクッション層の上部に左右のブロックの底面に位置するベース板および該ベース板に設けた左右のブロック間に位置する目地板とからなる強化板を用いてブロックを敷設するブロック敷設工程と、このブロック敷設工程と同時あるいは後で、敷設されたブロック間の目地部に目地砂を充填する目地砂充填工程とを含むことを特徴とするブロック舗装方法」が知られている(特許文献1)。
【0004】
しかしながら、このようなブロック舗装方法では、施工後一定期間は速やかに透水孔から地中に雨水を透過させることが可能であるが、透水孔に徐々に泥が溜まり目詰まりを起こして透水しなくなるという欠点があった。この泥はブロックの底面側から徐々に蓄積されるため、表面が泥に覆われる頃には透水ブロック全体に泥が蓄積し、目地部からの僅かな排水しかできないものであった。
【0005】
更に、従来方式では目地に目地砂を充填する方式だったので、該目地砂充填工程時に目地砂が当該透水孔に舞い込むことも多く、その結果、泥の詰まりを加速する、透水性能が早期に劣化する、ブロック表面の汚れを加速させる等の問題点があった。
【0006】
また、透水孔に詰まった泥により周り等に色むらを起こして景観を損ねるため、補修工事を行う場合には、水溜りの局部補修ではなく色むらを避けるために全面補修しなければならず、補修費が割高となるという問題があった。
【0007】
目地砂を充填せず、目地部から透水させるブロック舗装方法も知られているが、このようなブロック舗装方法を用いた場合であっても、泥による舗装用ブロック横滑りや強化板の底部に泥が入り込み、泥により強化板の機能を低下させるおそれがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平9-53201号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、雨水を地中に透過させることができ、かつ、表面に泥汚れが生じることを防止でき、更に透水の持続性を高めるとともにメンテナンスが容易で、泥による舗装用ブロック横滑りや強化板の機能低下を防止できるブロック舗装用強化板、ブロック舗装方法及びブロック舗装構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載のブロック舗装用強化板は、舗装用ブロックを上面に載置可能なベース板と、前記ベース板の上面に立設状態で設けられた目地板と、前記ベース板の底面に下方に突出するように設けられ、少なくとも前記ベース板の中心部付近に泥水が入り込むことを防止する泥防止板とで構成されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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