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公開番号
2025079530
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-22
出願番号
2023192260
出願日
2023-11-10
発明の名称
水中油型乳化組成物
出願人
クラシエ株式会社
代理人
主分類
A61K
8/67 20060101AFI20250515BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】経時での乳化安定性に優れ、肌の保湿効果を高めつつ、ぬるつきを抑制し、使用感に優れた水中油型乳化組成物を提供する。
【解決手段】水中油型乳化組成物は、(A)25℃で液状またはペースト状の炭化水素と、(B)ニコチン酸アミドと、下記(C)水膨潤性粘土鉱物と、水とを含有し、水中油型乳化組成物の全体質量に対し、成分(A)の含有量が8質量%以上20質量%以下、成分(B)の含有量が0.0001質量%以上10質量%以下、成分(C)の含有量が0.05質量%以上5質量%以下、水の含有量が50質量%以上95質量%以下であり、成分(B)の含有量と成分(C)の含有量の合計に対する成分(A)の含有量の比((A)/((B)+(C)))が1以上150以下の範囲内である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
水中油型乳化組成物であって、
下記(A)~(C)および水を含有し、
水中油型乳化組成物の全体質量に対し、成分(A)の含有量が8質量%以上20質量%以下、成分(B)の含有量が0.0001質量%以上10質量%以下、成分(C)の含有量が0.05質量%以上5質量%以下、水の含有量が50質量%以上95質量%以下であり、
成分(B)の含有量と成分(C)の含有量の合計に対する成分(A)の含有量の比((A)/((B)+(C)))が1以上150以下の範囲内である水中油型乳化組成物。
(A)25℃で液状またはペースト状の炭化水素
(B)ニコチン酸アミド
(C)水膨潤性粘土鉱物
続きを表示(約 140 文字)
【請求項2】
下記(D)を含有し、
水中油型乳化組成物の全体質量に対し、成分(D)の含有量が0.0001質量%以上0.5質量%以下である、請求項1に記載の水中油型乳化組成物。
(D)水溶性コラーゲンおよび加水分解コラーゲンからなる群から選ばれる1種または2種以上
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は水中油型乳化組成物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
皮膚化粧料の中でも特に乳化組成物には油性成分が配合されており、その油性成分による閉塞性により、皮膚にうるおいをもたらすことが可能となる。液状炭化水素油は水分蒸散を防ぐ効果が高いことが知られており、保湿に非常に有用な成分であることが知られている。さらに液状炭化水素油は他の油性成分と比べて酸化されにくく、刺激性が低い等の理由から多くの化粧品に配合されている。一方で、液状炭化水素油による水分蒸散を防ぐ効果を十分に得るためには一定量の配合量が必要となり、多く配合することでなじみの悪さやぬるつきといった使用感の悪化、安定性の低下等のネガティブな影響も増加してしまう。そのため、高い保湿力を得ながらもこれらの欠点を抑制する方法が模索されている。
【0003】
安定性を良好にするためには、増粘剤や分散安定性を配合する方法が知られている。例えば、カルボキシビニルポリマー等のアクリル酸系水溶性ポリマーや、カルボキシメチルセルロース塩等の水溶性セルロース(誘導体)、キサンタンガム等の天然高分子多糖類等を用いられることが多いが、これらの増粘剤は特になじみ際でべたつきを生じるものが多く、使用感の悪化を招く。このような水溶性好悪分子特有のべたつき感が少ない高分子として、特許文献1に示すようなセルロールナノファイバーを用いる方法が報告されているが、油分が多くなるほどセルロースナノファイバーを多く必要とするため、べたつきが少なからず生じてしまっている。
【0004】
また、安定性を良好にするために界面活性剤を使用することが一般的であるが、界面活性剤もまた、ぬるつきやべたつきが残るという欠点が知られている。
【0005】
そのほかに、特許文献2で示すような油性成分を変更することでなじみのよさやぬるつきを改善させる方法もあり、不飽和脂肪酸を用いることでなじみが速くなったという報告がある。しかし、不飽和脂肪酸等は酸化されやすく、経時で不快な匂いが発生してしまうという問題点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-011287号公報
特開平05―271046号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そのため、経時での乳化安定性に優れ、肌の保湿効果を高めつつ、ぬるつきを抑制し、使用感に優れた水中油型乳化組成物が強く望まれている。
【0008】
そこで、本発明は、上記状況を鑑みてなされたものであり、その目的は経時での乳化安定性に優れ、肌の保湿効果を高めつつ、ぬるつきを抑制し、使用感に優れた水中油型乳化組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは上記課題を解決するため鋭意研究を行った結果、25℃で液状またはペースト状の炭化水素と、ニコチン酸アミドと、水膨潤性粘土鉱物と、水と、を組み合わせる
ことによって、経時での乳化安定性に優れ、肌の保湿効果を高めつつ、ぬるつきを抑制し、使用感に優れた水中油型乳化組成物を見出し、本発明を完成した。
【0010】
本発明の水中油型乳化組成物は、
下記(A)~(C)および水を含有し、
水中油型乳化組成物の全体質量に対し、成分(A)の含有量が8質量%以上20質量%以下、成分(B)の含有量が0.0001質量%以上10質量%以下、成分(C)の含有量が0.05質量%以上5質量%以下、水の含有量が50質量%以上80質量%以下であり、
成分(B)の含有量と成分(C)の含有量の合計に対する成分(A)の含有量の比((A)/((B)+(C)))が1以上150以下の範囲内である。
(A)25℃で液状またはペースト状の炭化水素
(B)ニコチン酸アミド
(C)水膨潤性粘土鉱物
(【0011】以降は省略されています)
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